自衛隊ニュース

郷土の誇り持ち
<群馬>
群馬地方協力本部(本部長・桑畑朋子防衛事務官)は2月26日、前橋市民文化センターにおいて群馬県自衛隊入隊・入校予定者激励会を支援した。
激励会は自衛隊協力団体(群馬県防衛協会、群馬県隊友会、群馬県自衛隊家族会、群馬地方協力本部OB会曲南会)の主催により、山本一太群馬県知事をはじめ多くのご来賓の臨席の下、4月に群馬県から自衛隊及び各学校に入隊・入校する予定者を激励するために開催された。予定者のうち99名とそのご家族が参加され、盛大な会となった。
会は第1部と第2部で構成され、第1部は入隊・入校予定者の入場の紹介から始まり、国歌吹奏、主催者紹介及び代表挨拶、来賓祝辞、地本部長祝辞、来賓紹介、祝電披露、防衛大臣からの激励メッセージ、先輩隊員からの激励、最後に入隊・入校予定者代表からのあいさつで行われた。
先輩隊員からの激励では、群馬県から入隊した陸海空自衛官4名が入隊前の不安な気持ち、入隊後にできた同期との絆、現在の仕事に対するやり甲斐などについて力強く語り、予定者やそのご家族の不安の払拭に努めてくれた。
第1部結びの入隊・入校予定者からのあいさつでは、「雷や空っ風に代表される厳しい気象条件のもと育まれた正直で人情味あふれる上毛人気質を存分に生かし、群馬県出身であることに誇りを持ち、平和を守るために目の前に待つ試練や困難に立ち向かっていく」決意とともに、「ここまで私たちに愛情をもって育て、支え続けてくださった両親や家族に感謝申し上げる」と感謝の気持ちが伝えられた。
第2部は相馬原駐屯地に所属する第12音楽隊による音楽演奏が行われ、自衛隊行進曲メドレーや新時代といった歌のほか、卒業時期に合わせた「さくら」や「ありがとう」などアンコールを含めた全8曲、約1時間にわたる演奏で参加者全員を魅了してくれた。
本激励会が4月から自衛隊に入隊・入校する予定の皆様の力になることを祈念する。
県統一で開催
<秋田>
秋田地方協力本部(本部長・米山浩1空佐)は2月22日、あきた芸術劇場ミルハス中ホールで開催された全国自衛隊家族会秋田県自衛隊家族会主催の入隊・入校予定者激励会に協力した。
18年ぶりに秋田県統一で開催され、秋田県知事、国会議員、市町村長、高等学校長、協力団体会長、県内所在部隊長及びご家族等を含む約300名が入隊・入校予定者を激励した。
激励会は2部構成で開催。第1部は各地域ごと入隊・入校予定者一人一人の紹介、国歌吹奏の後、主催者を代表して北林康司家族会会長が「入隊・入校後は健康や怪我に留意して、精強な自衛官になって下さい。そのことが抑止力になると信じています」と激励。秋田県知事をはじめ来賓から祝辞が述べられ、浜田防衛大臣からの激励メッセージが放映された。
県内6個地区家族会協議会長から各地域の入隊・入校予定者代表6名への激励品贈呈、県出身陸海空先輩隊員3名からの激励あいさつと続き、最後に入隊・入校者を代表して防衛大学校に入校する佐藤実乃里さんから力強い決意と感謝の言葉が述べられた。
第2部では、陸上自衛隊第9音楽隊による激励演奏会が盛大に行われ、最後は音楽隊の行進曲に併せて入隊・入校予定者を送り出し、盛会のうちに式典は終了した。
県内5地区で
<青森>
青森地方協力本部(本部長・川島寛人1空佐)は2月3日~24日の間、県内5地区でそれぞれ開催された自衛隊入校入隊予定者激励会を支援した。
三八地区では八戸地区自衛隊協力会が、その他4地区では募集事務連絡協議会が主催して行われた。各市町村長及び来賓の式辞等をはじめ、部隊代表者からの歓迎の言葉を頂くとともに、浜田防衛大臣、三村県知事からの激励ビデオメッセージが上映された。
三自衛隊音楽隊(陸自第9音楽隊、海自大湊音楽隊、空自北部航空音楽隊)による激励演奏も併せて行われ、勇壮、華麗な演奏で入隊予定者たちの門出を祝った、
中弘南黒地区では入隊予定者を代表し齊藤晃佑さん(弘前南高3年)が「この道の行く先にはこれまでに経験したことない困難な壁が待ち構えていると思います。その様なときはこの場にいる仲間や同期と共に乗り越えて行きます。そして今日の感激を忘れず立派な先輩たちのような自衛官になります。国のため、郷土のため、家族のため、一生懸命頑張っていきます」と力強く決意を述べた。
青森地方協力本部は入校入隊予定者等が元気に着隊着校することを願い、引き続き不安の払拭や疑問の解消に努めていく。
職責胸に刻む
<岐阜>
岐阜地方協力本部(本部長・井口裕康1空佐)は3月12に、じゅうろくプラザ(岐阜県岐阜市)で岐阜県自衛隊入隊・入校激励会を岐阜県防衛協会との共催のもと実施した。岐阜県からの入隊・入校予定者とその保護者に対して部内外の来賓から激励を頂き、自衛官という職の重責を強く認識していただくとともに入隊意思を確固たるものにするべく、平成24年度から実施されている
式典では古田肇岐阜県知事をはじめとする来賓の方々から祝辞を頂くとともに、防衛大臣、先輩隊員及びスポーツ選手からの激励メッセージが寄せられ、参加者は入隊意欲をより一層振起した。教育隊における生活や自衛隊家族会についても説明がなされ、参加者の不安を取り除くのみならず、保護者の方々にもご子息、ご息女を安心して送り出していただけるよう取り計らわれていた。最後は航空自衛隊中部航空音楽隊(浜松)による力強い演奏が披露され、参加者を祝福した。
緊張していた参加者も激励会が終わるとほっとした面持ちで担当広報官に御礼を述べ、「頑張ります」と宣言をする姿も見受けられた。早くも参加者同士で同期の絆を深めており、互いに励ましながら入隊・入校を迎える様子もうかがえた。岐阜地本は今後も入隊・入校予定者を親身にフォローし、自衛官を志した若者を支えていく。
舞妓はんポスター
<京都>
京都地方協力本部(本部長・岡本宗典1陸佐)はこのほど、京都府内に所在する自衛隊をPRするオリジナルの広報ポスターを新規採用した=写真。
広報ポスターは、「京都には自衛隊が八つあるんえ」というキャッチフレーズと、京都の五花街の一つである宮川町「しげ森」の舞妓、ふく凪さんが桂駐屯地に展示されている74式戦車と共に並んだ写真が起用され、京都地本ならではのデザインとなっている。制作は地本募集相談員、塩見操氏の協力のもと実現した。
京都地本は「京都府所在の自衛隊に対する認知度は府民でさえも高いとは言えない。新しい広報ポスターをきっかけに、キャッチフレーズにある縁起の良い "八" の文字にもあやかり、末広がりで府民の方々に理解を深めていただきたい」としている。
先輩がエール
<栃木>
栃木地方協力本部(本部長・梶恒一郎1陸佐)は2月23日、栃木県教育会館において栃木県内の自衛隊協力5団体(栃木県防衛協会、栃木県隊友会、栃木県自衛隊家族会、栃木県自衛隊雇用促進協議会、栃木県自衛官募集相談員連絡会)との共催で栃木県自衛隊入隊・入校予定者激励会を開催した。
第1部の式典では青木勲栃木県防衛協会会長のあいさつに続き、福田富一栃木県知事が祝辞を述べた。浜田防衛大臣の激励メッセージが放映された後、栃木県出身で陸海空各自衛隊に所属する3名の先輩隊員がステージに上がり、それぞれエールを送った。
陸自第2高射特科群第337高射特科中隊の清水快音1陸士は「国を守る同じ仲間として一緒に頑張っていきましょう」。海自厚木航空基地隊運航隊の太田愛海士長は「修業、卒業する頃には大きく成長した自分に出会えることでしょう」。空自飛行点検隊の藤田紗帆空士長は「あまり気負いせずしかしやるときは全力で、教育隊での日々を駆け抜けていってほしい」と語った。
最後に入隊・入校予定者を代表して、防衛大学校に入校予定の齋藤玄さんと、一般曹候補生として海上自衛隊に入隊予定の松嶌美樺さんが決意表明。育ててくれた家族や地域への感謝を述べると、感激して涙する来場者の姿も見られた。
第2部では第12音楽隊による祝賀演奏会が行われた。勇壮な陸海空自衛隊の行進曲メドレーや、adoさんの「新時代」やゲーム音楽メドレー、『春』や『出発』をイメージする楽曲などが演奏され門出を祝った。
栃木地本は、今後も地方自治体、協力団体、学校、各部隊との連携を密にし、将来の防衛を担う自衛官募集に邁進していく。
決意を新たに
<岡山>
岡山地方協力本部(本部長・谷坂忠俊1陸佐)は3月5日、岡山市民会館で行われた岡山県自衛隊防衛協会、岡山県隊友会、岡山県自衛隊家族会及び岡山県自衛隊退職者雇用協議会が主催する岡山県自衛隊入隊・入校予定者激励会&演奏会を支援した。
第一部は激励会、第二部は演奏会という二部構成で行われた。自衛隊入隊・入校予定者の紹介から始まり、防衛大臣、岡山県知事がビデオで激励メッセージを、前年度に入隊した各自衛隊の先輩隊員3名も激励の言葉を送った。
演奏会クラシックからJ-POPまで幅広い楽曲で構成され、第13音楽隊の澄んだ音色とパフォーマンスに観客は大いに魅了されていた。演奏終了後、入隊・入校予定者は音楽隊の「ラデツキー行進曲」の伴奏と来場者の拍手に見送られながら入隊・入校の意志を固めつつ退場。本激励会&演奏会は大盛況のうちに幕を閉じた。