2018年4月15日 の記事
島嶼を守り抜く 水陸機動団新編
本格的な水陸両用作戦能力(島嶼等への侵攻に対して速やかな上陸及び奪回、確保等)を整備するために3月27日に新編された水陸機動団(団長・青木真一陸将補)の団長旗授与式が長崎県佐世保の相浦駐屯地で4月7日、盛大に行われた。
小野寺五典防衛大臣は、「どのような事態においても、国民の生命・財産、我が国の領土・領海・領空を守り抜く。この崇高な使命を改めて心に刻み、隊員諸君が一致団結し、幾多の困難に立ち向かうことを期待します」などと訓示を述べた。またPKO日報問題にも触れ「隊員1人1人が業務の重要性を改めて認識し、国民からの信頼を回復するために今一度、自らの業務の在り方を見直し、同種事案の再発防止に万全をきすように努めて下さい」とも訓示した。
佐世保市内の崎辺地区には水陸両用車部隊の分屯地や海自の大型艦艇を停泊させる岸壁の建設、島嶼防衛能力の構築に不可欠な事業を進めている。また、湯布院駐屯地や玖珠駐屯地にも水陸機動団の隷下部隊を配備するなど、「島を守り抜く」という我が国の断固たる意思と能力を国際社会に示すためにもこれらの地域の重要性は一層高まっている。