2013年7月1日 の記事
空飛ぶ防衛秘密
AWACSを公開
警戒航空隊
航空自衛隊
航空自衛隊は6月18日、静岡県浜松基地の警戒航空隊(司令・津田昌隆1空佐)で早期警戒管制機(AWACS)を報道陣に公開した。
警戒航空隊は、隊司令の下、隷下部隊は三沢基地と浜松基地に所在。E—2Cを運用する飛行警戒監視隊及び整備を担当する第1整備群が三沢基地に、また、E—767を運用する飛行警戒管制隊及び整備を担当する第2整備群が浜松基地に配置されている。
E—767は機体の後方に直径約9mのレーダーアンテナがあるため風の影響を考慮し垂直尾翼は民航機より長く高さ約16m。レーダーアンテナの強力な電波を機内に入れないために窓はない。4点式のシートベルトが身体にフィットするせいか、天候に恵まれたせいか、乗り心地はとても飛行中とは思えない程快適だった。地上レーダーは水平線の下は解らないが、E—767やE—2Cならば遠方からでも領空侵犯機等を早期に発見する事ができる。津田司令は「常に緊張感を持って、南西地域を始めとするわが国周辺における警戒監視任務を行って参りました。隊員の士気も高く、引き続き、粛々と任務に邁進していく所存です」と語った。