自衛隊ニュース

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新成人の抱負

「挑戦」成長した新しい自分に

第6施設大隊(神町) 陸士長 井上 雄介

 成人を迎えるにあたって、大人の仲間入りをすることができました。私の新成人としての抱負は、いろいろなことに「挑戦」をしていくことです。今までの私は、指示されたことに対して動くということが多く、それをこなすことで精一杯でした。しかし、そんな私にいろいろなことを教えてくださる先輩方のおかげで、今は少し余裕も出て、後輩に対しても教えられるようになってきましたがそれでも私は半人前なので、少しでも先輩方に近づく為に何事にも自ら率先して参加し、いろいろなことを学び、言われる前に自分から動ける積極的な人間になりたいと思っています。またこれから先、訓練や教育に参加し、つまづくことも多々あると思いますが決して諦めることなく何事にも挑戦し、今よりも成長した新しい自分になれるように努力していきたいと思います。


積極的な自分に変わる

第6施設大隊(神町) 1陸士 樋口 貴博

 昨年の10月5日で二十歳の誕生日を迎え、新成人としての一歩を踏み出しました。私には仕事面での欠点があります。それは積極的に行動する事が出来ない事です。その点を踏まえ私の抱負は『積極的な自分に変わる事』です。

 私は、積極的に行動する事が苦手でいつも人から指示されるのを待っていました。そのため指示がなければ、仕事の内容が理解できずに仕事に取り掛かれませんでした。

 今後は先の事を考えて積極的に行動できるように努力します。後輩隊員も入隊し、先輩としての自覚を持ち、消極的な自分ではなく積極的な自分となり部隊や社会貢献できるように頑張ります。


「責任」の重みを実感

普通科教導連隊(滝ヶ原) 1陸士 松本 真弥

 私は、社会のことをほとんど知らずに高卒で自衛隊に入隊しました。今思い返せば、新隊員教育の頃は、「社会人になった」という実感が湧かないままであり、責任感も薄かった為、同期に様々な迷惑をかけていました。しかし昨年二十歳になり成人式を迎えるにあたって、自分の考え方も変わってきていることに気が付きました。それは「責任」という言葉を理解し、その重みを実感するようになったことです。

 二十歳という一つの区切りでもある今年は、指導を受けたことに責任を持ち、自己の言動に責任を持ち、自分らしさを忘れず、周囲にも気配りが出来る年にしていきたいと思います。そして、自衛官・社会人として更に成長できるよう、常に感謝の気持ちを忘れず一生懸命努力していきます。


決意を胸に 新成人誕生

72名の新成人誕生

〈伊丹〉

 伊丹駐屯地(司令・山内大輔陸将補)は1月13日、駐屯地厚生センターにおいて、伊丹市副市長、自衛隊家族会会長及び、各部隊長、最先任上級曹長等、多数の来賓を招き、駐屯地成人行事を行い新成人72名の門出を祝った。

 山内司令は式辞の中で、「本日以降、心新たに精進し、自衛官として、また社会人としても益々逞しく成長すると同時に、何が起きるかわからない、何がおこってもおかしくない現状において、自衛隊に寄せられる国民の期待がますます増大していく、これからの時代を、立派に築いて、十分にその期待に答えよ」と要望した。

 また、参加した新成人の全員が抱負を発表した後、新成人代表の答辞として、第36普通科連隊の川士長が、「我々は、何時如何なる時にも、与えられた任務を完遂できる真に戦える隊員を目指す」と力強く誓いの言葉を述べた。

 式典修了後、厚生センター前で新成人と、部隊長及び来賓と記念撮影を実施し、その後祝賀会食、大縄跳びを実施した。

 大縄跳びでは、参加した新成人者は3個チームに分かれ、成人にちなみ20回を目標に、1歳、2歳、3歳と太鼓の打音に合わせ、来賓・部隊長及び各部隊の応援者が回数を呼称し、新成人は力を合わせ笑顔で飛び、和やかな雰囲気の中に成人行事を終了した。


60名の新成人誕生

〈松本〉

 松本駐屯地(司令・平田雄嗣1陸佐)は、1月13日、駐屯地体育館において松本駐屯地成人式記念行事を実施した。

 松本市長を始めとする多くの来賓のご臨席を賜り、駐屯地成人記念行事を挙行し、60名の隊員がめでたく20歳を迎え、彼らの新たな門出を祝福した。

 成人者代表の第12後方支援隊第2整備中隊第2普通科直接支援小隊・川畑 優悟3陸曹は「目標を持ち任務を遂行し、駐屯地の伝統を守ってゆきたい」と成人としての意気込みを述べた。

 その後、新成人達は4階建ての隊舎の屋上から、来賓及び駐屯地隊員達が見守る中、恒例の決意表明として「信頼される大人になる」、「部隊に貢献できる人間になる」など自分の目標や抱負などを大声で叫び、新成人としての決意を誓った。最後に、決意を記入した紙飛行機を全員が一斉に飛ばし、新成人としての第一歩を踏み出した。


異国で迎えた成人行事

〈南スーダン派遣施設隊・第11次要員〉

 南スーダン派遣施設隊(第11次要員)(隊長・田中仁朗1陸佐)は、1月9日、首都ジュバにある国連トンピン地区内の日本隊宿営地において、派遣間に成人を迎える隊員9名の成人行事を実施した。

 田中隊長は、「今日1月9日は、CPA(南北包括和平合意)が2005年に締結された日であり、南スーダンにとっても貴重な日である。人生の節目である成人の日を南スーダンにとっても貴重な日にジュバで迎えたことは、諸官の人生において貴重な経験になるものと思う。今日以降、気持ちを新たに南スーダンの発展のために頑張ってもらいたい」と、訓示を述べた。また、行事の中で成人者9名の決意表明及びグレーダ(※)との綱引きを行った。

※グレーダはエンジンをかけていません。


63名の新成人誕生

〈別府〉

 別府駐屯地(司令・泉英夫1陸佐)は、1月10日、平成29年駐屯地成人行事を実施した。新成人63名の隊員を祝って、別府大学文学部教授・佐藤敬子氏より「乗り越える力を心に育てる」と題して記念講話が行われた。「20歳になって変わったことは何ですか」「あなたの名前の由来は何ですか」など、隊員一人一人にインタビューをし、感謝の気持ちを持つこと、これからの心の持ち方などを新成人に説いた。

 また、駐屯地食堂で行われた祝賀会食において、駐屯地司令・泉英夫1陸佐は「新成人の諸官に対し、『自衛官としての目標と社会人としての目標を掲げ、その達成に向けて努力せよ』を要望する。後で自分が振り返った時に達成できたのか、できなかったのかそれが明確に評価できるものを目標として掲げ、その達成に向けて日々努力してもらいたい」と激励を込めた祝辞を述べた。

 成人者を代表して第4中隊・柚木渉陸士長が、「自衛官及び社会人としての自覚を持ち、立派な大人になれるよう精進していきます」と決意表明を述べ、来賓から祝福の拍手が起きた。会食後、各隊員はそれぞれの所属部隊長と共に、20年後の自分へのメッセージや記念写真などを収めたタイムカプセルを埋設し、新たな決意を胸に駐屯地成人行事を終えた。


35名の新成人誕生

〈玖珠〉

 玖珠駐屯地(司令・篠原賢治2陸佐)は、1月13日、駐屯地成人式を行った。

 駐屯地体育館で行われた式典において、部内外の多数の来賓が見守る中、式典は粛々と行われ、駐屯地司令式辞に続けて玖珠町・九重町両自衛隊協力会会長からの祝辞を受け、式典に出席した新成人35名は、決意を新たにした。

 引き続き、駐屯地中央道において、20年以上続く玖珠駐屯地伝統の「戦車との綱引き」が実施された。

 重さ約38tの74式戦車は、新成人だけではびくともしなかったが、来賓や多数の先輩隊員の加勢を得ると、戦車はゆっくりと動き出し、応援する見学者から大きな歓声があがった。戦車との綱引きで、新成人は団結力の大切さや先輩の支援・指導のありがたさを改めて実感し、大人として新たな一歩を踏み出した。


68名の新成人誕生

〈小倉〉

 小倉駐屯地(駐屯地司令・淺田健1陸佐)は、1月11日に平成28年度成人祝賀行事を行った。

 駐屯地では、新たに68名の隊員が成人を迎え、祝賀式は、官公庁・協力諸団体会長等のご来賓が参列する中、駐屯地司令の祝辞で始まり、小倉南区長(南健一氏)の祝辞に続き新成人を代表し、尾木伶太朗陸士長が力強い決意の言葉を述べ、厳粛な雰囲気の中整然と進行された。

 祝賀式終了後、経済評論家、著述家の上念司氏による「国土と安全は経済で買える」と題する記念講話が行われ、成人者は自衛官であることの自覚と誇りを胸に静聴していた。

 成人を迎えた68名の更なる飛躍を期待する。

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