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「頑張っています」新しい職場

活躍するOBシリーズ

原子力規制庁 北村晋哉
北村氏は令和4年4月に航空自衛隊第2補給処(岐阜基地)を1空佐(特別昇任)で定年退官。57歳(記事作成時)

 私は令和4年5月、多くの先輩が活躍されている原子力規制庁に入庁しましたが、いくつかの幸運が重なった再就職でした。

 定年を控え、危機管理関係の仕事を模索していましたが、志望先の原子力規制庁は当時中途採用枠がなく、基地援護室の担当の方から紹介していただいた別官庁の同種職の募集に志願するも不採用の状態でした。ところが、定年が一年延長となったことが幸いし、定年退官も目前となった時、原子力規制庁が実務経験者採用を再開しているとの情報が空幕援護担当の方から全国の援護室に展開され、日頃から相談を繰り返していた私にも届きました。基地援護室の担当の方は、再就職を真摯に支援してくれます。そのためには、自分の希望を偽らず可能な限り詳細に伝えておくことが大切だと改めて実感しました。ただ、突如再就職の門戸が開かれたものの、応募要項を読むと始まりに過ぎす、三次審査まであると知り、不安が募ります。

 最初はHP上に掲載されている課題、履歴書、職務経歴書をワードで作成してメールに添付して送付するのみでした。一次審査の結果はEメールで届き、二次審査は六本木の本庁で筆記試験が実施される旨が記載されていました。三次審査は本庁での口頭試問で、約2カ月に渡る採用試験を経て採用に至りました。

 現在は、緊急事案対策室という部署に配属され、原子力防災専門官として初動対応などに関する業務を担当しています。希望していた職に就くことができ、充実した毎日を過ごしていますが、自衛官としての経験が通用する部分もあれば、全く勝手が違うところもあります。原子力防災専門官の主たる職場は、全国の原子力事業者の立地市町村に所在する原子力規制事務所ですので、私も近いうちに赴任することになります。航空自衛隊で培った危機管理の現場での経験を大切にし、信頼される防災専門官として地域に根付いてゆきたいと考えています。

HOME's English Class
(防衛ホーム英語教室)

コールミアット ユア アーリエスト コンヴィーニエンス

Call me at your earliest convenience!

あなたの都合がつき次第、連絡してね!


 Hi! How are you doing? 皆さん、いかがお過ごしでしょうか。関東は、春爛漫です。筆者の大学にも新入生が溢れかえっています。1月前までは、高校生だったのに、先輩の大学生と見分けがつかないほど大人っぽく見えます。人は本当にあっという間に成長するのだなと感じています。前回も書きましたが、成長という感覚が鈍ってきた筆者は(笑)、若者のエネルギーを肌で感じています。

 社会人となった卒業生からも便りをいただいています。社員としての意気込みを読んでいると、これも素晴らしい成長ぶりで驚きます。「人間って、素晴らしいなあ!」と思う瞬間でもあります。


 さて、今回の表現は、"Call me at your earliest convenience!"「あなたの都合がつき次第、連絡してね!」です。"call me"は、「私に電話してください」という表現。"at your earliest convenience"は、early(早い)の最上級形earliestで「最も早い」という時(atでタイミングとか特定の時間を表現できます)ということ。"convenience"は、日本語になっている「コンビニ」(convenience store)の基になった単語で、「便利、便利なもの」という意味です。直訳は、「あなたの最も早くて都合が良い時期に、電話ください」となります。"call me"「電話ください」の代わりに、"e-mail me"「メールして」でも良いですね。


 今回のスワッチのブログは、「知らなきゃ恥かく外交の常識!?」です。米軍との公式の行事の英語では、ふさわしい英語表現があります。それを知らないでいると、ちょっと困ったことになります。そんなエピソードを書いています。次のURLに飛んでください。

https://worldlife.jp/archives/10780

 春爛漫を、楽しく、陽気にお過ごしください。See ya!

<スワタケル>

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