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自衛隊ニュース   1001号 (2019年4月15日発行)
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自衛官候補生入隊式
<第44普通科連隊>
 第44普通科連隊(連隊長・土肥直人1陸佐=福島)は4月6日、福島駐屯地において自衛官候補生の入隊式を挙行した。
 真新しい制服に身を包んだ70名の自衛官候補生は、多くの来賓や家族が見守る中、後藤洋之(ごとうひろゆき)自候生(31)が入隊の申告を行い、田島懐哉(たじまなつや)自候生(21)が力強く「一致団結し、心身を鍛え、技能を磨く」と宣誓を誓った。続いて 肥連隊長は自候生を激励し、自衛官候補生を代表して萩原妙師(はぎわらとうし)候補生(21)がこれから始まる教育に臨む強い決意を込めて答辞を述べた。
 参列した家族は、社会人として、自衛官として人生の大きな一歩を踏み出した息子の姿に感動し、共に自衛隊入隊の良き日を喜び合った。
【後藤自候生のコメント】
 今までお世話になってきた方々に感謝の気持ちを忘れず、これから厳しい訓練もあると思いますが、国を守る逞しい自衛官になれるように同期70名で一致団結してこの教育を頑張っていきたいです。

陸上自衛隊高等工科学校卒業式
若桜327名が旅立つ
 3月21日に陸上自衛隊高等工科学校(学校長・堀江佑一陸将補=武山)は、岩屋毅防衛大臣立会の下、第62期生徒(327名)の卒業式を盛大に挙行した。
 式には、鈴木貴子防衛大臣政務官、山崎幸二陸上幕僚長(現統合幕僚長)、小泉進次郎衆議院議員、佐藤正久参議院議員、上地克明横須賀市長、吉田英男三浦市長及び神奈川県立横浜修悠館高等学校原口瑞校長をはじめとする部内外多数の御来賓が臨席するとともに、この晴れの日を心待ちにしていた卒業生の326家族980名が出席した。
 学校長が一人ひとりに卒業証書を授与し、各種褒賞を該当生徒に与えた。その後、学校長が「この3年間で得たものを忘れずに、困難を恐れず挑戦を続け、有難いと思える人生となるよう成長せよ」と餞(はなむけ)の言葉を送った。
 続いて、防衛大臣は「諸君が身に就けた、柔軟な思考力、創意工夫が、従来の延長線上にない防衛力の構築において大きな役割を果たしてくれると期待する」と訓示し、内閣総理大臣から「諸君の後ろには、諸君を信頼し、諸君を頼りにする日本国民がいます。その誇りと自信を胸に各人が果たすべき役割を全うしてください」というメッセージが送られた。また、陸上幕僚長、神奈川県立横浜修悠館高等学校長、佐藤正久議員、小泉進次郎議員及び横須賀市長からも訓示及び祝辞を頂戴した。
 次いで、在校生代表山口翔大生徒(第2学年)による送辞、卒業生代表奥田俊介生徒による答辞、「仰げば尊し」斉唱、校歌斉唱と続いた。特に答辞では生徒のみならず保護者及び御来賓のなかにも感極まる光景も見られ、学校で過ごした3年間が厳しくも充実したものであったことを印象付けた。
 なお、卒業生の大半が、4月1日付で陸士長に任官し、全国5カ所にある陸曹教育隊で生徒陸曹候補生課程(前期)へと進み、一部の生徒が防衛大学校、海上及び航空自衛隊航空学生への道に進む。校歌にもある「風雨に堪えて、健やかに、伸び育ちたる若桜」、第62期生「若桜」たちは自衛官生活の第一歩を踏み出し、全国の部隊等に旅立った。

第133特科大隊隊旗返還式
15年の歴史に幕を閉じる
 第1特科群(群長・水沼大1陸佐=北千歳)は、3月26日、北千歳駐屯地において、部隊廃止に伴う第133特科大隊隊旗返還式を挙行した。
 同大隊は、平成16年3月、陸上自衛隊で最大規模の重火力を誇る部隊として真駒内駐屯地で編成完結し、第1特科群の隷下部隊となり、「勇進天翔」を合言葉に多連装ロケットシステム(MLRS)部隊として第一歩を踏み出した。同年8月には矢臼別演習場において、初度射撃を実施。その後も、各種検閲・競技会では所望の成果を上げ、災害派遣等の任務も完遂してきた。
 3月20日、大隊は中隊旗返還式を挙行するとともに、大隊看板を群へ引渡した。3月26日、第9代大隊長前井3陸佐による大隊旗返還をもって、これまでに刻んだ数々の栄光を胸に体制移行に伴う部隊廃止を完結し、15年の歴史に幕を閉じた。

創隊記念行事
更なる飛躍へ新たな歴史を刻む
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第49普通科連隊 15周年
 第49普通科連隊(連隊長・前野直樹1陸佐=豊川)は3月31日、豊川駐屯地内において連隊創設15周年記念行事を実施した。
 本行事は、隊員の一層の使命の自覚、士気の高揚及び団結の強化を図るとともに、隊員家族及び協力団体等ともに創隊15周年を祝い、相互の親睦を図ることを目的とし、式典、感謝状贈呈式、記念撮影、懇親会等で構成された。また、15周年記念のロゴマークとキャッチフレーズ「飛翔〜新なる挑戦〜」が紹介された。
 49普連は10特連内に編成されたコア普通科連隊準備隊を基に平成16年3月29日に編成完結し、この度15周年を迎えた。
 式典で連隊長は「15周年は我々にとって大きな節目である。この節目を契機として、一層の飛躍を図るとともに、連隊の隊員が一丸となって任務に邁進しよう(要旨)」と式辞を述べ、節目の年を祝った。このほか、連隊後援会及びOB会来賓からも祝辞が贈られた。
 懇親会では、創隊以来の連隊の歩みをまとめた記念映像が上映され、これまでの様々な出来事を隊員家族やOBとともに振りかえり、数々の成果と実績を積み重ねた連隊に今、所属又はかかわることの誇りと希望を新たにした。会場では曹友会アトラクションとして49ウルトラクイズ、ビンゴ大会、和太鼓演奏など家族ぐるみで楽しむ催しもあり、終始大いに盛り上がる行事となった。
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第13特科隊 20周年
 3月28日、第13特科隊(隊長・中川理(まこと)1陸佐=日本原)は創立20周年を迎えるにあたり祝賀行事を行った。
 第13特科隊の発足は、平成11年3月29日、第13師団から第13旅団への改編に伴い、第13特科連隊から第13特科隊に改変されたことに始まる。
 記念行事当日は、日本原駐屯地内の訓練場にて整列する第13特科隊の隊員を前に、中川隊長は「特科隊創立20周年を迎えることができ、その間、各種任務を完遂できたのは、諸先輩方が築いてこられた伝統の賜物である。特科隊は、今後、中部方面特科連隊へと体制移行を推進していくが、それまでの間、引き続き、旅団火力の骨幹として真に戦える部隊となるよう訓練に臨んでいくので、隊員諸官も引き続き練度向上に努めてもらいたい」と式辞を述べた。
 隊長の式辞後、祝砲射撃、特科隊員で「20 th」の人文字を作り、主要装備品の前で記念撮影を実施し、帰属意識の高揚を図った。
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第42即応機動連隊 1周年

 第42即応機動連隊(連隊長・小見明之1陸佐)は、3月17日北熊本駐屯地において連隊創隊1周年記念行事を実施した。
 本行事は、改編後初めての記念行事であり、隊区市町村長をはじめ、関係協力団体、隊員家族等が参加した。
 連隊長は、観閲式において隊員を前に改編後の1年間を振り返り、改編に伴う戦力化、災害派遣等の苦労を労うとともに、各種事態への即時即応を強調した上で、諸職種協同部隊の実力を最大限発するため協同連携が重要と述べ一層の練磨と団結強化を訴えた。
 観閲行進では、各中隊等の新装備も登場し、威風堂々の車両行進を披露した。
 訓練展示では、実戦さながらの迫力ある格闘訓練及び新規装備品の走行、射撃等の運用場面の一端を紹介し、来場者はその迫力に驚嘆し盛大に拍手を送っていた。
 午後は後援会、OB会主催の祝賀会食が催され、最後は全員で連隊歌を斉唱し、盛会のうちに行事を終えた。


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