防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
スペーサー
自衛隊ニュース   1061号 (2021年10月15日発行)
-
1面 2面 3面 4面 5面 7面(PDF) 8面 9面 10面 11面 12面(PDF)

救急の日に献血でボランティア
<北宇都宮駐屯地>
 北宇都宮駐屯地(司令・真岡孝成1陸佐)は、救急の日の9月9日、栃木県血液センターが実施する献血に協力した。新型コロナが蔓延しイベントなども中止となり、献血の機会も協力も激減する中、新型コロナの重篤患者の最後の砦とも言える「人工心肺EKUMO」を使用する際も献血は使用され、需要は増すばかり。そんな危機的状況に、駐屯地がひと役買うことに。多数の隊員が昼休みや勤務時間外を利用し献血を行った。改めて救急についても考えさせられる良い機会となった。
 引き続き「信頼される駐屯地」を目指しコロナ対策を取った上で地域及び関係機関と連携を図っていく所存である。

令和3年秋の交通安全運動
「セーフティコールの日」に参加
<倶知安駐屯地>
 倶知安駐屯地(司令・齋藤誠2陸佐)は、9月21日、倶知安町交通安全推進委員会及び倶知安町交通安全協会共催の令和3年秋の全国交通安全運動(9月21日〜30日)に伴う全国一斉「セーフティコールの日」街頭啓発セレモニー及び旗波作戦に、司令以下計17名が参加し、同町中小企業センター駐車場及び国道5号線両側で地域住民に交通安全を啓発した。
 本期間中、駐屯地では各部隊毎の交通安全教育や昼食時に隊内放送を活用した交通安全スピーチ及び駐屯地内にのぼりや看板を設置して、隊員等の交通安全意識の高揚を図るとともに、北部方面隊で示された本運動の重点(発進及び後退時における安全確認の確実な実施、脇見運転・速度違反の防止、飲酒運転緒根絶)の徹底を図り、車両等の安全運行に万全を期する。

営繕等特技者集合訓練
隊舎雪囲いを作成
<第12施設群>
 第12施設群(群長・荒関大輔1陸佐)は、9月13日から17日の間、岩見沢駐屯地業務隊(業務隊長・久木崎2陸佐)管理科営繕班の協力を受け営繕等特技集合訓練を実施した。
 本集合訓練の目的は営繕等特技者の練度維持を図り、国際平和協力活動、災害派遣等で有用な各種技術を向上させることにある。
 訓練内容については鉄工が「電気溶接」と「資材切断及びボルト結合」、木工が「木材表面加工及び切断」であり、5名の特技保有者は、業務隊営繕班が実施する駐屯地施設維持管理業務の場を活用し、自分たちの技術を発揮して隊舎1階の窓に設置する雪囲いを作成した。群はこれからも各特技保有者の練度を維持向上させる。

北部方面会計隊会計実務競技会及び持続走競技会
第375会計隊に3本の優勝旗揃う!
<美幌駐屯地>
 美幌駐屯地(司令・佐藤靖倫1陸佐)に所在する第375会計隊(会計隊長・西川巧二1陸尉)は、8月25日、遠軽駐屯地で実施された、令和3年度北部方面会計隊会計実務競技会及び持続走競技会に参加した。
 本競技会は、新型コロナウイルス感染対策として競技会場を8箇所に別けて実施され、会計科特技能力の向上及び必要な体力の向上並びに部隊の団結の強化及び指揮の高揚を図ることを目的に実施され、会計実務競技会に関しては、特技検定及び練度試験も兼ねて行われた。
 会計実務競技会は、幹部・上級・中級・初級の部でそれぞれ午前8時50分に開始され、第375会計隊は総合平均点において1位となり優勝を獲得した。又、持続走競技会が午後1時30分から実施され、10・20歳代の部、30・40歳代以上・女性の部が行われ、10・20歳代の部で大崎愼太郎曹候が3位、30歳代の部で堀周平3陸曹が1位の成績を収めた。併せて部隊対抗においても優勝を勝ち取り、本競技会を終了した。
 表彰式は、9月16日に美幌駐屯地で実施され、北部方面会計隊長(福岡忠1陸佐)から手渡され、第375会計隊にスキー競技会の優勝旗を含め3本の優勝旗が揃った。

各種アスファルト舗装工事及び渡河訓練
<第105施設器材隊>
 第105施設器材隊(隊長・高橋祐2陸佐)は、5月17日から同年9月8日までの間、特殊器材中隊をもって各種アスファルト舗装工事、架橋中隊をもって各種架設訓練を実施した。
 特殊器材中隊は、5月17日から8月27日の間、北大演島松地区において路床工、路盤工及び表層工を実施し、その間7月14、15及び27、28日の4日間でアスファルト打設し、訓練環境の向上に寄与した。
 また、8月16〜20日までの間、南恵庭自動車教習所のコースにおいて道路幅9・7m、長さ35mのアスファルトオーバーレイ舗装整備を実施した。
 これらの工事により、工事管理能力、指揮・指導能力及び舗装技術練度向上を図るとともに、教習環境の改善に寄与した。
 架橋中隊は、8月30日〜9月8日までの間、茨戸渡河訓練場において軽門橋、普通徒橋及びMGB、92式浮橋の混合橋を架設し、各架設能力、指揮・指導能力及び各隊員の練度を向上させた。
 第105施設器材隊は本訓練の成果を着実に累積し、常に目的意識を持ち、各種事態に即動して、任務を完遂する強靭な第105施設器材隊を引き続き練成する。

生活隊舎を冷やせ
〜冷房運転奮戦記〜
<久居駐屯地>
 久居駐屯地(司令・向田俊之1陸佐)は、今年も例年のように暑い夏を迎える中、生活・勤務隊舎の空調環境改善は日々の訓練・業務遂行に必要不可欠な要素となっている。特に、駐屯地内での生活を求められる隊員、いわゆる「営内者」にとっては、その影響は大きい。
 通常であれば、就寝とともに冷房運転が停止され、自然の風を頼りに寝るしかない。しかし近年は温暖化の影響もあってか、夜になっても気温は下がらず、眠れない日々が続く。
 良質な空調環境の提供を任務とする久居駐屯地業務隊(業務隊長・渡邊2陸佐)は、これらの隊員に、この猛暑を乗り切ってもらうため、生活隊舎内の冷房を24時間運転とした。
 ただ、冷房24時間運転といっても簡単にはいかない。駐屯地の空調システムは一般的なエアコンを使うようにボタン1つで、温度調整や時間設定ができるというものではなく、ボイラーの熱源を利用して稼働しているため、冷房の24時間運用をするためにはボイラーも24時間運転をしなければならない。
 ボイラーを運転している間は、勤務員が張り付き、機械に異常がないか、チェックをする。24時間運用のため、連隊から2名の臨時勤務員(当該勤務のためボイラー運転資格を取得)の支援を受け実施している。また生活隊舎の一部居室には、レンタルエアコンを設置して、冷房能力の強化を図った。
 それらの成果があって、隊員からは「夜も快適に眠られる」という声を多数頂くことができた。ボイラー勤務員は、隊員の目に触れにくいところでの勤務となるが、喜びの声を糧に日々、空調環境の改善に努めている。

NEXT →
(ヘルプ)
-
shop
-
マスク
-
日本の機甲100年
通販部
10
Copyright (C) 2001-2021 Boueihome Shinbun Inc