2012年10月15日 の記事
島嶼部で初の共同訓練
陸上自衛隊と米第3海兵隊
陸上自衛隊は8月21日から9月26日まで、米国グアム・アンダーセン空軍基地、同国自治領北マリアナ諸島テニアン島などで米海兵隊と実動訓練を行った。
「島嶼部での作戦に必要な戦術・戦闘」を米海兵隊から習得することが目的。今年4月の日米安全保障協議委員会(2+2)の合意事項を具現化したもので、陸自が沖縄駐留の第3海兵機動展開部隊(3MEF)と島嶼部で共同訓練を行ったのは初めて。
陸自は西部方面隊隷下部隊の西部方面普通科連隊(相浦)などから約40名、米海兵隊は3MEF隷下の第31海兵機動展開部隊約2200名を主力に、海軍からは「ボノム・リシャール」など揚陸艦3隻が参加。日米ともにそれぞれの水陸両用作戦の能力と相互運用性の向上を目指した。
9月19日から始まったグアム島での訓練は、米海兵隊の偵察活動に始まり、日米が共同しボートで上陸地域へ潜入、敵部隊を強襲する作戦などを演練。報道公開され陸幕長・君塚栄治陸将、第3海兵機動展開隊司令官ケネス・グラック中将も視察に訪れた。