2019年11月15日 の記事
第2回旅団訓練検閲
<第15旅団>
第15ヘリコプター隊について評価・判定
第15旅団(旅団長・中村裕亮陸将補=那覇)は、10月24日から10月29日までの間、宮崎県及び鹿児島県にまたがる霧島演習場及び熊本県の大矢野原演習場において、第15ヘリコプター隊(隊長・坂本貴宏1陸佐=那覇)に対し、第2回旅団訓練検閲を行った。
本検閲には、受閲部隊及び協同部隊並びに統裁部として第15旅団等の人員約600名、車両約200両、航空機約5機が参加した。本訓練検閲は、「真に戦える旅団」を目指し、方面隊の作戦における先遣旅団としての行動において、第15ヘリコプター隊の各種行動について評価・判定するとともに、進歩向上を促すことを目的として行われた。
第15ヘリコプター隊は、当初那覇基地において出動準備を行い、物心両面の準備を完整した後、主力は那覇軍港からPFI船「はくおう」に乗船し海路移動、国分駐屯地で陣容を整え、空路組と合流した。霧島演習場においては、展開地占領から戦闘支援の一連の行動を検するとともに、至近距離射撃の練度判定も行われた。
第15ヘリコプター隊は、隊長の坂本1陸佐を核心に、日頃の練成成果を最大限に発揮して、隊員一人ひとりが統裁官要望事項である、「指揮の要訣の実戦」「基本・基礎の確行」「安全管理」を実行すべく、一丸となり、戦士としての能力を最大限に発揮し状況終了を迎えた。
参加した第15ヘリコプター隊第2飛行隊の福満2陸士は「初めての訓練検閲で隊本部要員として上手に動けなかったが、先輩達のサポートもあり何とか乗り越えられた。次の訓練は自ら動けるようになりたい」と述べた。