防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   937号 (2016年8月15日発行)
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「頑張っています」新しい職場
活躍するOBシリーズ
(一財)日本モーターボート競走会若松支部 堂元 隆司
堂元氏は平成28年1月に航空自衛隊第2高射群整備補給隊を3空佐で退官。54歳
 私は、平成28年1月に芦屋基地の勤務を最後に定年退職し、同年3月から、日本モーターボート競走会若松支部に再就職しました。今は、若松競艇場で、レース中に事故で海に落ちた選手を、3人1組のレスキュー艇で救助する仕事を主に担当しています。
 昨年の秋、基地援護室に挨拶を兼ねて初めて求人の状況を聞きに行った際、今の職場の紹介がありました。薦められた理由は、私が、採用のために必要な小型船舶操縦士の免許を持っていたこと。そして、その職場のメンバーの多くが芦屋基地のOBで、以前から親交のあった先輩方もいたこと。加えて、通勤も自宅から車で15分程度と近距離であることなど、私が求めていた条件に非常に近かったためで、私も「ここしかない」とすぐに採用を希望して、今に至っています。
 しかし、「レース中に事故で海に落ちた選手をレスキュー艇で救助する」という活動は想像以上に難しいものでした。救助中は、選手をレスキュー艇のスクリューに巻き込むことがないように、エンジンを中立にした状態で活動するのが原則ですが、北九州地方は年間を通じて風が強いため、エンジンを中立にした瞬間からレスキュー艇は風に流されていきます。救助活動の間、現場の所定位置に留まり続けることは至難の技です。また、選手が落ちた際に衝撃で意識を失っている場合は、更に一刻を争う事態になるため、日々の救助活動は緊張の連続です。
 これから定年退職を迎える方への助言としては、やはり早めの準備をお勧めします。企業から幅広く求められる人材になるためには、有効な資格、免許、実務経験等を得て、攻めの姿勢で再就職活動に臨んでいくことが必要です。
 最後に。モーターボートの選手は厳しい教育・訓練を受けて育っているため、明るく、礼儀正しく、情熱あふれる若者ばかりです。私もそんな彼らから元気をもらいながら、人生のセカンドステージを充実させていきたいと思っています。

HOME's English Class
(防衛ホーム英語教室)
It's sizzling out!
イッツ シズリング アウト
外は猛烈に暑いね!
Hi! How are you doing? 皆さん、お元気でしょうか。盛夏ですね。盆休みを田舎でゆっくりされている方、海外旅行を楽しまれている方も多いと思います。日本民族大移動は、日本の夏の風物詩です。それぞれの場所で、旧交を温めたり、新しい、楽しい出会いで充実した時間を過ごしたいですね。さらに、夏のエネルギーと大自然を満喫してください。
 さて、今回の表現は、"It's sizzling out!"「外は猛烈に暑いね!」です。暑いを表現する言葉は多くありますが、今回のsizzleは、焼肉やステーキなどを「じゅうじゅう焼く」ということから来ています。焼かれるような暑さ、じゅうじゅうという音をイメージしたもので、「大変暑い、猛烈に暑い」を意味します。名詞のsizzlerを使って、「じゅうじゅうと音がするほど暑い状態」を表現することもできます。It's going to be a sizzler this afternoon!「午後は、むっちゃ暑くなりそうですよ。」と表現します。
 昨年のこの時期は、宇都宮の部隊で「軍事英会話の集中講義」をしておりました。一日8時間の英語の授業を隊員とともに汗を流していました。8時間立ち続けで、大声で英語の講義をするのは非常に体力のいる仕事ですが、クラス全体が、ワンフレーズごとに発音が良くなり、英語のリズムが身についてくる感覚は、講師冥利につきます。機会があれば、また隊員の英会話能力向上のお手伝いができればと思っています。今年は、菩提寺の盂蘭盆会に出席して、先祖供養をしたいと思っています。ストレスの少ない、陽気で楽しい生活をお過ごし下さい。それでは、皆さん。See ya!
〈スワタケル〉

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