自衛隊ニュース

大阪オートメッセ2020でPR
<大阪>
大阪地方協力本部(本部長・富崎隆志陸将補)は、2月14日から16日の3日間、インテックス大阪(大阪市住之江区)において実施された「第24回大阪オートメッセ2020」で広報活動を実施した。
このイベントは、「ひろげる、つながる、クルマのワクワク」をテーマに、国産車、輸入車、カスタム車などさまざまな車両が出展される西日本最大規模のモーターイベントであり、三日間で約20万人の来場者を得て大いに賑わった。自衛隊は、第36普通科連隊の高機動車、人命救助セット、第3偵察隊の87式偵察警戒車、大阪地本の1/2トラックを展示するとともに、大阪地本のマスコットキャラクター「まもるくん」も出場し、集まった来場者に積極的に自衛隊をPRした。
来場者はクルマ好きの愛好家が多く、実物の自衛隊車両にも非常に強い関心を持ち、高機動車や偵察警戒車の性能や諸元を熱心に隊員に質問、「凄い」「カッコいい」「運転してみたい」と興味津々で、各車メーカーの展示車に引けを取らないほどの注目を浴びていた。
また、初日には、近傍の小学生の社会見学があり、自衛隊ブースにおいて、人命救助セットの説明や展示車両を熱心に見学していた。また、日頃の活動に関する質問のほか、「なぜ高機動車の側面と屋根は鉄でなく窓ガラスがなく、幌やフイルムなのですか?」という質問から、「好きな身体の筋肉の部位は?」など隊員もタジタジな質問もあるなど、朗らかな笑いに包まれた場面もあった。
大阪地方協力本部は、これからも地域や企業などのイベントの中で展開していく様々な広報活動を通じ、広く自衛隊を知ってもらいたいとしている。
雇用協力企業の部隊研修
<埼玉>
埼玉地本(本部長・山野正志1空佐)は2月4日から5日の間、日頃から自衛官の再就職援助に協力的な14社16名の企業主等を招聘し、部隊研修を実施した。
初日の四日は陸上自衛隊駒門駐屯地の機甲教導連隊を研修、部隊の概況について説明を受けた後、隊員食堂での昼食をはさんで、戦車や機動戦闘車をはじめ各種装備品を見学し、機甲科部隊の精強性を身近に感じることができた。
2日目は、海上自衛隊横須賀基地に移動し、午前中は第6護衛隊の護衛艦「てるづき」に乗艦、艦内の様々な装備や飛行甲板を見学し、海上防衛の任務に就く護衛艦の重要性を改めて認識した。
午後は、隊員食堂で節分にちなんだ「恵方巻」の昼食に舌鼓を打った後、横須賀港務隊の支援船に乗船して港内を一周、停泊中の艦船を海上から見るという貴重な経験を得た。
参加者からは、今回の部隊研修を通じて、困難かつ過酷な任務に献身的に専念している自衛官の生の姿に触れることで、退職自衛官の雇用の有益性を再認識でき、大変有意義だったとの感想が聞かれた。
埼玉地本では今後とも退職自衛官の雇用協力企業と連携し、援護基盤を充実させ、退職予定者に対する親身な就職援護に努めていく所存である。
防衛省・自衛隊 地方協力本部
(本部長名等は当時のものです)
所属の予備自衛官が東方総監から褒賞状
<千葉>
千葉地本(本部長・河井孝夫1海佐)所属予備自衛官の森田予備1曹は、2月22日、東京都練馬区のホテルにおいて、令和元年度東部方面隊優秀隊員招待行事に招待され、東部方面総監より褒賞状が授与された。
表彰式に引き続き開催された記念会食において、功績の紹介と勤務先上司・同僚等によるお祝いのビデオメッセージを紹介された森田予備1曹は、「夢をかなえるために自衛隊に入隊したが、自衛隊に育てられたおかげで、今の専門学校に就職できた。今後は自衛隊のすばらしさを生徒に伝え、一名でも多くの新規隊員の獲得に頑張っていきたい」と、自衛官を退官後、予備自衛官、即応予備自衛官として31年の永きにわたり、専門学校に勤めつつ予備自衛官等として努力してきた思いを語ってくれた。
千葉地本は、今後とも綿密かつ親身な心情把握と教育訓練の調整を実施し、更なる優秀隊員が輩出されるよう予備自衛官等制度の充実に努力していく所存である。