防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   1025号 (2020年4月15日発行)
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防衛省・自衛隊 地方協力本部
(本部長名等は当時のものです)

所属の予備自衛官が東方総監から褒賞状
<千葉>
 千葉地本(本部長・河井孝夫1海佐)所属予備自衛官の森田予備1曹は、2月22日、東京都練馬区のホテルにおいて、令和元年度東部方面隊優秀隊員招待行事に招待され、東部方面総監より褒賞状が授与された。
 表彰式に引き続き開催された記念会食において、功績の紹介と勤務先上司・同僚等によるお祝いのビデオメッセージを紹介された森田予備1曹は、「夢をかなえるために自衛隊に入隊したが、自衛隊に育てられたおかげで、今の専門学校に就職できた。今後は自衛隊のすばらしさを生徒に伝え、一名でも多くの新規隊員の獲得に頑張っていきたい」と、自衛官を退官後、予備自衛官、即応予備自衛官として31年の永きにわたり、専門学校に勤めつつ予備自衛官等として努力してきた思いを語ってくれた。
 千葉地本は、今後とも綿密かつ親身な心情把握と教育訓練の調整を実施し、更なる優秀隊員が輩出されるよう予備自衛官等制度の充実に努力していく所存である。

雇用協力企業の部隊研修
<埼玉>
 埼玉地本(本部長・山野正志1空佐)は2月4日から5日の間、日頃から自衛官の再就職援助に協力的な14社16名の企業主等を招聘し、部隊研修を実施した。
 初日の四日は陸上自衛隊駒門駐屯地の機甲教導連隊を研修、部隊の概況について説明を受けた後、隊員食堂での昼食をはさんで、戦車や機動戦闘車をはじめ各種装備品を見学し、機甲科部隊の精強性を身近に感じることができた。
 2日目は、海上自衛隊横須賀基地に移動し、午前中は第6護衛隊の護衛艦「てるづき」に乗艦、艦内の様々な装備や飛行甲板を見学し、海上防衛の任務に就く護衛艦の重要性を改めて認識した。
 午後は、隊員食堂で節分にちなんだ「恵方巻」の昼食に舌鼓を打った後、横須賀港務隊の支援船に乗船して港内を一周、停泊中の艦船を海上から見るという貴重な経験を得た。
 参加者からは、今回の部隊研修を通じて、困難かつ過酷な任務に献身的に専念している自衛官の生の姿に触れることで、退職自衛官の雇用の有益性を再認識でき、大変有意義だったとの感想が聞かれた。
 埼玉地本では今後とも退職自衛官の雇用協力企業と連携し、援護基盤を充実させ、退職予定者に対する親身な就職援護に努めていく所存である。

大阪オートメッセ2020でPR
<大阪>
 大阪地方協力本部(本部長・富崎隆志陸将補)は、2月14日から16日の3日間、インテックス大阪(大阪市住之江区)において実施された「第24回大阪オートメッセ2020」で広報活動を実施した。
 このイベントは、「ひろげる、つながる、クルマのワクワク」をテーマに、国産車、輸入車、カスタム車などさまざまな車両が出展される西日本最大規模のモーターイベントであり、三日間で約20万人の来場者を得て大いに賑わった。自衛隊は、第36普通科連隊の高機動車、人命救助セット、第3偵察隊の87式偵察警戒車、大阪地本の1/2トラックを展示するとともに、大阪地本のマスコットキャラクター「まもるくん」も出場し、集まった来場者に積極的に自衛隊をPRした。
 来場者はクルマ好きの愛好家が多く、実物の自衛隊車両にも非常に強い関心を持ち、高機動車や偵察警戒車の性能や諸元を熱心に隊員に質問、「凄い」「カッコいい」「運転してみたい」と興味津々で、各車メーカーの展示車に引けを取らないほどの注目を浴びていた。
 また、初日には、近傍の小学生の社会見学があり、自衛隊ブースにおいて、人命救助セットの説明や展示車両を熱心に見学していた。また、日頃の活動に関する質問のほか、「なぜ高機動車の側面と屋根は鉄でなく窓ガラスがなく、幌やフイルムなのですか?」という質問から、「好きな身体の筋肉の部位は?」など隊員もタジタジな質問もあるなど、朗らかな笑いに包まれた場面もあった。
 大阪地方協力本部は、これからも地域や企業などのイベントの中で展開していく様々な広報活動を通じ、広く自衛隊を知ってもらいたいとしている。

自衛官の魅力伝わる!
公務員合同説明会
<兵庫>
 兵庫地本姫路地域事務所(所長・後藤田浩示1陸尉)は、2月22日、姫路市内において、警察、消防、海保と共同し安心安全系公務員合同職業説明会を実施した。
 今回で5回目となる本説明会は、公安系の公務員を志望している人に、それぞれの職種への理解を深めてもらい進路選択肢を拡大し志願意欲を向上させることを目的とし、54名が参加した。地本広報官からは、自衛隊の職域の広さ及び自衛官の福利厚生等の魅力をわかりやすく説明した。終盤には「自衛隊のソレ、誤解ですから!」を放映し和やかな雰囲気の説明会となった。参加者からは、「特技を生かして活躍できる場がたくさんある」「自衛隊にすごく興味を持った」等の声を聞くことができた。
 兵庫地本は、「引き続き、説明会などを通じ、自衛隊の活動や魅力を伝え募集環境の拡充に努めていきたい」としている。

育児休暇を取得
働き方改革への挑戦
<鳥取>
 1月27日、22時4分に第3子となる待望の長男が誕生した。まずは大きな産声と五体満足で産まれて来てくれたことに安堵すると同時に、長女、次女、長男それぞれの誕生の瞬間に立ち会わせてくれた職場環境に感謝した。
 妻の出産に伴い、1月22日〜1月29日の間、育児休暇を取得した。この時期、広報官業務は新規受験者の獲得と入隊予定者のつなぎ広報を実施する重要な時期と重なっているということもあり、最初は休むことに不安を感じていたが、上司・同僚の理解と協力により円滑に取得することができた。休暇間、特に入隊予定者に対して切れ目なく対応できるよう、休暇前に所長の指導のもと、同僚に業務の引き継ぎを行ったり、自宅から募集対象者への連絡を適時に実施し、業務と育児を並行して実施できるよう工夫して対応した。
 産前、産後で妻や子供達、そして新しく家族になった長男と付き添う時間をいただけた職場の理解と配慮に家族一同感謝するとともに、今後より一層募集広報活動に臨む気持ちを新たにした。
(倉吉地域事務所 広報官 吉田久志)

1名だけの採用試験
<大分>
 大分地本(本部長・井村昭利1陸佐)は、3月18日、志願者1名に対する自衛官候補生採用試験を実施した。
 令和元年度に計画していた自衛官候補生の採用試験は3月7日をもって終了していたが、入隊を希望する青年の応募を受け臨時の試験を設定し今回の1名だけの採用試験となったもの。本人は付き合っている人との結婚を考えたい、生活の基盤を得たいと自分に適する分野を探していたところに大分地本のHPを見つけて志願を決めたとのこと。筆記試験、口述試験、適性検査、身体検査を全てクリアし見事に合格した。
 大分地本は、今後も地道かつ一人一人を大切にする募集広報活動や採用試験を行い、自衛隊に必要な優秀な人材の確保に努めていきたい。

予備自招集訓練を支援
<佐賀>

 佐賀地本(本部長・安藤和幸1陸佐)は、2月14日から18日の間、目達原駐屯地において、今年度最後となる第7次予備自衛官5日間招集訓練を支援した。
 今回の訓練は、西部方面ヘリコプター隊が初めて担任することとなり、佐賀地本102名及び福岡地本から6名が出頭し、総員108名を受け入れた。
 訓練の内容は、射撃検定、特殊武器防護訓練等の通常課目に加え、ヘリコプターの実機研修が盛り込まれる等、航空部隊ならではの特性が反映されたものであった。また、今回の訓練には、最終の任期満了を迎える4名と、予備自衛官として30年、10年、5年間とそれぞれ勤務した計5名が参加していた事から、これまでの勤続を称えて表彰が行われた。
 佐賀地本は、「これからも訓練基盤の拡大を図りつつ、予備自衛官が安心して出頭できる訓練環境を整えていく」としている。

予備自衛官等の雇用を通じた社会貢献を国が認定
<長崎>
 長崎地本(本部長・西田洋一郎1海佐)は3月25日、予備自衛官等協力事業所表示制度における地本長認定企業に対し認定証を交付した。本制度は、予備自衛官等の雇用を通じ、社会貢献を果たしていることを防衛省として認定・称揚することで予備自衛官等制度に対する社会的な関心・理解を深め、同制度の円滑な運営に資することを目的とした制度であり、今年度県内企業4社(大臣認定2社、地本長認定2社)を新たに認定した。
 今回、地本長認定となった大村屋葬儀社(平戸市)は、代表が予備自衛官、従業員であるご子息が即応予備自衛官であり、従業員が少なく、又多忙中、毎年の訓練に確実に出頭するなど本制度に大きく貢献した。
 認定証を受け取った会社代表からは、「認定頂き大きな励みとなりました。今後も予備自、即自として訓練に臨み災害派遣等に備えていこうと思っています」と心強い言葉が聞かれた。
 長崎地本は、今後も企業と連携し訓練に出頭しやすい環境づくりや予備自衛官等制度の理解促進を図っていく。

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