防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   1012号 (2019年10月1日発行)
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地域と共に歩んでいく自衛隊
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市民と共に「エッチャホー・エッチャホー」
「黒石よされ」に45名で参加
<39普連>
 第39普通科連隊(連隊長・木原邦洋1陸佐=弘前)第3中隊は8月16日、日本三大流し踊りの一つとして有名な「黒石よされ」に安藤1陸尉以下45名で参加した。「黒石よされ」は藩政時代からの情緒残る黒石市中町こみせ通りなど市の中心街を巡る約1kmのコースで行われ、商店街に津軽三味線や太鼓の音が響くと、揃いの浴衣に身を包んだ隊員らが「エッチャホー・エッチャホー」の掛け声を高らかに響かせ、指先しなやかに流し踊り、廻り踊りを披露し夏の宵を満喫した。

仙台駐屯地夏休み企画
「楽しい夏の思い出ができた」
 仙台駐屯地(司令・牛嶋築陸将補)は8月6日、仙台駐屯地夏休み企画を実施した。
 ツイッターの応募による親子6組12名の参加者が、防衛館見学記念撮影、隊員食堂での体験喫食をし、最後に売店で自衛隊グッズ等の買い物を楽しんだ。
 参加者たちは、防衛館前のヘリコプターに乗ったり、戦車前で記念写真を撮るなど楽しんでいた。
 参加者からは、「子供と楽しい夏の思い出ができた」、「昼食はボリュームがあり美味しかった」、「普段見られない駐屯地内が見られて楽しかった!」などの感想が寄せられた。
 駐屯地では、今後も部外者に対し、自衛隊を肌で感じる機会を提供し、自衛隊に対する理解を深めるとともに、親近感の醸成に努めていく。

新隊員教育隊が「松本ぼんぼん」で熱演
<松本駐屯地>
 松本駐屯地(司令・伊藤裕一1陸佐)の新隊員教育隊は8月3日、松本市内の夏祭り「第45回松本ぼんぼん」に「松本自衛隊連」として参加、若さと迫力ある踊りで信州の夏の夜を大いに盛り上げた。
 松本ぼんぼんは観客20万人が訪れる長野県最大の夏祭り。松本駅前の歩行者天国には今年も約2万人の踊り手が集いサンバ調の歌「松本ぼんぼん」の曲に合わせて約18分間の踊りを6回踊る。
 2年前に最優秀賞を獲得したこともある松本駐屯地自衛隊連はこの祭りに備えて第306施設隊の尾形2陸曹を教官に招き、隊員一人ひとりに至るまで徹底した踊りの指導を実施し、完璧な仕上がりで祭りに臨んだ。17時40分、連長の尾形2陸曹の掛け声で踊り開始!暑さを吹き飛ばす「そぉ〜れ!」の掛け声と統制のとれた迫力ある踊りの自衛隊連が近づくと沿道の観客からは自然と手拍子が湧き上がる。「自衛隊〜すごい!」「強そう!」の声も。自衛隊連は約3時間その勢いを落とすことなく踊りきり、220連中第5位となる「グッドダンス賞」を獲得して地元の夏祭りを盛り上げた。
 参加した新隊員は「同期が団結して地元の夏祭りを踊れてとても楽しかった。来年も参加して、地元を盛り上げていきたいです」と話していた。

JRA小倉競馬場でファンファーレ支援
<40普連>
 小倉駐屯地(司令・杉村繁実1陸佐)は、令和元年8月4日、日本中央競馬会JRA小倉競馬場で行われた「小倉記念重賞競走ファンファーレ演奏支援」を行った。
 本支援は、今年で15回目となり、小倉駐屯地音楽部に加え、別府駐屯地音楽部の支援を受け、総勢17名でレース出走時のファンファーレ演奏を行った。
 35度を超える猛暑の小倉競馬場には約4万人を上回る来場客が訪れ、音楽部による勇壮なファンファーレが響きわたると、場内中が大きな歓声と拍手、来場客の熱気に包まれた。
 ファンファーレ演奏において、指揮を担当した寺園3陸曹は「来場者も多く緊張しましたが、落ち着いて指揮ができたと思います。これからも音楽部員として演奏を通じ、自衛隊と地域との架け橋になれるよう頑張っていきたいと思います」と熱く語っていた。

武山三自衛隊・横須賀市西地区納涼花火大会
 令和元年8月31日夜、多数の来賓の臨席のもと、約1万4000人の来場者を迎え、この夏三浦半島最後となる武山三自衛隊・横須賀市西地区納涼花火大会が、陸上自衛隊武山駐屯地(司令・堀江祐一陸将補)で開催された。
 来賓には上地克明横須賀市長が駆けつけ、地域住民と駐屯地隊員に温かい祝辞が贈られた。本納涼花火大会は昭和61年から、武山地区に所在する陸自(高等工科学校及び東部方面混成団等)・海自(横須賀教育隊等)・空自(第1高射群第2高射隊)3自衛隊と横須賀市西地区実行委員会等との共同で開催されており、毎年の恒例行事として地域に定着し親しまれている。
 本大会では、高等工科学校生徒による和太鼓、軽音楽及び吹奏楽演奏、地域住民と隊員及び生徒が参加する盆踊りが行われたほか、第31普通科連隊隊員と高等工科学校生徒との和太鼓合同演奏が披露された。
 クライマックスは約1300発の色とりどりの花火の打ち上げで、間近に見る大輪の花に大勢の地域の皆様の歓声と拍手が上がり盛況裡に納涼花火大会は終了した。

国分駐屯地夏祭り
昨年比1・8倍の来場者で賑わう
 第12普通科連隊(連隊長・渡辺亘紀1陸佐=国分)は、令和元年8月8日、国分駐屯地夏祭りを開催した。
 地元中学生による一日駐屯地司令の開会宣言で始まり、司令の挨拶、鹿児島県知事より祝辞が贈られ、音楽部の演奏と続いた。今年は、4名の鹿児島自衛隊広報大使が来隊し、タレントの中島身依さんが総合司会をNanoさんが歌謡ショーで盛り上げ、子供たちに大人気の薩摩剣士隼人・じゃんけんまんが、お菓子を配りながら、子供たちとのふれあいを楽しんだ。また、地元の唄者の界眞子さんによる歌謡ショーや、曹友会による大抽選会、最後は1500発の花火も上がり、駐屯地がお祭りで盛り上がった一日となった。
 この日、駐屯地には、昨年の1・8倍となる、約7000名もの方が来場し、楽しいひと時を過ごした。

持続走競技会
<第1特科隊>
 第1特科隊(隊長・林佐光1陸佐=北富士)は、9月2日・4日の2日間、北富士駐屯地において、全6個中隊の中隊対抗による5kmでの隊持続走競技会を実施した。昨年優勝した情報中隊は、現在4連覇中であり、各中隊は打倒情報中隊を目標に掲げ大いに奮い立った。
 特に、第1中隊は過去4大会とも情報中隊に惜敗し準優勝に甘んじており、臥薪嘗胆しながら本競技会を待ちわびていた。
 開会式の統裁官訓示にて、隊長は本競技会の目的を個人に必要な体力・精神力の向上、部隊の団結の強化及び士気の高揚とした上で、「自らの限界に挑戦せよ」「団結せよ」「危機管理」の3点を競技会参加の全隊員に要望し、「競技者全員が、これまでの練成成果を存分に発揮し、己に負けることなく、全力で臨んでもらいたい」と述べた。
 本競技会の採点要領は、体力検定の採点基準に準じた得点制で行われ、年代・男女にかかわらず記録を求めて努力すれば、中隊の優勝に繋がる方式を採用しているため各隊員は妥協することなく、高得点を目指し走りぬいた。
 競技会は30度を超える厳しい残暑の中で行われたが、一人の棄権者を出すことなく、隊員たちは自分の中隊の仲間に限らず競技参加隊員全員に対し熱い声援を送るなど、体力・気力の向上だけでなく団結力の強化が図れた。
 結果は、唯一平均タイムが20分を切った「疾風」第1中隊が、王者・情報中隊を僅差で上回り5大会ぶりに優勝を果たした。

富士総合火力演習に参加
隊員家族を招いて家族広報も
<第10特科連隊>

 第10特科連隊(中村雄久1陸佐=豊川)第1大隊は、令和元年8月11日から8月25日までの間、東富士演習場(静岡県)において実施された「令和元年度富士総合火力演習」に参加した。
 集成第1中隊(中隊長・鈴木1陸尉)を編成した第1大隊(5門)は、特科教導隊(富士)とともに、猛暑の中で鋭意練成を重ね、本番に向け練度を向上させた。
 18日、予行演習の場を活用して、第1大隊は、射撃陣地に隊員家族を招いて家族広報を実施した。また20日、新隊員教育隊は、新隊員とその家族を招いて実射の研修を行った。その際、新隊員は初めて間近でFH70の射撃を見て、より一層訓練に邁進する気持ちを固めた。
 25日、曵火射撃による至難の業といわれる富士山型に曵火させる同時弾着射撃などを披露し、訪れた約2万4000人の来場者を沸かせた。


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