防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   980号 (2018年6月1日発行)
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機略縦横
陸上総隊最先任上級曹長 齋藤國利准陸尉
 上級曹長制度の検証が開始された12年前、私は中隊先任上級曹長に上番していました。守山駐屯地厚生センターにおいて、師団長、師団最先任が鋭い眼光と厳しい口調で話された、本制度の意義や目的は強烈な印象でした。「口先でなく、行動で背中を見せ、感化させろ」この言葉が深く脳裏に焼きつきました。以来、最先任という職務に使命感を持ち、現在は幸運にも陸上総隊最先任として勤務しています。
 陸上総隊司令官は統率方針に「即動必遂」を掲げています。それは「我々は、いつ何が起こっても迷わず直ちに行動を開始し、そしてより高い成果をもって任務を完遂しなければならない」ということを意味しています。我々の任務は国を護ることにあります。国民を仲間を、そして家族を守るために厳しく過酷な訓練を乗越え、いざというときのために備えなければいけないのです。
 今後も陸上総隊司令官を直接補佐する陸上総隊最先任上級曹長という名誉ある職務に勇往邁進していきます。

航空自衛隊静浜基地60周年記念航空祭
 「雨?強風?」と心配された5月20日、航空祭開始時間が近づくにつれ天気予報は好転していった。今回の静浜基地(司令・辻正紀1空佐)航空祭は、基地60周年と焼津市・大井川町合併10周年を合わせた記念航空祭であり、約3万人が訪れた。
 開場時間は例年より遅い午前10時。今か今かとエプロンわきで開場を待つ多勢の人々。10時にロープが外れると一斉に走り出した。静浜基地のT-7が2機飛び立つところからフライトは始まった。そしてF-15の通過飛行、KC-767、RF-4、T-4、F-2、県警ヘリ、T-7と続き最後は、ブルーインパルスによる展示飛行。「ブルーインパルス、初めて見た。興奮してドキドキする」と、名古屋から来た高校生は大感激。このまま地本のブースに行ってくれればいいなと案内した。
 地上展示も大人気で、軽装甲機動車の運転席に座るためには長蛇の列。また、格納庫内の地元物産ブースやステージイベントも大盛況だった。様々に趣向を凝らした今回の航空祭。マニアから家族連れまで楽しめた1日だった。

「我が道場」完整!
平成30年度演習場春季定期整備
<陸上自衛隊第5旅団>
 第5旅団(旅団長・堀井泰蔵陸将補=司令部・帯広)は、5月8日から17日までの間、矢臼別演習場及び然別演習場において、平成30年度演習場春季定期整備を実施した。
 我々の「道場」である然別演習場及び矢臼別演習場の整備は、第5旅団のみならず、全国から来道する陸上自衛隊各部隊の練度向上のためにも必要不可欠であり極めて重要な任務だ。
 本演習場整備において各部隊は、あらゆる気象・地形を克服し、「万事、作戦を基準」として各種訓練施設・道路等の整備に邁進するとともに、各人は「自らの道場は、自らが良くする」という強い信念をもって与えられた任務を完遂し、じ後迎える訓練最盛期において陸上自衛隊が使用する「我が道場」の整備を完整させた。

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