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未来に向かって羽ばたく北鎮師団

 陸上自衛隊第2師団(師団長・住田和明陸将=当時 旭川)は、第2師団創立66周年と旭川駐屯地開設64周年を迎える創立記念行事を6月19日、旭川駐屯地で行った。今年のテーマは「希望の翼」。陸上自衛隊の大改革と部隊実験推進など未来に向かって羽ばたく師団と、東日本大震災を乗り越え見事に復活したブルーインパルスの展示飛行が実現した。観閲式で師団長は、「わが国周辺の安全保障環境は厳しさと緊張感を増している。周辺国の動向に重大な関心を持ちつつ、道北防衛の任務を確実に果たすことが第2師団に与えられた最大の任務、使命」と式辞を述べ、隊員1200名と車両160台が威風堂々の行進を行い来場者から大きな拍手が送られた。今回、第一空挺団の隊員による空挺降下も行われ観衆を魅了。

 ブルーインパルスの展示飛行は雲の影響で実施が怪しまれたが、6機が一糸乱れぬ隊列飛行を行い大きな歓声が上がった。その後の訓練展示では、第2偵察隊によるオートバイドリル、第2特科連隊による99式自走155mmりゅう弾砲による砲塔ドリルで高度の操作性を披露。最後に第2戦車連隊による戦車三兄弟(74・90・10式)の機動展示を行い各々の特性を展示した。

 アトラクション会場では装備品展示、体験試乗、模擬売店、音楽演奏、広報コーナなど様々な催し物で来場者を楽しませた。ブルーインパルスのパイロットも広報コーナに参上しファンサービスを行い会場は盛り上がりを見せ成功裏に記念行事を終了した。