2025年4月1日 の記事
統合作戦司令部が発足
陸海空自を一元指揮

「ここ東京では桜が開花を始めました。統合作戦司令部はこの桜の開花と共に出発し、覚悟を新たに司令部隊員が一丸となって任務に精励します」。初代司令官の重責を担う南雲憲一郎空将は、檀上でこう誓った。
2025年4月1日 の記事
「ここ東京では桜が開花を始めました。統合作戦司令部はこの桜の開花と共に出発し、覚悟を新たに司令部隊員が一丸となって任務に精励します」。初代司令官の重責を担う南雲憲一郎空将は、檀上でこう誓った。
2025年3月15日 の記事
写真:握手を交わす中谷大臣(右)とラミー大臣=防衛省提供
中谷防衛大臣は防衛省で3月6日、訪日中のラミー英外務・英連邦・開発大臣の表敬を受けた。
会談では冒頭、中谷大臣が訪問を歓迎する旨を述べ、ラミー大臣からは訪問実現に対する謝意が示された。地域情勢について意見を交わし、アジアおよび欧州の最も緊密な安全保障上のパートナーとして相互に一層連携を深めていくことで一致。欧州・大西洋とインド太平洋の安全保障が不可分であるとの認識も共有した。
さらに両大臣は、今年計画されている英空母打撃群の日本を含むインド太平洋地域への派遣やグローバル戦闘航空プログラム(GCAP)などについて触れ、日英間の安全保障上の協力が深化していることを歓迎した。
2025年3月1日 の記事
写真:基調講演を行う森下陸幕長
2月18・19日、東京の三田共用会議所で「令和6年度陸上自衛隊フォーラム」が行われた。平成26年の初開催から22回目となる今回は「ウクライナにおける戦争が陸戦に及ぼす影響と課題」がテーマ。陸自は、将来戦に向けて「国家総力としての研究開発速度」に危機感を持つ。本フォーラムでは防衛省・自衛隊関係者のほか、他省庁、企業関係者、協力団体、同盟同志国の軍関係者ら約1000人が参加して産官学による連携強化を図った。2日にわたり、基調講演やパネルディスカッション等が行われたほか、防衛関連企業約40社による無人機やAI関連の展示会も設けられた。
開会にあたり廣惠次郎教育訓練研究本部長は、ウクライナ戦争の教訓から「産官学の知見を結集し、未来に向けた具体的な施策が不可欠だ」と述べた。続く基調講演では、森下泰臣陸上幕僚長が将来の陸自の方向性を説明し「戦場の変化に適合するための試行錯誤や、新技術の実践・投入までの時間を短縮する方策が不可欠だ」と述べ、本フォーラム開催の意義を強調した。
2025年2月15日 の記事
合同教育開始式に臨んだ学生たち
陸自衛生学校(学校長・水口靖規陸将補=三宿)は1月15日、「衛生機能の変革」のための第1期集合教育「ダメージコントロール手術」、同「航空後送間救護」の合同教育開始式を同校で行った。
2025年2月1日 の記事
アンカーを走る楠見師団長(第6師団)
師団長も激走<6師団>
第6師団司令部(師団長・楠見晋一陸将=神町)は、令和7年1月7日に年頭行事及び訓練はじめを実施し、新たな気持ちで令和7年の隊務を開始した。
2025年1月15日 の記事
陸自第1空挺団(習志野)の降下訓練始めが1月12日、習志野演習場で行われ、中谷大臣が視察し、隊員らを激励した。訓練始めにはアメリカをはじめとする11の同盟国・同志国等も参加した。
訓練始めでは、部隊展開の様相も披露。先遣部隊による潜入、ヘリ火力による事前制圧、主力による空挺降下、ヘリボン部隊・即応機動部隊による上陸、さらに同盟国・同志国来援と続いた。
訓練に先立ち、中谷大臣は高さ11メートルの跳び出し塔からの跳び出し体験も行った。
2025年1月1日 の記事
横行行進射撃
第7師団(師団長・松永浩二陸将=東千歳)は、12月4日から10日までの間、北海道大演習場島松地区(第1戦車射場)において、令和6年度師団戦車射撃競技会を実施した。
今年度は、第7師団から26コ小隊、第2師団、第11旅団からオープン参加として6コ小隊の合計32コ小隊(90式戦車23コ小隊、10式戦車9コ小隊)が参加する陸上自衛隊最大規模の実弾射撃競技会が行われ、優勝を目指してしのぎを削った。
本競技会は、戦車4両による小隊戦闘射撃を課目として10式戦車及び90式戦車を区分することなく同一の要領により実施し、今回は新たに斜めに移動する戦車砲用目標等を増設し、最高難度の射撃を追求した競技会となった。
日本一の戦車部隊を
決める競技会
松永師団長は、競技会に先立ち統裁官訓示で、「これまでの練成成果を最大限に発揮せよ」「安全管理を徹底せよ」の2点を要望した上で、「師団の競技会と言えども、日本一の戦車部隊を決定する競技会である」と述べた。
競技の結果、各部隊は練成の成果を存分に発揮し、部隊対抗連隊の部においては第73戦車連隊が、部隊対抗隊の部においては第11戦車隊が、中隊対抗の部においては第73戦車連隊第3戦車中隊、小隊対抗の部においては第72戦車連隊第4戦車中隊第1小隊がそれぞれ優勝を勝ち取った。また、戦車直接支援部隊の部は、部隊対抗の部で優勝した第73戦車連隊を支援した第7後方支援連隊第2整備大隊第3戦車直接支援中隊、及び第11戦車隊を支援した第11後方支援隊第2整備中隊戦車直接支援小隊が表彰された。
また競技間、多数の近隣自治体関係者、協力団体役員等が研修で見学し、戦車射撃の迫力と優勝に向かってひたむきに競技に臨む隊員の姿を直接確認した。
第7師団は引き続き、防衛力の抜本的強化のため、先端戦力たる戦車戦闘力を最大限発揮できるよう、更なる高みを目指して日々練成に邁進していく。