防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   1060号 (2021年10月1日発行)
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ゲッキーの突撃レポート
第8回
宇都外務副大臣に聞く

ゲッキー)
「9月末にワシントンでQUAD(クアッド)首脳会議が開かれる」というニュースを見ました。QUADって何ですか?

宇都)
「自由で開かれたインド太平洋」を中心的に支える4つの大国で、「日本、アメリカ、オーストラリア、インド」のことです。QUADには「4つの」という意味があります。

ゲッキー)
QUADの一角である、インドについて聞きたいのですが、副大臣はインドに行ったことはありますか?

宇都)
インドへは2018年の1月にインド外務省の招待で、同年12月にODA(政府開発援助)委員会の視察で二度行きました。首都のデリーとチェンナイです。

ゲッキー)
インドの第一印象は、どんな国でしたか?

宇都)
第一に、インドは仏教国であるという点で、日本と宗教的価値観による繋がりを多くのところで感じます。また大陸から日本に渡ってきた数々の文化のルーツを感じられ、私は大好きになりました。カレーも美味しいですし!

ゲッキー)
外交的には、どのような国家ですか?

宇都)
インドは伝統的な民主主義国家です。第二次大戦後にインドでは独裁政権や軍事政権が誕生したことがなく、常に民主的選挙によって政治が運営されてきました。また国家としての気位が高く、自主独立の気風に溢れていて、長いこと「非同盟主義」を貫いてきました。ですから、冷戦下においても東西両方の国々と国交があり、独自のバランス感覚による外交を展開しています。いまでもロシアとは親交がありますが、お隣の中国とは国境問題も抱えていて武力対立することもしばしばあります。

ゲッキー)
日本はどう思われているんでしょう?

宇都)
伝統的な親日国で、日本にとても好感を持っています。特に先端技術や物づくりのクオリティには、高い敬意を持ってくれていますが、日本人の価値観や倫理観にも学びたいという思いがヒシヒシと伝わってきます。私が視察をした病院では、5S運動「整理、整頓、掃除、清潔、躾」に一生懸命取り組んでいました。日本なら家庭や小学校で習うことですよね?改めて日本人の教育力の高さを海外において再認識しました。

ゲッキー)
防衛関係で、参考になる点はありますか?

宇都)伝統的な大陸国家なので、陸軍の勢力は大きなものがあります。ただし近年は海空戦力にも力を入れ、「自由で開かれたインド太平洋」にも積極的な姿勢を示しています。軍の使用する兵器が、ロシア製のものと米国製のものが混在している点がとてもユニークですね。

ゲッキー)
インド軍と自衛隊の交流はありますか?

宇都)
昨年は日米豪印の4カ国が参加して「マラバール2020」という演習(海上自衛隊参加)が行われています。また、陸上自衛隊も昨年からインド陸軍との実動演習「ダルマ・ガーディアン19」を実施していますし、航空自衛隊は今年になって初めて、インド空軍が保有するスホーイ30(ロシア製戦闘機)と共同訓練をしました。両国の軍事組織同士の連携は年々深みを増してきています。

 宇都隆史(自由民主党参議院議員、現外務副大臣、元航空自衛官)
 昭和49年生まれ、鹿児島県出身。平成10年に防衛大学校卒業(第42期)、航空自衛隊入隊。平成19年に政治の道を志して退官。平成22年自民党比例区で参議院議員に初当選。


雪月花
 モーゼの十戒をはじめ安全運転十の法則とか養生十訓とか何かと人生の指針が聞かされる。81歳の誕生日を迎えた先日、大学の時の同級生からお祝いのメッセージをもらった。この先これらに注意してお互いに健康で頑張ろうという意味だった。若い読者諸氏には縁遠い話だがクスクスと読み飛ばして頂きたい。題して「18歳と81歳の違いとは」。
 (1)心がもろいのが18歳、骨がもろいのが81歳。(2)恋に溺れるのが18歳、風呂で溺れるのが81歳。(3)偏差値が気になるのが18歳、血圧・血糖値が気になるのが81歳。(4)まだ何も知らないのが18歳、もう何も覚えていないのが81歳。(5)道路を暴走するのが18歳、道路を逆走するのが81歳。(6)自分探しをしているのが18歳、みんなが自分を探しているのが81歳。(7)恋で胸を詰まらせているのが18歳、餅で喉を詰まらせているのが81歳。(8)胸の高まりが止まらないのが18歳、動悸が止まらないのが81歳。(9)リニア新幹線に乗りたいと思うのが18歳、それまで生きていたいと思うのが81歳。(10)未来にはばたくのが18歳、あの世にはばたく81歳。
 コーヒー一杯で憲法や経済、政治、恋愛論を夜中まで茶店(さてん)で語り合ったあの青い頃の仲間たち、瞬く間の80年。「ぴんぴんコロリがいい」「俺は布団の中でねんねんコロリだ」の話になっていく。毎年集まっていた同級会もコロナ禍で今年は中止になったが来年はなんとか集まりたい。よみうり川柳にこんなのがあった「会いたいね言いつつ叶わぬ事と知る81歳の友との電話」。願わくは後少し、多くの先輩と同じようにペンを持ちながら大禍なく滑り込みといきたい。

第66期後期研修生2名が入所
<中央病院職業能力開発センター>
 公務又は通勤災害による負傷や疾病で障がいを負った隊員の円滑な部隊勤務や社会復帰に向けた更生指導業務を実施する自衛隊中央病院(三宿)職業能力開発センター(センター長・脇阪裕城)で9月10日、第66期後期研修生の任命・申告が行われ、2名(陸自)がセンターに入所した。
 入所者の任命後、学生長がセンターでの研修を申告した。申告を受けたセンター長は、「6か月という短い期間ではあるが、送り出してくれた部隊への感謝の気持ちを忘れず、自分自身のため、そして部隊のために、自らを律し目標達成に向け有意義にかつ積極的に研修に励んでほしい」と激励した。
 研修生は、6か月をかけて履修科である一般事務科において、各人の目標に向け、知識・技能、各種資格等を取得し、部隊復帰後それぞれの職務において貢献できるよう教官のもとで研修することとなる。
 職業能力開発センターでは、今期当初研修生が昭和31年の開設以来最少の2名であったが、後期研修生の入所により4名になったことで、切磋琢磨し、お互いを高めあう環境下での活気ある研修となることを期待するとともに、来期の入所に関して「公務災害等により障害を負った隊員がおられたら、ぜひ入所を検討してもらいたい。新たな出発に向けたスキルアップを応援したい」としている。
 ※職業能力開発センターHP(陸自業務システム)へのアクセス方法:中央ポータル→全国サイトマップ→(病院)中央病院→職業能力開発センター

令和3年度通常総代会開催
<防衛省職員生活協同組合>
 防衛省職員生活協同組合(武藤義哉理事長)は9月22日、全国陸海空自衛隊・機関等から総代108名(書面・委任状を含む)の出席を得て、令和3年度通常総代会をホテルグランドヒル市ヶ谷3階「瑠璃の間」(東京都新宿区)で開催した。
 武藤理事長は開会にあたり挨拶の他、複雑な割戻金や積立金の仕組みや役割を非常に分かりやすく説明するとともに、地区責任者の配置など地方の体制が整いつつあることが説明された。その後、議長に陸自中央業務支援隊・総務部長 箕輪康二1陸佐が選出され、川崎朗専務理事の説明により7つの議案の審議が行われた。
 同総代会では、(1)令和2年度事業報告書及び附属明細書承認の件、(2)令和2年度貸借対照表、損益計算書及び附属明細書報告並びに令和2年度剰余金処分案承認の件(3)令和3年度事業計画案承認の件、(4)令和3年度予算案承認の件、(5)防衛省職員生活協同組合定款等の一部改正案承認の件、(6)役員の任期満了等に伴う新役員選任の件、(7)役員報酬等案承認の件、以上の議案について審議され、いずれも原案どおり議決された。

岸大臣 ベトナムを訪問
サイバー・PKO等協力を力強く推進

日越防衛装備品・技術移転協定に署名

 岸信夫防衛大臣は、9月10日から12日の日程で、就任後初の外遊先としてベトナムを訪問した。日本の防衛大臣の訪越は2年ぶり。
 11日は、国防省でザン国防大臣と日越防衛相会談を行った。会談では、東シナ海・南シナ海を含む地域情勢について意見交換を行った。その中で岸大臣は、中国の海警法について深刻な懸念を表明した。また、二国間防衛協力について「新たな段階」に入ったとの共通の認識の下、会談に合わせて署名された「日越防衛装備品・技術移転協定」を歓迎した。日本はこれまでにアメリカ、イギリス、オーストラリア、インド、フィリピン等10か国と署名している。今後、艦艇分野を含めた具体的な実現に向けて協議を加速しつつ、ハイレベルでの交流やサイバーセキュリティ、衛生、PKOといった様々な分野での協力を力強く推進し、地域の平和と安定に、より積極的に貢献することで両大臣は一致した。
 翌12日は、チン首相とフック国家主席を表敬した後、「『新たな段階』における日越防衛協力・交流の方向性とASEANへの貢献」をテーマに、国防省で基調講演を行った。


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