自衛隊ニュース
東方ZEPPIN!カップ
「丼ぶり」テーマに 板妻が最優秀献立
第1位 板妻駐屯地板妻にんにく醤油かつ
東部方面隊(総監・冨樫勇一陸将)は11月11日から21日までの間、令和6年度東方ZEPPIN!カップの隊員投票を実施し、板妻、朝霞、三宿、北富士、高田駐屯地が上位5位を占める結果となった。
東方ZEPPIN!カップは隊員士気高揚施策の一つであり、物価高騰等の厳しい現状を踏まえ、駐屯地業務隊等が創意を尽くし、給食の質を向上させるための東部方面隊における食のグランプリである。
今回は「隊員に喜ばれる丼ぶり」をテーマに行われ、方面隊33個駐屯地に市ヶ谷駐屯地を加えた34個駐屯地の約4万2千人の隊員が投票した。全34個献立の紹介動画を方面隊アカウントのYouTubeで視聴できるほか、レシピは方面隊のホームページで公開している。
最優秀献立に選ばれた板妻にんにく醤油かつ丼は、ご飯の上に肉厚サクサクのとんかつ、せん切りキャベツをたっぷりのせ、にんにく香る醤油たれをかけ、かつお節をトッピングしたものであり、板妻駐屯地隊員から絶大な支持を得ている板妻駐屯地ナンバーワン献立である。
上位5献立は各駐屯地食堂で令和6年度内に提供される。
ランド・フォーシーズ・サミット2024
日米豪比印の陸軍種トップが意見交換
左から比陸軍司令官、米太平洋海兵隊司令官、陸上幕僚長、印陸軍参謀長、米太平洋陸軍司令官、豪陸軍本部長、比海兵隊司令官
12月14日と15日に、陸上自衛隊は市ヶ谷駐屯地でランド・フォーシーズ・サミット2024(LFS)を主催した。日米豪比印の5カ国の陸軍種トップが、インド太平洋地域の平和と安定に向けた多国間陸軍種協力についての意見交換を行った(印はVTCで参加)。
LFSは、太平洋地上軍シンポジウム(LANPAC)、インド太平洋陸軍参謀総長等会議(IPACC)、オーストラリア陸軍主催陸軍参謀長シンポジウム(CAS)と並ぶ地域の陸軍種トップが一堂に会する多国間会議のひとつで、今回が2回目の開催となる。
陸上自衛隊からは陸上幕僚長の森下泰臣陸将、米軍からは米太平洋陸軍司令官のロナルド・P・クラーク陸軍大将、米太平洋海兵隊司令官のジェームズ・F・グリン海兵隊中将、豪軍からは、豪陸軍本部長のサイモン・スチュアート陸軍中将、比軍からは比陸軍司令官のロイ・M・ガリード陸軍中将、比海兵隊司令官のアートゥロ・G・ロハス海兵隊少将、印軍からは、印陸軍参謀長・ウペンドラ・ドウィヴェディ陸軍大将が参加し、同志国連携の重要性について認識を共有した。
開会にあたり森下泰臣陸上幕僚長は「我々が対峙するインド太平洋地域においては、気候変動や自然災害をはじめ、テロ活動、さらには現状変更を試みる国家、核ミサイル開発を進める国家等、軍事手段により領土拡大を試みる国家等により、安全保障環境は一層厳しさを増している」との認識を示したうえで、「このような状況の中、今回お集まりの皆さんとそれぞれの視点に基づいた意見交換ができることは極めて有意義だ」と、LFS開催の重要性を強調した。