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「1年間ご苦労様」前田司令が講話
《国分駐屯地》

 国分駐屯地司令(前田忠男1陸佐)は12月25日、司令講話を行った。

 司令講話は、駐屯地行事の「年忘れ大会」に併せて隊員と隊員家族の前で行われた。

 前田司令は、まず家族に向けて「12月22日までの雪の中の演習を終え、今日にいたることができました。私から一つお願いですが、隊員は非常に忙しい一年を過ごしてきており疲れているので、休暇ではオーバーホールをしてやってください」と話すと、大きくうなずきながら聞き入る家族の姿も見られた。

 最後には、全隊員と家族に「1年間ご苦労様でした。良い年を迎えられるよう祈念します」と労いの言葉をかけ、司令講話を終了した。

フレンドシップパーティを開催
《滝ヶ原駐屯地》

 滝ヶ原駐屯地曹友会主催のフレンドシップパーティが11月22日、御殿場パークレーンズで行われ、駐屯地に勤務する独身の男子隊員28名と、一般応募の女性21名が新しい出会いを求めて集った。

 このパーティは今回で12回目を迎え、過去に多くのカップルが誕生した実績もあり今回も県内外から多数の応募者があった。

 午前10時、男女4、5名が12レーンを使用し、それぞれのレーンにおいてボウリングを開始、初めは緊張していた参加者はボウリングを通じて仲良くなり、各レーンで歓声や笑い声が上がっていた。その後、乙女森林公園内バーベキュー場で行われたバーベキューパーティでは、テーブルごと食事を楽しみながら、お互いのプロフィールや連絡先等を交換し合うなど和気あいあいとした雰囲気で行われ、終わりに近づく頃には、会場のあちらこちらで仲良く会話する姿が見られた。

 曹友会長の樋口曹長は「多くの人との友達作りのきっかけの場になれば」と語っている。

業種説明会を実施
《入間基地》

再就職の厳しさを再認識

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 11月19日(木)、航空自衛隊中部航空方面隊司令部は、入間基地雇用協議会、援護協会東京支部の協力を得て入間基地第5会議室を主会場に就職援護教育(業種説明会)を行った。

 本業種説明会は、定年退職予定者及び任期制空士に対し企業主等による業種説明及び個別面談を実施し、再就職に当たっての雇用環境等を実地に確認させ意識の高揚を図るとともに、職業選択及び再就職決定の一助とするもので退職予定者等七十八名が参加した。

 実施に先立ち中部航空方面隊副司令官詫摩空将補、入間基地退職者雇用協議会会長豊田氏、自衛隊援護協会東京支部長柴田氏が挨拶の後、入間基地退職者雇用協議会入間支部長斎藤氏が現在の雇用及び経済情勢、企業が自衛隊退職者に求めるているものを赤裸々に語ったあと、代表企業五社が各々15分の持ち時間で業種及び企業についてわかりやすく説明を行った。

 昨今の経済及び就職状況を反映し、参加者は、それぞれの話を真剣に聞き入ってメモ等をさかんにとっていた。

 また、午後からは会場内に16個のブースを設置し、個別面談方式により各社の説明等を聞いた参加者は、各社担当者に対し活発にかつシリアスな質問をしていた。事後のアンケートでは「就職に対し色々不安です。」「来年も実施してほしい。」「自己分析ができ反省しています。」「資格の必要性を痛感した。」等々、現状の厳しさや自己の方向性を再認識していた。

 今回の業種説明会には、渡邊中部航空方面隊司令官、池田中部航空警戒管制団司令、石野救難団司令をはじめ基地所在部隊長等も多数視察に訪れる等、隊員の再就職に対する関心の高さを見せていた。

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