2016年3月15日 の記事
コブラ・ゴールド16
初の施設活動で屋外ホールを建設
2月9日から19日までタイで行われた東アジア最大の多国間共同訓練「コブラ・ゴールド16」に自衛隊は約300名を派遣し、海賊対処に係る指揮所演習、初めて陸自の高機動車を投入した在外邦人等輸送訓練、人道支援や災害救援を想定した机上演習及び意見交換会、国際平和協力活動を想定した施設活動、海自艦艇初参加による海上親善訓練(護衛艦「まつゆき」)等を行った。
コブラ・ゴールドにおける施設活動は初の試みで、開会式以前の1月19日から建設にとりかかり、自衛隊からは北部方面施設隊第105施設器材隊から約10名が参加した。米海兵隊工兵部隊及び、タイ海軍工兵部隊と共同して首都バンコク南東のバンチャンコーの学校施設内で「屋外ホール型式建設物」を設計から施工、工程管理の一連の施設作業を実施し、施設能力向上とともに、参加国との調整・共同連携強化を図った。落成式は2月18日に同地区の知事や各国将官、現地の住人等が集まり盛大に行われた。