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国際平和協力活動民軍連携研究会

〈CRF〉

HA/DRでの民軍調整等について

 2月21日、防衛省隣のグランドヒル市ヶ谷で「平成28年度国際平和協力活動民軍連携研究会」が中央即応集団主催で開催された。

 これは、国際平和協力活動における現地での活動に資するため、民軍連携の推進・円滑化の課題について民軍間で検討し、じ後の民軍連携の深化を図る目的で行われ中央即応集団司令部民生協力課(課長・河﨑真知子2陸佐)が中心となり、今年で4回目の開催となる。今回のテーマは「HA/DRにおける民軍調整・協力・連携~民軍の有機的な連携を図るための教育・訓練の具体的な方策~」とした。

 最初に、主催者である中央即応集団司令官・小林茂陸将から「自衛隊では災害派遣の際に『全ては被災民のために』を合言葉にしているが、まさに救援の場においてそれぞれの能力や特性を有する様々な組織が緊密に連携しあって、一刻でも早く助かるべき命を助けることが必要とされていると考えている。この様な問題認識から今研究会のテーマを作った」などと挨拶があった。

 午前中は、机上演習が行われ、HA/DRにおける活動初期段階における混沌とした状況を疑似体験した。そのために9つのグループに分け、それぞれの役作りから始まった。雰囲気を出すために、担当毎に米軍の迷彩を着たり、自衛隊の迷彩やベストを着たり…ロールプレイでは、まさに混沌とした雰囲気そのもので、想定された「マニラ直下型地震 発災5日目」の各種状況確認及び情報の共有を行っていた。各調整の手間を減らすためにも情報共有はとても重要だとのこと。

 午後は3つのグループに分かれ、異なる観点からHA/DRに関する教育・訓練について具体的な方策を討議した。あるグループのサブテーマは「各アクターが災害現場の特質に応じて能力を発揮するための教育・訓練」であり、どういう場面でどのように協力をし、訓練をしていけば、効率的に現場で民軍アクターが協力し合えるか…など白熱した討論が続いた。

 最後に、中央即応集団副司令官(国際)堀切光彦陸将補が、「今日出たアイデアを自衛隊の訓練でも反映させていきたい」「民間で行っている訓練にも参加出来るところは参加して行きたい」などとまとめた。また、これまでの民軍連携研究会を踏まえて昨年度から定例会同を開いており、その中から個別具体的に派遣準備や訓練に活かしていることを報告し、熱い1日は終わった。

 (参考→HA:人道支援DR:災害復旧)