2013年7月15日 の記事
5年後10年後を見据えて
「現場は素晴らしいと誇りと自信を持っている」(片岡空幕長)
空自連合准曹会評議委員会開催
第21回航空自衛隊連合准曹会の評議委員会が7月4日から、東京新宿区のグランドヒル市ヶ谷で2日間に渡って開かれた。委員会には全国の空自73基地のうち64基地から評議員(支部会長等)が参加し、各種提案等を討議した。
連合准曹会の村田圭史副会長(開発集団司令部医務官付・准空尉)の開会宣言に始まり、同会の最高顧問でもある片岡晴彦・空幕長が登壇、「精強性の原点は現場にある。東日本大震災時、各部隊は災害派遣で本当に献身的に頑張ってくれた」と述べられた。
そして「我々は現場に誇りと自信を持っている。この現場の素晴らしさを若い人達に伝えていくことが大切」と"隊員同士による懇親会"や"官舎でのコミュニケーション"などの小集団活動を通じた意思疎通、絆の醸成の重要性を訓話の中で強調。その上で片岡空幕長は「若い人のライフスタイルが大きく変わってきているが、皆さんの組織力で若い隊員を徹底して指導、教育する努力を今後とも是非お願いしたい」と自らの若い時代を振り返りながら笑いも交えて連合准曹会への強く、熱い期待を示した。
その後、参加者は片岡空幕長との記念撮影を終えて、実質的な評議委員会を開始。連合准曹会の北林樹会長(空幕人計課・准空尉)が「ただの任意団体ではなく、空自という組織に貢献する組織として人を育て、人を助ける組織となりたい。そのためにも皆さんの協力が必要」と挨拶した。議案討議においては、各基地の実情を踏まえた真剣な意見交換が続いた。
各評議員の若い隊員そして空自に対する熱意はその後の懇親会でも尽きることはなく、太い絆と信頼関係を再確認した。