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遠洋練習航海部隊出国

 初夏とは思えぬ日差しが降り注ぐ中、純白の制服の金ボタンが太陽の光でキラキラ輝いていた。5月22日、平成29年度遠洋練習航海部隊の出国行事が小林鷹之防衛大臣政務官、小田原潔外務大臣政務官、村川豊海上幕僚長ら多くの来賓をはじめ家族や関係者約700名を迎え、横須賀基地逸見岸壁で盛大に執り行われた。

 練習艦隊司令官の眞鍋浩司海将補を指揮官に、第67期一般幹部候補生課程修了者約200名を含む約600名の派遣部隊は、163日間で北米・南米大陸を中心とし米国・パールハーバーを皮切りに8ヶ国・13ヶ所に寄港する。

 式典で小林防衛政務官は「国際情勢が変化する中、海上自衛隊の活動への国民の期待が高まっている」と述べ、村川海幕長は「世界を巡り、一回り大きくなって帰国して欲しい」と訓示した。「行ってらっしゃぁ~い」「頑張って来てね」家族らの声援に帽振れで応える隊員の意志を表すような強い日差しに照らされ、練習艦かしま(艦長・堀川雄司1海佐)と護衛艦はるさめ(艦長・樋ノ口和隆2海佐)は出港して行った。