2014年3月1日 の記事
創設11年を迎えた先任伍長制度
海上自衛隊先任伍長会報開催
2月13日14日、平成25年度海上自衛隊先任伍長会報が防衛省内で開催された。先任伍長制度は今年で創設11年を迎えた。この日のために全国の海自部隊から訪れた先任伍長等は約60名。
先任伍長会報は海上自衛隊先任伍長 宮前稔明海曹長の「平成25年度海上自衛隊先任伍長会報開催に当たり先任伍長として、隊員、各部隊に何ができるのか、何が必要なのかを今一度考え、多くの意見を交換し有意義な会にしたい」との挨拶から始まった。
2日間で「日米最先任下士官会議」「服務事故」「先任伍長制度」「海上自衛隊広報事業の現状」「人事制度」「教育体系の最適化」「班長手帳」等について議論をした。自分の部隊やその隊員を本当に大切にしていると思わされる発言も多く、各先任伍長の業務内容が多岐に渡っていることを改めて認識させられた。
初日には、鮒田英一海幕副長の講話もあり「組織における危機管理と先任伍長に求められる役割」などの話に皆真剣に聞き入っていた。また、2日目には部外講師として落語家の桂才賀氏の講話があり噺家ならではの小気味よい講話を聴講して「定年後は落語に弟子入りしようか?」と話す者もいて大好評。最後は市ヶ谷記念館研修。「行きたいと思っていたがなかなか行く機会がなくて行けて嬉しい」「帰ったら皆に話を聞かせなくては」などとこちらも大好評だった。
「おー久しぶり!」と再開を喜ぶ姿、個々に活発な情報交換を行う人…。先任伍長会報はとても有意義で必要な会報と言えよう。