自衛隊ニュース
新年のご挨拶を申し上げます①
信頼され続ける防衛省・自衛隊を目指し
隊員と一緒に日々精進する
防衛副大臣
本田 太郎
明けましておめでとうございます。隊員諸君、御家族の皆様、読者の皆様に謹んで新年のお慶びを申し上げます。
昨年11月13日に防衛副大臣を拝命しました。拝命直前の9日には、私の地元で舞鶴地区自衛隊記念日の式典と祝賀会に参加していましたが、こうした形で防衛省・自衛隊で勤務できることを光栄に思うとともに、身の引き締まる思いです。
着任してまだ2カ月足らずですが、自衛隊施設を抱える自治体からの要請受けや、スウェーデン国防大臣の横須賀海上作戦センター及び護衛艦「いなづま」視察に中谷大臣の名代として同行するなど、防衛副大臣として隊員諸君とともに、毎日職務に励んでいます。
防衛省・自衛隊の活動は、国民の皆様からの理解がなければ成り立ちません。我が国を取り巻く安全保障環境が厳しさを増す中で、隊員諸君が果たすべき役割は大きくなっていますが、いついかなる時も、「国民のための自衛隊」であるという思いを忘れることなく、任務に励むことを望みます。
私も隊員諸君の声を出来る限り聴きながら、国防という重要な任務に邁進できる環境作りに尽力したいと思います。
最後になりますが、自衛隊の日々の活動に御理解と御協力をいただいている隊員の御家族の皆様、そして、本紙を始めとして、自衛隊の活動に御支援をいただいている皆様に心からの感謝を申し上げるとともに、本年も変わらぬお力添えをいただくことをお願い申し上げ、年始の挨拶とさせていただきます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
防衛大臣政務官
金子 容三
明けましておめでとうございます。謹んで新春のお祝いを申し上げます。
今この瞬間も、陸に海に空に、懸命に任務に励んでいる隊員がいるからこそ、我が国の平和が守られています。
私の地元の長崎にも、陸上自衛隊相浦駐屯地や海上自衛隊佐世保地区、海上自衛隊大村航空基地など、多くの部隊が所在しています。隊員の皆さんの日々の働きに、心からの敬意と感謝を表したいと思います。
本年は、多く現場に足を運び、隊員の皆さんを激励する機会をなるべく作りたいと考えています。
現在、防衛省・自衛隊は、防衛力の抜本的強化というかつてない取組を進めているところですが、自衛隊の活動には、国民の皆様からの理解を得ることは大変重要です。
また、我が国の平和を守るためには、自衛隊や在日米軍が平素からシームレスかつ効果的に活動できる必要があります。そのためには、自衛隊施設及び米軍施設周辺の地方公共団体や地元住民の理解及び協力を獲得する努力も必要です。
こうした観点からも、防衛省・自衛隊の政策や活動、在日米軍の役割に関する積極的な広報を行い、地元に対する説明責任を果たしながら、地元の要望や情勢に応じた調整を実施していきたいと思います。
国民の皆様から寄せられる期待に万全の態勢でお応えすることができるよう、本年も、隊員の皆さんとともに職務に一層邁進してまいります。
最後になりますが、本年が皆様にとって素晴らしい年となるよう祈念申し上げ、新年の挨拶とさせていただきます。
防衛大臣政務官
小林 一大
隊員の皆様、御家族の皆様、読者の皆様、明けましておめでとうございます。
昨年11月、防衛大臣政務官に就任して以来、多くの報告や説明を受けてきましたが、防衛省・自衛隊が直面する安全保障環境の厳しさや、今後取り組んでいかなければならない課題について、認識を新たにしたところです。
今、我が国は、戦後最も厳しく複雑な安全保障環境に直面しています。
例えば、北朝鮮は大量破壊兵器や弾道ミサイル等の増強に集中的に取り組んでおり、近年は、低空を変則的な軌道で飛翔する弾道ミサイルの実用化を追求するとともに、ICBM級弾道ミサイルの発射を繰り返し強行しています。
また、北朝鮮兵士のロシアへの派遣やウクライナに対する戦闘への参加など、最近の露朝軍事協力の進展の動きは、ウクライナ情勢の更なる悪化を招くのみならず、我が国を取り巻く地域の安全保障に与える影響の観点からも、深刻に憂慮すべきものです。
こうした状況を踏まえ、国民の命と平和な暮らしを守り抜くため、防衛力の抜本的強化を一刻も早く実現する必要があると考えています。
また、防衛力の中核である自衛官の処遇改善や、いわば防衛力そのものである防衛生産・技術基盤の維持・強化など、進めていくべき施策は多くあります。
こうした点も含め、防衛大臣政務官として、隊員の皆さんとともに、全力で職務に邁進していきたいと思います。
最後になりますが、皆様の益々の御多幸と御健勝を祈念し、新年の挨拶とさせていただきます。
防衛事務次官
増田 和夫
あけましておめでとうございます。謹んで新年のお慶びを申し上げます。
また、今この瞬間も任務に精励している隊員諸君に、敬意を表するとともに、常日頃から隊員を支える御家族の皆様に心から感謝を申し上げます。
一昨年7月に防衛事務次官に就任して以来、組織文化の見直しの改革を進めるため、幹部や職員の皆さんと忌憚ない議論を行ってきました。
私自身、役所に入って35年近く経ちますが、議論の中で、新たな発見も数多くありました。
例えば、内幕の幹部でリーダーシップ養成や部下の指導の在り方などをテーマとして意見交換をした際には、各部局や各幕で実にユニークな取組を多く行っていることを知りました。
こうした取組が持続的で不可逆的なものになるよう、引き続き全力で取り組んでいきたいと思います。
「縦割りを排し、互いに助け合うことのできるチームを作る。」
これまでの役人人生の中で、仲間と助け合い、支え合ってきた経験から導かれた、私の1つの信念です。
オフィス改革や心理的安全性の確保、コーチングなど、多くの取組を進めてきましたが、風通しの良い職場環境を作ることが、精強なチームを作ることに役立つと考えたからです。
国民の命と平和な暮らしを守る。この崇高な任務に、終わりはありません。国民に信頼され続ける防衛省・自衛隊を目指し、本年も隊員の皆さんと一緒に、日々精進していく所存です。
最後になりますが、新たな年が、皆様にとって素晴らしい年となることを祈念し、年頭の御挨拶といたします。