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自衛隊ニュース   974号 (2018年3月1日発行)
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師団武道大会 連覇!
26普連・2施大・2偵
第2師団
 2月7日、第2師団(師団長・野澤真陸将=旭川)は、旭川駐屯地北体育館で「平成29年度師団武道戦技競技会」を開催した。本競技会は、人間形成及び戦技能力の向上を図るとともに、部隊の団結強化、隊員の士気高揚を図ることを目的として行われる。
 第2師団隷下部隊から選手約160名が参加し、部隊対抗方式等により熱戦を繰り広げた。また各部隊や自衛隊協力者約510名が駆け付け声援を送った。そして統裁部要員約80名が大会を裏で支え、平成27年以来2年ぶりの開催は大いに盛り上りを見せた。
 大会は、各部隊がA〜Cグループに振り分けられ、銃剣道と拳法の2種目で競った。銃剣道は各グループで総当たりの団体戦を行うとともに、部隊から一人選抜しトーナメント式の個人戦も実施。拳法はA、Bグループは総当たりの団体戦、Cグループはトーナメント式の個人戦を実施した。
※主な成績は以下の通り
【Aグループ】
銃剣道1位▽第26普通科連隊、拳法1位▽第25普通科連隊、総合1位▽第26普通科連隊
【Bグループ】
銃剣道1位▽第2施設大隊、拳法1位▽第2後方支援連隊、総合1位▽第2施設大隊
【Cグループ】
銃剣道1位▽第2偵察隊
【銃剣道個人戦】1位▽名和遼3陸曹(第3普通科連隊)
【拳法個人戦】1位▽河合祐太2陸曹(第2化学防護隊)
【拳法個人戦(女子)】▽菅野佳奈3陸曹(第2通信大隊)

体感温度マイナス30℃
ニセコアンヌプリを踏破

冬季戦技教育隊
 冬季戦技教育隊(隊長・山口尚2陸佐=真駒内)が担任する第9期冬季遊撃課程教育(1月10日〜2月28日)は、課程教育前半の山場、ニセコアンヌプリ登頂を目指し、1月26日午前8時、山地総合訓練を開始した。
 装具約40kgを携行した遊撃学生は、気温マイナス8℃、風速1mの雪降る中、ニセコトレーニングセンターを出発し、3コ班でラッセルを交代しつつ新雪をかき分け、午後1時にチセヌプリの標高800m地点に到着、午後5時半頃には横穴式の雪洞を概成し、1日目の雪中露営を実施した。
 2日目は、午前5時30分に行進を開始、気温もマイナス10℃を超え、風速も7〜8mの吹雪の中、標高800mのチセヌプリから標高1000mニトヌプリ縦走を開始した。冬山の行動にまだ不慣れな学生は、大きな背のうに揺られ、特に下り斜面では、悪戦苦闘しながら午後1時に五色温泉のビバーク地点に到着した。
 この日は疲労も蓄積した中、縦穴式雪洞を日没後に完成させた。
 1月28日、最終日、アンヌプリ山頂を目指す学生は、午前3時半頃から行動を開始、前日指摘された、背のうのパッキング、携行要領を修正し、防寒靴カバーを取り外し、スキーを装着して、ニセコアンヌプリ標高1308mへのアタック準備を完了した。予定通り、午前5時30分、前進を開始、気温マイナス14℃、風速も時折10mを越える中、確実な足取りで山頂を目指した。
 前日の偵察において、日の出前でも経路維持ができるように作成したスキー痕は、吹雪のため跡形もなくなってはいたが、確実に自己位置を標定しながら、経路を維持し前進した。日の出後も吹雪のため、視界が悪い中、急斜面を前進した。
 山頂手前では、体感温度がマイナス30℃を超え、前の隊員が見えなくなる程の粉雪が吹き荒れる中、同行教官・助教が確実に人員を掌握しつつ、指導部、学生一体となって、遂に、午前11時50分、ニセコアンヌプリ登頂を達成した。
 登頂で相当な体力を消耗し、下りはほぼ3点支持による滑降となった隊員もいたが、午後2時、32名の遊撃学生が無事に帰還した。

全自バスケット大会
宇都宮(男子)が初出場・初優勝
 2月10日から12日に朝霞駐屯地内の自衛隊体育学校体育館で、「第31回全自衛隊バスケットボール大会」(主催:全自衛隊バスケットボール連盟、後援:陸海空自衛隊、支援:朝霞駐屯地)が開催された。
 全国の予選を突破した男子19チームと女子7チームが一発勝負のトーナメント戦でしのぎを削った。男子は大会3連覇を目指す絶対王者の弘前チームに初出場の宇都宮チームが75-70で競り勝つと、その勢いのまま防衛大チームを76-65で破り初出場初優勝を飾った。女子は市ヶ谷チームが優勝を果たした。
※主な成績は以下のとおり
【男子】優勝▽宇都宮、準優勝▽防衛大、第3位▽弘前・新発田、最優秀選手▽田村長人(宇都宮)、【女子】優勝▽市ヶ谷、準優勝▽東千歳、第3位▽防医大・防衛大、最優秀選手▽武田美月(防衛大)

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