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自衛隊ニュース   933号 (2016年6月15日発行)
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地域との絆 更に強く
地本便り

伊勢志摩サミットに伴う海自艦艇の出入港を支援
〈愛知〉
 愛知地本(本部長・杉山利行1陸佐)は、5月23日及び24日の間、名古屋港金城ふ頭において、主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)警備実施に伴う海上自衛隊艦艇の、名古屋港出入港作業等を支援した。
 これは、サミット期間中における要人の安全確保・要人輸送、テロ等の警戒監視、会場周辺の警戒活動にあたる陸海空各自衛隊の活動に伴うもので、今回名古屋港に入港したのは、護衛艦「いずも」「いかづち」「ふゆづき」、掃海艇「はつしま」、ミサイル艇「はやぶさ」「わかたか」「おおたか」の7隻。
 5月23日午後0時00分、名古屋港初入港となる護衛艦「いずも」をはじめ、各自衛艦が名古屋港金城ふ頭83、84、85岸壁にその雄姿を見せ始めると、岸壁に居合わせた名古屋港管理組合職員や港湾作業員等から、「さすが海上自衛隊」「大きくて、すごいなぁ!」「格好良い!」などと、感嘆の声が多く上がった。
 愛知地本は、横須賀地方総監部や名古屋港管理組合など、海上自衛隊艦艇の名古屋港出入港に伴う関係各所との調整や、出入港時のもやい作業等を行い、艦艇7隻の入港を支援した。
 5月24日午後1時、名古屋港での「伊勢志摩サミット調整会議」を終えた海上自衛隊護衛艦「いずも」以下7隻は、サミット本番に向け伊勢湾に向け出港した。
 愛知地本は、「今後も各種任務・行事等における支援を、全力で行っていく」としている。

掃海艇「うくしま」唐津での一般公開を支援
〈佐賀〉
 佐賀地本(本部長・大塚陽一1陸佐)は、5月28日及び29日に、唐津東港において、海上自衛隊佐世保地方隊下関基地隊第43掃海隊所属の掃海艇「うくしま」の一般公開を支援した。両日ともあいにくの雨にもかかわらず、多く来場者が足を運んだ。
 艦艇見学においては、乗組員による、任務や装備について説明を行い、「うくしま」が木造の船であることに驚く乗船者も多く、「木造だとは思わなかった。意外だった」、「こんなに大きな木造の船は見たことがない」といった声が聞かれた。また、操舵席に座って船を操縦する気分に浸ったり双眼鏡を覗いて「すごい!こんなに遠くまで見えるんだ!」と思わず驚きの声を上げるなど、興奮している様子の子どもたちで船内は終始賑やかだった。
 乗組員によるラッパの吹奏展示も行われ、展示後、そのラッパを吹こうとする子どもたちが多数押しかけて、上手く吹けず「思ったよりもはるかに難しい」と言いながらも、我先に吹こうと躍起になる子どもたちで賑わいを見せていた。
 広報ブースにおいては、制服の試着コーナーや自衛官募集コーナーを設置し、多くの艦艇見学を終えた来場者が立ち寄った。特に人気だったのが制服の試着コーナーで、小さなお子さんを持つ親御さんたちが、制服を着て、敬礼をする我が子の姿を「かわいい」と口々に言いながら、笑顔でカメラに収めていた。自衛官募集コーナーにも多くの学生等が訪れ、広報官の説明に熱心に耳を傾けていた。
 佐賀地本は、「今後もあらゆる場を活用して陸海空自衛隊の積極的な広報活動を行い、地域の方々に親近感の醸成を図り、防衛省・自衛隊に対する信頼や理解を深めていきたいと考えています」としている。

第4回震災復興フェスティバル
〈兵庫〉

 兵庫地本柏原地域事務所(所長・河部貴史1陸尉)は5月8日、三田市有馬富士公園で開催された「第4回震災復興フェスティバル」に広報ブースを開設し、装備品(パジェロ)及び携行食(戦闘糧食2型)に加え、4月に発生した熊本地震における災害派遣の活動状況や、兵庫県から派遣されている部隊についてのパネル等を展示するとともに、活動内容等について紹介した。
 ブースを訪れた来場者は、行方不明者捜索の状況、また、入浴支援等の活動状況等をパネルで確認する他、阪神淡路大震災時の状況を振り返り、地震に対する恐怖を口にしていた。
 また、展示車両の前では普段見慣れない車に多くの家族連れが記念撮影等を行った。
 兵庫地本は、「地域の各種行事に積極的に参加し、住民の自衛隊に対する理解を深めるとともに、身近な存在であることの広報に努めていく」としている。


第9音楽隊による音楽演奏会を支援
〈岩手〉
 岩手地本一関出張所は、5月18日、水沢商業高校で第9音楽隊による音楽演奏会を支援した。演奏会には同高校の生徒、教諭、保護者合わせて387名が来場。人気ゲーム、モンスターハンターのオープニング曲「英雄の証」や、2006年全日本吹奏楽コンクール課題曲「マーチ・スカイブルー・ドリーム」、ボーカロイドで有名な「千本桜」など、幅広いジャンルの曲を演奏し、ソロのパフォーマンスなどで会場を湧かせた。演奏終了後は、生徒会長の及川量子さんより「生の演奏を聴く機会がないのでとても貴重な経験をすることができました。ありがとうございました」との感謝の言葉と花束の贈呈が行われ演奏会は終了した。
 一関出張所は広報コーナーを開設し自衛隊イベント情報のパンフレットなどの配布を行い自衛隊に興味のある学生たちが広報官から自衛隊の魅力などの説明を熱心に聞いていた。
 一関出張所は、「今後も演奏会などを通じ、自衛隊への理解を深めてもらうよう広報活動を継続していく」としている。

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