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自衛隊ニュース   928号 (2016年4月1日発行)
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西部方面隊創隊60周年記念行事
西部方面音楽まつり

2600名の聴衆を魅了
 3月5日、熊本市民会館崇城大学ホールで「新たな挑戦 そして未来へ」をテーマに西部方面隊(西部方面総監・小川清史陸将=健軍)創隊60周年記念行事「平成27年度西部方面音楽まつり」が行われた。
 当日は公開リハーサルのあと、本公演2回に計2600名以上の聴衆が詰めかけ、九州・沖縄地区全ての陸自音楽隊(4コ)・全ての自衛太鼓隊(6コ)他、第15旅団エイサー隊・米海兵隊第3海兵機動展開部隊音楽隊(初参加)等総勢約260名の出演者による約2時間の饗宴を堪能した。
 オープニングでは西部方面音楽隊(健軍)・第4音楽隊(福岡)・第8音楽隊(北熊本)による『雅の鐘』『君が代』『行進曲 史上最大の作戦』を演奏。
 続く第1章、第2章は参加部隊のソロドリル演奏、沖縄伝統舞踊エイサー、大迫力の太鼓演奏やゲストのパート。西音は華麗なフラッグも交えた3曲のほか、地元で活動する子どもたちの童謡ユニットDOYO組の可愛い歌声ともコラボした。自衛隊の活躍を紹介したスライドを背景に第15音楽隊(那覇)が『勇者たちの夢』で重厚なドリルを魅せれば、地元熊本の8音は軽妙な『ミッションインポッシブル』で縦横に動く。九州最大の都市・福岡を担任する4音は都会的な米国オールディーズを演奏した。
 森良司西部方面音楽隊長指揮による三自衛隊の行進曲を演奏した最終章では、『大空』の途中からVMEF音楽隊が加わり、続く『海を越える握手』との曲間には森良隊長とジョシュア・ストーンVMEF音楽隊長が指揮者交代の際に満面の笑顔で固い握手を交わす場面も。VMEF音楽隊は音楽まつりの翌日、西音とともに健軍駐屯地周辺の中学、高校の吹奏楽部に対して演奏指導も行っている。日米の強い絆を改めて感じさせる音楽まつりでもあった。

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