2008年10月15日 の記事
国際活動総合訓練を実施
「CRF」との連携「不測事態対処」など練度向上図る

ヘリから素早く降りて緊急患者搬送に向かう隊員
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《あいば野演習場》
国際平和協力活動総合訓練が9月15日から19日までの5日間にわたって、あいば野演習場で実施された。
これは、国際平和協力活動要員候補者に対して総合訓練を実施し、「本隊第1波中継国到着~先遣隊との業務引継ぎ~復興支援活動」までの場面における一連の行動を演練して、国際平和協力活動能力の向上を図ることを目的としたもので、主要演練項目は「先遣隊との連携」「本隊指揮下部隊と警備中隊との連携」「不測事態対処」「射撃(至近距離射撃)」の4項目。
15日、訓練開始式に続いて、本隊第1波(隊本部、直接後方支援中隊、警備中隊、補給隊)、全般後方支援隊、本隊主力が中央即応集団(CRF)先遣隊との連携を図った。また、慣熟訓練では、直接後方支援中隊がガンハンドリング、戦闘衛生、航空隊がエアドーム展張、夜間飛行、警備中隊が宿営地警備等、施設隊が道路整備支援、衛生隊が医療技術支援、輸送隊が輸送業務支援、補給隊が給水支援をそれぞれ演練した。
最終日の19日には、警備中隊を主に至近距離射撃が行われ、国際平和協力活動に必要な基盤となる練度の向上を図った。
なお、折木良一陸幕長と火箱芳文中方総監が相次いで訓練を視察、概況報告を受けるとともに直接隊員に声をかけて激励した。