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自衛隊ニュース   986号 (2018年9月1日発行)
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徳島教育航空群が第2級賞状を受賞
TC-90型練習機フィリピンへの移転の功績
 徳島教育航空群(群司令・今泉一郎1海佐)は、我が国初の海外への防衛装備品移転となったフィリピン共和国へのTC-90型練習機移転事業の功績により第2級賞状を受賞した。
 TC-90型練習機のフィリピン共和国への移転は日比防衛装備品・技術移転協定に基づき行われ、計5機のTC-90型練習機が、平成29年度末及び平成30年度末に、徳島教育航空群の隊員により空輸が行われた。また、第202教育航空隊では、平成28年11月28日から平成30年3月16日までの間、フィリピン共和国海軍操縦士に対するTC-90操縦講習を3期に分けて行い、計6名が同講習を修了した。
 8月6日、村川豊海上幕僚長から第2級賞状を授与された今泉群司令は「我が国初となった海外への防衛装備品移転は、徳島教育航空群の全ての隊員が、移転事業の開始から終了まで、各自の持ち場で、必要な業務を適切に行った結果である。今後も隊員一同団結し任務遂行に邁進していきます」と語った。

稚内の3自衛隊
日本のてっぺんで合体
 陸上自衛隊稚内分屯地(司令・森正博2陸佐)、海上自衛隊稚内基地分遣隊(隊長・奥村武士2海佐)、航空自衛隊稚内分屯基地(司令・出端雅春2空佐)は7月29日、「稚内分屯基地開庁64周年記念行事〜日本のてっぺんで3自衛隊が合体〜」を共同で開催した。稚内の自衛隊基地は、陸海空3自衛隊の部隊が同一敷地内に配備されている全国でも珍しい基地であり、基地警備訓練や自治体主催の防災訓練、夏の鎮守神社例大祭神輿担ぎ、冬の雪像制作等依頼による地域事業等、様々な行事で行動を共にしている。記念行事当日の7月29日は外気温29・9度と、稚内市として7月の観測史上最高気温となる厳しい暑さであったが、数々のイベントで各部隊の隊員は奮闘、2つの会場を合わせると1000人を超える来場者で賑わった。
 メイン会場の稚内分屯基地では、航空自衛隊の対空機関砲やペトリオット等各種装備展示、陸上自衛隊は第2偵察隊による華麗なバイクドリル訓練展示、74式戦車と装輪装甲車の体験搭乗、海上自衛隊は、「ノスタルジックUSベース」と称し、米軍が稚内市に駐留していた当時に隊員クラブとして建築され、現在は海自稚内基地分遣隊の倉庫として使用されている施設を一般公開した。74式戦車と装輪装甲車の体験搭乗には多くの家族連れが訪れ、晴天の利尻富士が眺望できるコースを大いに楽しんだ。「ノスタルジックUSベース」は米軍が使っていたダンスフロア、ステージ、バーの面影残る施設内に米軍駐留時(昭和30〜40年代)の映像や写真を展示、当時を知る市民から「懐かしい〜」との声が上がった。
 また、市内中央埠頭では第1ミサイル艇隊のミサイル艇「くまたか」の体験航海(午前)と一般公開(午後)が行われた。体験航海には20名ほどの地元中学生が招待され、海自最速40 ktの高速航行と左右に舵をきるスラローム航行のダイナミックなクルージングを楽しんだ。
 陸海空自衛隊の装備をほぼ一時機に体感できる稚内分屯基地開庁記念行事、それぞれの会場に来場した市民は稚内の短い夏の1日を思い切り満喫し、自衛隊への理解を深めた。稚内の3部隊はこれからも「地域ファースト」であり続ける。

海賊対処に向け館山航空基地から出発
<第21航空群>
 第21航空群(群司令・小俵和之海将補=館山)では、8月2日、ソマリア沖・アデン湾における派遣海賊対処水上部隊(第1護衛隊群第1護衛隊「いかづち」)へ臨時乗組みする第21航空隊搭乗員(派遣隊長・山根英和2海佐以下8名、SH-60K哨戒ヘリコプター2機)の出発壮行会を行った。
 壮行会では、館山市長を初め自衛隊協力会等約30名の来賓及び派遣隊員の家族の参列を得て、基地の隊員総員が整列するなか行われた。派遣隊長山根2海佐が力強く任務完遂を誓う出発報告を行った後、群司令は、「ソマリア沖・アデン湾における海上自衛隊の活動が、我が国の国益を守るために、また国際社会の平和と安定のために、いかに重要な任務であるかを自覚し、誇りをもって任務にまい進してもらいたい」と訓示した。
 この後、派遣隊員8名は、壮行会に参列した家族、来賓及び隊員らの盛大な見送りを受け、護衛艦「いかづち」に向け、館山航空基地を飛び立った。彼らは、既に今回の派遣に先立ち臨時乗り組みしている第21整備補給隊の整備員3名と共に、8月5日に横須賀を出港する「いかづち」に乗り組み、第31次派遣海賊対処行動水上部隊として出発した。

海・空女性隊員が交流
<第2航空群>
 第2航空群(群司令・瀬戸慶一海将補=八戸)は、「働き方改革」事業の一つである女性自衛官活躍推進の一環として、八戸航空基地で勤務する女性自衛官と航空自衛隊北部航空管制団隷下部隊の女性自衛官との懇談会を行った。
 初の試みとなった懇談会は、6月20日、八戸航空基地に海自から14名、空自から12名の女性自衛官により、和やかな雰囲気のなかで自由に会話ができるよう、基地内厚生センターの談話室で茶話会形式で開催された。
 懇談では、双方の日課、転勤周期、女性隊員の育児環境、営内生活などの相違点について、理解を深めるとともに、若年隊員や後輩の指導等の共通の話題についても真剣な眼差しで意見交換を行った。
 八戸航空基地では、平成30年度から毎月1回を標準に、「女性隊員連絡会報」を実施し、テーマ別に専門の講師を招いての「介護保険制度の紹介」や「子供の教育と教育資金の準備」などの理解促進、女性隊員同士の意見交換を実施している。今後は、民間企業に勤める女性隊員との意見交換など、交流の幅を広げて、女性自衛官の活躍を積極的に推進していく。

夏越まつり総踊りで特別賞
<第22航空群>
 第22航空群(群司令・岡田真典海将補=大村)は、8月1日〜3日の日程で開催された大村市夏の最大イベント、「平成30年おおむら夏越まつり」に参加した。
 おおむら夏越まつりは、昭和55年、「大村を元気にしたい」との熱い思いから大村市内全25神社や各種団体等の運営協力を得て始まった祭りであり、今年もおおむら夏越まつり協賛会(会長・園田裕史大村市長)からの依頼に基づき総踊りへ参加し、夏越まつりを大いに盛り上げた。
 最終日となる3日の夏越まつり総踊りは、市内18団体総勢約1400名の踊り子が参加する中、大村航空基地の隊員から構成される「ちどり連」(群司令以下総勢64名)は、昼間の猛暑の名残と祭りに沸き立つ市民の熱気が入り混じる総踊り会場において、明るく、力強く、そして一糸乱れぬ踊りを披露し、会場を埋めつくす多くの市民・見物客を魅了した。また、夏越まつり総踊りの中で実施された総踊りコンテストにおいては、猛暑をものともしない熱い踊りとチーム全体が踊りを楽しむ姿勢が踊りの専門家を含む審査員の高い評価を得、特に優秀な団体に与えられる「夏越特別賞」の栄冠を獲得した。
 表彰式後のアンコール総踊りでは、応援に駆けつけた隊員や家族、支援団体の人たちとも一体となって終始笑顔で夏越特別賞受賞の喜びを分かち合った。
 市民が一体となって、真夏の夜に煌く大輪の華を咲かせた今年の「おおむら夏越まつり」は、大盛況の中幕を閉じた。

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