2015年2月15日 の記事
勝利への執念を胸に
総合戦技競技会初開催
〈第4師団〉
第4師団の防衛警備担任区域は大分・福岡・佐賀・長崎
第4師団(深津孔陸将=司令部・福岡)は、1月20日から23日までの4日間、管内の各駐屯地等で「平成26年度師団総合戦技競技会」を開催した。同競技会は、武装走・格闘・衛生・通信・情報・らっぱ及び炊事の7種目による各種戦技競技会を実施して、総合的な戦技能力の向上を図るとともに、部隊の団結強化及び士気の高揚が目的。第4師団として、武装走など単独戦技を競う競技会は過去に行われていたが、総合戦技競技会は初開催で、全ての競技を合計した統裁部・選手の参加総数は3000人以上に達した。
師団長は、競技会に先立ち「部隊の総合力を発揮せよ」「勝利にこだわり、己に克ち、敵に勝て」「管理を徹底せよ」の3点を要望し、基礎となる部隊(中隊等)の戦闘員として任務達成に必要不可欠な各種戦技を競わせ、当該部隊における総合的な戦技能力の発揮を促した。競技会の結果はAグループ=第16普通科連隊、Bグループ=対馬警備隊、Cグループ=第4飛行隊が総合優勝の栄冠を手にした。
閉会式で深津師団長は、「一件の事故もなく整斉と終了することができ、大変嬉しく思う。指揮官を核心として、勝利にこだわり、部隊の総合力を遺憾なく発揮して戦う各部隊の姿を見て、本競技会の目的を達成したものと認める」などと講評し、悪天候に見舞われながらも真摯に取り組んだ参加者を讃えた。