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自衛隊ニュース   1065号 (2021年12月15日発行)
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「カーシェアリング」を開始 海自で初!
<横須賀基地業務隊>
 横須賀基地業務隊(司令・上山修司2海佐)は、買い物や荷物の運搬で車を使いたい、公共交通機関では行けないので車で行きたい…といった隊員の要望に応え、海上自衛隊初となる「カーシェアリング」のサービスを10月25日から開始した。
 共済組合横須賀支部がトヨタレンタリース横浜と委託契約を結び、海自初の導入となった。同サービスは、利用者がスマートフォンから「トヨタシェア」のアプリをダウンロードし、会員登録後、空き状況の確認、予約から返却、精算だけでなく、ドアの開錠・施錠・エンジン始動もすべてスマートフォン1台で行うシステムである。
 横須賀基地で利用できる車種は、コンパクト車「トヨタ・アクア」が2台であり、ガソリン代、保険料込みで15分150円から利用可能である。また、トヨタレンタリースが週1回、定期巡回し、内外装の汚れやタイヤの空気圧をチェックするため、清潔安全な車両を維持、提供でき、万が一の事故やトラブルが発生した場合においても、24時間365日対応の「TOYOTASHAREお客様問合せ窓口」があるため、いつも安心して利用できる。
 設置場所は、横須賀基地構内のほぼ中央に位置する吉倉岸壁桟橋〜厚生センター前の駐車場であり、基地内でも比較的集客が見込まれる艦艇乗員及び営内者に配慮した利便性の高い場所としている。
 同サービスの導入を検討した横須賀基地業務隊共済第2係長の中村事務官は、「自動者の保有率が下がる昨今の現状を鑑み、新たな福利厚生サービスとしてカーシェアリングを提供できたことは、隊員の利便性向上、生活サポートの一助になり得ると期待している。今後も隊員のニーズを的確にとらえ、より良いサービスを提供していきたい」と語っている。まだカーシェアリングを利用したことのない隊員は、横須賀基地に来訪した際は是非一度、実車に触れて利用してみてほしい。

長崎市営陸上競技場清掃活動
<「もがみ」ぎ装員>
 10月25日、護衛艦「もがみ」ぎ装員(ぎ装員長・関健太郎2海佐)56名は、長崎市営陸上競技場の清掃活動を実施した。本年6月の稲佐山周辺の清掃活動に続き2回目である。
 隊員たちは、やや雲が広がる天候の中、入船町を出発し、運動公園まで約5kmの道のりを徒歩で移動した。到着後、同競技場を管理しているシルバー人材センターから清掃道具を借用し、400mトラック内に生い茂った雑草の除去作業を行った。企画した重永1海尉は、「公園内に根を張った雑草は非常に固く、除去するのが大変であった。雑草が無くなっていく様子を見ると時間を忘れて作業を実施していた。市民の方から感謝のお言葉もいただき、とても有意義な活動ができた」と話す。作業後、曇りがちだった空から太陽が顔を出し、シルバー人材センターの方との記念写真に写った隊員達からは達成感が溢れていた。

館山航空基地追悼式
 海上自衛隊館山航空基地の追悼式が19日、同基地内にある慰霊碑「悠久の碑」前にて執り行われた。今年もコロナ禍による感染防止の観点から、館山航空基地の隊員70名のみの参列とし、殉職隊員を追悼した。同基地は、昭和28年開隊以降、昭和42年に徳島沖でヘリコプターが別の航空機と空中衝突し、搭乗員5名の命が失われた事故など、これまで訓練や演習中に隊員11名が殉職している。式典で、第21航空群司令の石川一郎海将補は、「十一柱の御霊に対し、隊員一同、謹んで哀悼の誠を捧げます」と追悼の辞を述べた。一方で、海上自衛隊が、国民の負託に応え多種多様な任務を果たすべき時代にあって、我が国の将来を担う精強な海上自衛隊、精強な回転翼部隊の練成に、更に精進を重ねる決意を新たにするとともに、その志を受け継ぎ、全力を尽くすことは、我々一人一人の務めであるとし、「英霊の尊い犠牲を、隊員一同再度見つめ直し、謙虚に決して驕ることなく、全力で任務に精励することをここにお誓い申し上げます」と力強く述べた。
 参列した隊員は、慰霊碑に献花、黙とうを行い、式の最後には儀仗隊が一斉に弔銃を発射し、殉職隊員を追悼した。

林家三平氏一行が慰問講演
<沖縄基地隊>
 沖縄基地隊(司令・伊藤拓也1海佐)は10月26日、落語家の林家三平氏一行の慰労訪問を受けた。
 一行のメンバーは林家三平氏のほか、大神楽曲芸師の翁家勝丸氏、講談師の神田あおい氏、女流落語家の春風亭ぴっかり☆氏であり、ほとんどの隊員が日本の伝統芸能である落語や講談、曲芸を生で目にするのは初めてであったが、会場は笑いと拍手の渦に包まれた。林家三平氏はオピニオンリーダーの一員ということで、防衛省との関係や主に市ヶ谷地区での活動内容の話もちりばめられ、隊員は普段の緊張感ある勤務から癒される時間を過ごすとともに、普段接することのない古典芸能に理解を深めた。講演後には、集合写真を撮影し、林家三平氏から「これからも国の護りをお願いします」との激励の言葉が贈られた。
 この貴重な慰労訪問を受け、これからも日本最南端の海上自衛隊基地として全力で任務にあたっていく覚悟を新たにした。

大規模災害時における緊急避難場所等に関する協定を小松島市と締結
<第24航空隊>
 海上自衛隊第24航空隊(司令・和田和起1海佐)は、10月29日に小松島市と「大規模災害時における緊急避難場所等に関する協定」を締結した。
 本協定は、大規模地震発生により、大津波警報等が発表された際、基地内に住民等の一時的な緊急避難場所を確保することにより、人的被害の軽減及び生活の安全確保を図ることを目的としている。
 近年、南海トラフを震源とする巨大地震の発生が危惧されるなか、基地が所在する和田島地区は、津波避難困難者数が市全体の8割を占める地域であり、この問題の解消に向けた緊急的措置として、基地施設の一部を津波避難施設として活用すべく、小松島市と第24航空隊が協議を重ね、今回の締結に至ったもの。
 海上自衛隊小松島航空基地で行われた締結式では小松島市長の中山俊雄氏と第24航空隊司令の和田1海佐が協定書に署名した。中山市長は「今回の協定締結を契機として、避難困難地域の解消をより一層加速させたい」と、和田司令は「周辺住民の皆様に安心安全を届けられるよう、引き続き市と協力していきたい」と話した。

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