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(防衛ホーム英語教室)

ユ ハヴア ファット チャンスタ パス ザイクザム

You have a fat cahnce to pass the exam!

その試験に合格する可能性はかなり低いよ!


 Hi! How are you doing? 皆さん、いかがお過ごしでしょうか。六月です。旧暦では水無月です。田植えが終わり、稲が青々としてくる風景は美しいですね。梅雨の雨に濡れるアジサイも綺麗ですね。昨年は、アジサイが咲きだす時期に晴天が続き、かなりダメージを受けていましたが、今年は良いお湿りでアジサイも綺麗に咲いています。あなたは、アジサイと紫陽花、どちらの表現が好きでしょうか。筆者は、紫陽花です。英語では、hydrangea(ハイドレンジア)といいます。少し発音が難しいですね。梅雨と紫陽花で、しっとりとした美しい自然を楽しめそうです。


 今回の表現は、"You have a fat chance to pass the exam!"「その試験に合格する可能性はかなり低いよ!」です。You have~は、持っているという表現でしたね。to pass the examは、「その試験に合格するため」です。fat chanceは、直訳すれば「太ったチャンス」。そのままの意味では、チャンスがあるという意味ですが、このフレーズになると、まったく逆の意味になります。つまり、「その試験に合格する可能性はかなり低い」と可能性がない表現になります。そういった表現を、反語的表現といいます。

皮肉を込めてわざと反対の意味で使うのです。そういったところ、英語はややこしいですね。笑


 今回のブログは、「片言英語じゃ、何も伝わらない?!」です。英会話をするためには、会話を台詞にして準備しておくことがコツ。台詞を練習し、流暢に発音できるようになれば、会話も弾むということです。興味のある方は、次のURLへ飛んでください。https://worldlife.jp/archives/11225

 そろそろ梅雨に入ってきます。ご自愛され、楽しく、陽気な日々をお過ごしください。

See ya!

<スワタケル>

防衛ホーム俳句コーナー

交番の机はひとつ金魚玉       榎  利風

来年も生きるつもりの十薬干す    原 つたえ

今切の出入り忙しき白子船      岩城 節子

ひらひらと尾びれ物言ふ金魚かな   富岡めぐみ

弥生からつづく大地の揚雲雀     一ノ瀬恵昭

野営地のドラム缶風呂夏来る     坂元 順一

田草取り踵くすぐるたなごかな    花岡 芳雲

七変化仕上げの色の濃紫       牧  浩子

雲の峰おもおちやのやうなモノレール 後藤知朝子

芍薬をすらりと生けて客を待つ    松野 藤枝

鮎解禁等間隔に竿を伸べ       石川たけじ

蛙呑むまた呑む鴉田をあさり     井戸田盛男

代掻し田の面に揺るる逆さ八ヶ岳   鬼本英太郎

地を這ふ如く舞ひて去る梅雨の蝶   折口 桂子

海望む眼下に広ごる薔薇百花     勝又 哲子

石垣の幾何学模様緑さす       川端 初枝

参道に雨をほしがる四葩かな     木通 佳子

大山蓮花の芳香をかぶり佇つ     幸保 洋子

選 者 吟

山裾の古刹越えゆくほととぎす    畠中 草史

「頑張っています」新しい職場

活躍するOBシリーズ

日本原子力発電株式会社東海事業本部 東海・東海第二発電所 矢島功一
矢島氏は平成31年2月に陸上自衛隊施設学校を最後に3陸尉で定年退官。57歳(記事作成時)

新規開拓企業に入社


 私は、陸上自衛隊施設学校最先任上級曹長を最後に定年退官し、現在日本原子力発電株式会社東海事業本部東海・東海第二発電所安全防災室で勤務し4年目に入りました。再就職については、服務指導の関係で若年隊員の再就職状況を確認している中で、勝田駐屯地の県北地区援護センターを訪れた際に就職援護隊員から「新規開拓企業がありますがチャレンジしてみますか?」という情報があり、「初めての元自衛官の雇用、勤務地も近傍」という事に魅力を感じ就職援護隊員に再就職を前向きに進めていただくようお願いしました。

 弊社については現在、東海第二発電所の再稼働に向け、安全対策工事の最中です。高さ30mの防潮堤工事、緊急対策用建屋(災害発生時の指揮所)等、防災・安全を強化するため日々約1500人の工事関係者が出入りしています。日に日に景色も変わってきている状況です。


自衛隊での経験は充分に通用する


 勤務内容については、所員に対し、主に東海第二発電所内の災害対処要領の教育・訓練を担当させていただいています。具体的には、災害時に発電所内の電源が落ちた場合に電源を供給するための訓練。また、原子炉を冷却するために水源を確保する訓練等、年間を通じて実施しています。

 入社当時は、環境の変化・言葉の壁(原子力専門用語)に戸惑いも多々ありましたが、自衛隊で培った対応力、忍耐力、行動力で乗り切る事ができました。「人に慣れ、環境に慣れ、地域に慣れ」の教え通り実践できた事が大きかったです。また、自衛隊で得た経験は一般社会でも十分通用するものだと感じました。

自分の強みを考えて

 企業は中途採用の元自衛官に即戦力を期待しています。自衛官時代に培った忍耐力、行動力、対応力です。そして何より健康です。今の自分に「これができる、これが強みだ」という事を考えて見て下さい。自衛官時代に得たものは企業でも十分通じます。そして駐屯地援護室と信頼関係を築き情報を収集して下さい。必ず自分に合った再就職先が見つかります。

 以上、これから退職を迎える皆様へ少しでも参考になれば幸いです。

 何事も初めは大変です。必ずやり遂げられます、諦めずに頑張って下さい。

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