2018年4月1日 の記事
中央即応集団廃止式
陸上総隊の母体として11年の歴史に幕をおろす
3月26日、満開の桜が咲き誇る座間駐屯地で、中央即応集団廃止式が行われた。平成19年3月に編成され、国外延べ12個の任務と国内延べ31個の任務を完遂した同隊は11年の歴史に幕をおろした。
式典は隷下8コ部隊約200名が参加し、神奈川県知事代理、座間市長、相模原市長代理、在日米陸軍司令官、協力会会長、歴代司令官等多数の来賓が見守った。小林司令官は式辞で同隊に対するこれまでの理解と協力に敬意と謝意を表するとともに、隊員に対して「今後もこの中央即応集団で培った知識・経験・技能を十二分に活かし、それぞれの任務に邁進することを期待します」と激励の言葉を贈った。キャンプ座間に駐留する在日米陸軍のパスカレット司令官は、「隊員諸官のプロ意識、任務完遂への執念により世界はより良い場所になりました」と国内外における功績を讃えた。
式典は、中央即応集団付隊隊長の富田真彦3陸佐から司令官の小林茂陸将に隊旗が返還され、司令官に対する栄誉礼ののち閉式となった。
翌27日は廃止された中央即応集団が母体となって新編された陸上総隊(司令官・小林茂陸将=朝霞)が発足、新たな歴史の一歩を踏み出した。※中央即応集団の歩みについては防衛ホーム3月15日号もご参照下さい。