自衛隊ニュース
「頑張っています」新しい職場
活躍するOBシリーズ
ウスイホーム株式会社 松原弘幸
松原氏は令和5年7月に海上自衛隊横須賀潜水艦教育訓練分遣隊を最後に3海佐で定年退官。55歳 |
定年後、「自分に何ができるのか」と考えることも必要ですが、「何がしたいのか」を考えることが重要です。 私は、衣食住は、生活の基盤として重要であり、仕事として夢があるのは、なんといっても、その中の「住」だと考え、不動産業界への就職を目指しました。 潜水艦部隊一筋の私にとって、不動産業界に飛び込むためには、何か武器が必要だと考えました。 そこで、不動産関連資格として宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、不動産キャリアパーソンを取得、また、金銭取引についての知識も必要と考え、簿記3級も取得しました。これら資格取得によって得られた知識は現在の職務にとても役立っています。 弊社は、「住まい」と「暮らし」のワンストップサービスをコンセプトに「生まれてから相続に至るまで」お客様のライフステージ全てに対応できるよう、不動産売買仲介・不動産賃貸仲介・注文住宅・リフォーム・不動産管理等の事業を、横須賀・横浜・湘南エリアにて展開しています。 現在、私は不動産管理部施設管理課において、主として弊社管理物件のご入居者からの不具合事項のリクエストを受け、現地調査・オーナー報告・見積作成・業者へ工事発注等の業務を実施しています。この業務は、同時に複数の案件を処理する必要があるため、自衛隊での業務で培った用務処理能力がとても役立っています。 海上自衛隊から不動産という畑違いの業界を希望することには、正直不安もありました。しかし、援護業務課の担当官から前向きかつ親身な対応をしてもらったことで、不安感は徐々になくなり、最後は自信をもって現在の会社に入社することができました。 これから定年退職を迎える皆様も、分からないことだらけで大きな不安を抱えていると思います。定年1年前には必ず援護課に連絡して面談してもらい、早め早めに手を打てば、希望の就職先が必ず見つかります。皆様のご健闘をお祈りしています。 |
令和6年春の叙勲および春の褒章伝達式
第42回危険業務従事者叙勲勲章伝達式
5月13日、防衛省A棟講堂で令和6年春の叙勲および春の褒章伝達式が行われた。木原稔防衛大臣は元自衛隊員に勲章を、自衛官募集相談員に褒章を伝達した。
また、同10日と14日には第42回危険業務従事者叙勲勲章伝達式も行われ、松本尚防衛大臣政務官が元海上自衛官および航空自衛官に対して、鬼木誠防衛副大臣が元陸上自衛官に対して勲章を伝達した。(危険業務従事者叙勲の受章者は本紙5月1日号に既報のとおり)