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自衛隊ニュース   1087号 (2022年11月15日発行)
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「オータムナイト新田原」開催
秋の夜空に打上げ花火「地域とともに」
 10月14日、新田原基地(司令・尾山正樹空将補)は、「納涼の夕べ」の代替行事として新田原基地団結会「オータムナイト新田原」を地域の方々を招待し開催した。
 新田原基地の駐機場スペースを開放し、ステージ、イベント用スペース、観覧席等を設置し、装備品展示や各種イベントを行った。
 装備品展示は、新田原基地のことをもっと知っていただきたいとの思いで、F15戦闘機、T4練習機、救難機、消防車、ショベルローダー、基地防空用地対空ミサイル等をライトアップさせて配置し、専門の隊員による説明を行った。
 各種イベントでは、隊員とその家族及び各種支援団体等の代表者に参加していただき、大縄跳び、ヴィアマテラス宮崎女子サッカーチーム選手とのリフティング大会、○×クイズ等を行い、融和団結を図った。
 イベントの最後には、新田原基地として初めてとなる「花火」を打ち上げ、参加者全員で美しい花火を見上げながらコロナ禍の収束と平和への願いを新たにした。
 今後とも新田原基地は「地域とともに」を合言葉に様々な活動を行っていく。

串間市役所新人職員が体験入隊
<高畑山分屯基地>
 高畑山分屯基地(分屯基地司令・中嶋明2空佐)は、10月11日から10月12日にかけて、串間市からの依頼を受け、串間市役所の新人職員に対して体験入隊を実施した。
 串間市役所からは、規律や礼儀、協調性を養う目的で20代〜30代の男性4名、女性3名の計7名が1泊2日の日程で訪れ、当分屯基地内に居住する男性隊員4名、女性隊員2名が隊内生活担当として行動を共にし、指導にあたった。
 「分屯基地司令の講話で、ニュース等で見聞きする世界情勢について詳しく教わることができて印象に残っています」、「各種訓練の際、隊員も一緒に取り組んでくれたところに優しさを感じ、安心して研修できました。市の職員として、市民に寄り添った対応を心掛けていきたいです」といった感想が寄せられ、自衛隊を身近に感じて頂くことができた。
 部隊が活動する上で、串間市役所をはじめとする地方公共団体との連携協力は必要不可欠であり、より近い距離で生活を共にできたことで今後の関係強化に繋がる有意義なものとなった。

航空交通管制技能試験
静浜管制隊 川井士長
 今回は、航空管制官になるために受験する航空交通管制技能試験について紹介したいと思います。実は私、先日この試験を受験しました。
 試験は実技、口述、筆記の3つについて国土交通省の試験官により実施され、合否判定を受けます。この試験を受験するまでの道のりは簡単ではありませんでした。特に私は口述試験に一番苦労しました。航空管制業務は法律や規則に基づいて業務を行うため、正確に理解しておかなければならない規則等が多くあり、なおかつ、暗記しなければなりません。また、法律や規則の条文は言い回しが難しく、暗記するのに時間を要しました。わからないことは周りの先輩方に聞き、確実に覚えているか不安なところは、定期的にテストをしてもらい、私は万全の態勢で試験に臨み合格することができました。
 これまでの道のりは私の人生にとって良い経験となり、努力したことは無駄にならないことを改めて実感しました。この試験は、一人前の管制官になるための通過点にすぎません。今後も空の交通安全のために、日々精進していきたいと考えています。

読史随感
神田淳
<第113回>

日本への思い

 前回、経済をベースとする日本の国力の深刻な低下について述べた。以下は、国力の衰退を防ぎ、日本が豊かな、力をもった国でありたいと願う私の、どうすべきかという思いの断片である。
 まず、日本をダメだと言わないようにしたいと思う。自国をダメだと言うような国民が多数を占めれば、日本は国民の思いどおりのダメな国になるだろう。これについて、日本人としての自信と精神の強さが根本であるが、自信を弱めているものに、自国の歴史を否定的にみる歴史認識がある(いわゆる自虐史観など)。事実本位で自国の歴史を基本的に肯定する正当な歴史認識をもちたい。
 次に当たり前の国家意識をもちたい。国家主義ではない普通の国家意識である。国家は組織であるが、共同体であって人と同様の尊厳性をもち、国民の生存と幸福を左右する力をもつ。そして国家は空気のように存在しているわけではなく、我々がつくっているものである。そのような国家に何の貢献もせず、ただ国に要求し、国に依存する精神は改めたいと思う。「国を支えて国に頼らず」の気概をもちたい。
 政治に対する姿勢も同じである。我々は政治をもっと重視すべきである。そして選挙で選ばれた政治家は国民から委任された責任の重みを自覚し、国の直面する課題に先送りせず取り組み、決定していく。政策を決定するとき、反対意見があるのは当り前で、議会で議論を尽くした後は民主主義のルールに従って採決するのみである。日本に「強行採決」という言葉があるが、こうした感情的な言葉は世界の成熟した民主主義の国にはないことを知っておきたい。
 次に、教育はいかにあるべきか。初等教育で重視すべきはまず国語である。次に算数(数学)。中等教育では国語、英語、数学、物理等の科学。そしてAIリテラシーを中等教育から教える。高等教育ではAI・データサイエンス/テクノロジー教育を強化する。自然科学、工学教育は蛸壺にならないようにする。従来の人文科学、社会科学も人類の知的財産として教える。そして、真理を研究する教育とともに価値を創造できる人材の育成を目指す。
 日本経済の凋落を防ぎ、あらためて経済の重要性を認識するとき、現在の資本主義体制に改良の余地があると知る。原丈人氏の提唱する「公益資本主義」に注目したい。現代資本主義は株主利益を第一とする「株主資本主義」傾向が強い。その経営は長期視点に立つ研究開発投資を生まず、従業員への配分に薄く、所得格差の拡大を生む。「公益資本主義」は会社を「社会の公器」と考え、すべてのステークホルダー(社員、顧客、経営者、株主、仕入れ先、地域社会)にバランス良く利益を分配する。「公益資本主義」経営が長期的なイノベーションを生み、豊かな中間層を生み、長期的にはより多くの富を生むと思う。「公益資本主義」は伝統的な日本的経営の精神と共通しており、「株主資本主義」よりもすぐれていると信じる。「公益資本主義」の拡大で日本資本主義の再生を期したい。
 国家の歴史を振り返ると、大きな苦難に直面した人々の創造的レスポンスが苦難を解決し、国家を興隆させ、惰性と安逸が国家を衰亡させてきたことがわかる。日本が直面する困難な諸課題を新たな創造の材料としたい。
(令和4年11月15日)

神田 淳(かんだすなお)
 元高知工科大学客員教授。
 著作に『すばらしい昔の日本人』(文芸社)、『持続可能文明の創造』(エネルギーフォーラム社)、『美しい日本の倫理』などがある。


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