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日米同盟かつてない高みへ

米インド太平洋軍司令官来省

4月22日、米インド太平洋軍司令官のジョン・クリストファー・アクイリノ海軍大将が、外国人では最高位である旭日大綬章の伝達式に出席するため防衛省を訪れた。木原稔防衛大臣は祝意を伝えると共に、20日に伊豆諸島沖で起きた海上自衛隊ヘリコプター2機の事故において、米側がいち早く支援を申し出たことに対して謝意を述べた。その後、アクイリノ大将は吉田圭秀統幕長とも会談。吉田統幕長は先般の日米首脳会談で出された共同声明の一文「この3年間で前例のないほど日米同盟は高みに達した」を挙げ、「その3年間はまさにアクイリノ大将が在任した期間だ」と賛辞を贈った。アクイリノ大将も「吉田統幕長、山崎前統幕長のような素晴らしいリーダーとやってこれたからだ」と応じた。米インド太平洋軍は、インド西岸から米太平洋岸まで管轄する米最大の地域統合軍。アクイリノ大将は2021年4月に着任し、近く退任する。後任にはサミュエル・パパロ米太平洋艦隊司令官が米上院で承認されている。