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三本師団長がゴラン派遣隊員視察
UNDOF司令官、インド大隊長表敬も

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日本隊宿営地で儀仗隊を巡閲する三本師団長(左から3人目)

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 第25次ゴラン高原派遣輸送隊(隊長・湯下兼太郎3陸佐以下43名=第9師団主力)は2月17日、青森駐屯地で隊旗授与式を行ったあと、第1派、第2派に分かれて順次日本を出発、現在も厳しい環境の中東ゴラン高原で、誇りを持って溌剌と約6カ月間にわたる派遣任務活動を続けている。

 部隊派遣から約3カ月が経過した5月17日、第9師団長の三本明世陸将が日本を出発、約1週間にわたってゴラン高原シリア側のファウアール宿営地とイスラエル側のジウアニ宿営地などを訪れ、現地派遣部隊の活動状況を視察するとともに、UNDOF司令官やカウンターパートナーであるインド兵站大隊長らを表敬訪問した。

 関係各国部隊長らから、その活動を高く評価されている日本隊にとって、派遣期間が中盤に差しかかった中、三本師団長の視察により派遣隊員一同、気を更に引き締め、引き続き任務に邁進することを誓っていた。

 ※第25次隊は、編成完結後、陸自中央即応集団隷下部隊として運用されており、UNDOFの後方支援を担任している。主要業務は▽食料品等の日常生活物資等を港湾・空港から輸送▽UNDOFの補給品倉庫における物資の保管▽活動地域内の道路等の補修▽道路等の補修に必要な重機材等の整備▽火災発生時の消火活動・除雪等で、派遣期間は約6カ月。