2015年4月1日 の記事
医官の志を胸に
第36期学科卒業式 防医大
3月7日、防衛医科大学校(三浦総一郎学校長)は医学科第36期学生卒業式典を体育館兼講堂で行った。式典は、小雨の降る中、防衛大臣をはじめ、国会議員、その他多数の来賓、家族及び教職員等約600人が参列し、盛大に執り行われた。
卒業生は、6年間の医学教育及び訓練を終え、医師国家試験を受験し卒業式を迎えた。卒業証書授与、学位記授与の後、79人全員で「医師の誓い」を読み上げ、医師としての決意を述べた。
中谷防衛大臣は、「今後は自衛隊医官として、先輩たちの崇高な志を受け継ぎ、我が国の平和と安全、国民の命と幸せな暮らしを守りぬくため、人徳を涵養し、医学に関する研鑽を積み重ね、たゆまぬ努力を続けるとともに、積極的平和主義の理念をもって、果敢にチャレンジし、衛生機能強化に尽力してもらいたい。『よき自衛官である前に、よき市民、よきジェントルマンであれ!』」と訓示した。また、三浦学校長は式辞で、「日本の国民が期待を寄せ、心の拠り所とする職業につくのであるという自覚を一生忘れないこと」、「医師や自衛官として本当に必要な勉強はこれから始まること」、「防衛医科大学校の卒業生であることに誇りを持ち、共に研鑽を積んだ仲間を大切にすること」を要望した。
任命式では、陸・海・空幕僚長から曹長を任命され、防衛大臣に宣誓を行い、医官としての志を胸に旅立った。