防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
スペーサー
自衛隊ニュース   925号 (2016年2月15日発行)
-
1面 2面 3面 5面 8面 9面 10面

新たな門出を祝う 成人行事

決意を紙飛行機に込めて
〈松本駐屯地〉
 松本駐屯地(司令・平田雄嗣1陸佐)は、1月8日、駐屯地体育館において松本駐屯地成人記念行事を実施した。
 松本市副市長を始めとする多くの来賓が出席する中、駐屯地成人記念行事を挙行し、40名がめでたく20歳を迎え、彼らの新たな門出を祝福した。
 成人者代表の第102施設直接支援大隊第1直接支援隊・鈴木3陸曹は「しっかり目標を持って任務を果たし、駐屯地の伝統を継承していきたい」と成人としての意気込みを述べた。
 じ後、新成人達は4階建ての隊舎の屋上から、来賓及び駐屯地隊員約250名が見守る中、恒例の決意表明を述べ「信頼される大人になる」、「部隊に貢献できる人間になる」など自分の目標や抱負等を大声で叫び、新成人としての決意を誓った。最後に、決意をしたためた紙飛行機を屋上から全員が一斉に飛ばし、新成人としての一歩を踏み出した。
 なお、この様子はテレビ2社、新聞2社で取り上げられ、特にフジテレビ「めざまし土曜日」において詳細に報道された。

55名よ!強くあれ!
〈久居駐屯地〉
 久居駐屯地(司令・下本昭司1陸佐)は、1月8日、駐屯地体育館において平成28年久居駐屯地成人式を挙行した。来賓として津市長代理副市長・青木泰氏をはじめ各協力団体等が参列し、久居駐屯地各部隊長、各中隊長及び駐屯地隊員が見守る中、新成人55名(内女性自衛官2名)の門出を祝った。
 式典では、国歌斉唱の後、一人一人が壇上に上がり堂々とした自己紹介を行い、続いて駐屯地司令式辞、来賓祝辞、最後に新成人者代表が成人の抱負を述べた。
 駐屯地司令は、「この良き機会に、改めて自らの目標を確立し、今まで以上に失敗を恐れずに強く前向きに任務の完遂に努めてもらいたい」(要旨)と式辞を述べた。
 来賓祝辞では、青木副市長、大鷹会会長兼三重県中勢防衛協会理事・辻正敏氏から心のこもった温かい祝福の言葉が送られた。
 新成人者を代表して第3中隊・柴田大樹陸士長は、「私たちは、これから日本国の社会を支え、共に発展させる一員として認められ、責任と義務を有する立場に立つ事が出来たのは大いなる誇りであり、大いなる喜びであります。未知の世界に対する不安もぬぐえませんが、いつの日か顧みて、良くぞ歩んできたと思えるような人生を歩みたいと思います」(要旨)と力強く抱負を述べ、会場は祝福の拍手で溢れた。
 行事終了後、記念撮影、祝賀会食が行われ、会食の中で父兄会三重県支部連合会会長代理副会長・本多豊氏から激励の言葉が送られ、本管中隊の森万弥陸士長、第2普通科直接支援中隊の林将平陸士長が成人の抱負と謝辞を述べた。最後に三重県隊友会会長三石浩夫氏の万歳三唱で締めくくられ、成人者の前途を祝した。

力を合わせ大縄跳び
〈伊丹駐屯地〉
 伊丹駐屯地(司令・山内大輔陸将補)は1月13日、駐屯地隊員食堂において、伊丹市副市長及び自衛隊父兄会長等をはじめ、各部隊長、最先任上級曹長など多数の来賓を招き、駐屯地成人行事を行い新成人80名の門出を祝った。
 山内司令は式辞の中で、「本日以降、心を新たに自衛官として、また社会人として益々逞しく成長し、国民の期待が増大するこれからの時代を立派に築き、十分にその期待にこたえよ」と要望した。
 また、参加した新成人の全員が今後の抱負を発表した後、新成人代表の答辞として、第302通信直接支援隊藤田拳児3陸曹が、「部隊の一員として、成人者として多くのことを学び身につけ、それぞれが目標とするものを目指して成長します」と力強く誓いの言葉を述べた。
 式典終了後、正門西側の装備品展示会場で新成人と部隊長及び来賓と記念撮影を実施し、その後祝賀会食、大縄跳びを実施した。
 大縄跳びでは、参加した新成人者は三個チームに分かれ、太鼓の打音にあわせ、応援する来賓・部隊長等が回数を呼称する中、新成人が力を合わせ笑顔で飛び、和やかな雰囲気の中成人行事を終了した。

協力会、在日米陸軍と一丸で実施
〈座間駐屯地〉
 1月14日、座間駐屯地(駐屯地司令兼中央即応集団司令部幕僚長・豊田真1陸佐)は成人行事を実施し、新成人となった隊員の新たな門出を祝った。
 駐屯地司令、各部隊長、最先任上級曹長等のほか在日米陸軍第3部先任上級曹長や駐屯地の各協力会会長等が陪列するなか、記念会食で新成人としての抱負・決意を述べた。また、陪列者と協力してソメイヨシノの記念植樹を実施した。
 当行事は新成人に自覚を涵養する良い機会となっただけでなく、駐屯地協力会や在日米陸軍と一丸となり新成人を祝福する座間駐屯地ならではの思い出深い行事となった。

「志と覚悟」を持て
〈目達原駐屯地〉
 1月8日、目達原駐屯地(司令・神原誠司陸将補)において「平成28年駐屯地成人行事」が行われた。今年の新成人は23名で、成人者家族同席の下、駐屯地の隊員に見守られながら盛大に執り行われた。
 神原司令は、「どんな大人になりたいかを考え、自分の『志と覚悟』を持って、今後の人生を切り開き、立派な大人になってもらいたい」と式辞を述べた。
 新成人達は、檀上で元気よく決意表明し、成人として気持ちを新たにしていた。また、新成人代表の第3対戦車ヘリコプター隊の原村3陸曹が「互いに助け合うとともに常に先頭に立って任務の完遂に向け一歩また一歩と前へ向けて確実に進んでいき、国民に信頼される存在になれるよう日々の訓練に励み、仲間と切磋琢磨していきたい」と答辞を述べた。
 その後、新成人達は17トンもある重レッカー車との綱引きや祝賀会食の他、新成人と共に立派に成長するよう願いを込めて、桜の苗木を植樹した。

和やかに祝賀会食
〈板妻駐屯地〉
 板妻駐屯地(司令・白川訓通1陸佐)は1月12日、板妻駐屯地食堂において「平成27年度成人祝賀会食」を実施した。
 会食には板妻自衛隊協力会会長、静岡県自衛隊父兄会会長及び板妻駐屯地OB会長をはじめ、板妻駐屯地各部隊長、中隊長、先任上級曹長並びに日頃、新成人隊員の指導にあたっている先輩隊員が参加し、新成人隊員44名の門出を祝福した。
 白川司令から新成人隊員44名に対してお祝いの言葉が贈られ、会食後、代表者2名が新成人としての抱負を述べた。最後にOB会長の音頭による万歳三唱が行われ、霊峰富士が見下ろす中、和やかなうちに会食を終了した。
 【第4中隊 岡田士長】
 成人式を迎えることができたのは、両親をはじめ、同期、班長、小隊長、上司の皆様方が未熟な私を支えてくれたからだと思います。
 成人とは辞書によると心身が十分に成長した人のことをいい、立派な大人のことであるとあります。立派な人間とは責任と利他精神を身に付けた人だと思います。このように自分を律し、より良い自衛隊生活を送れるよう努力していきます。
 【第3直接支援中隊 増尾士長】
 成人式を迎えましたが、私は一つの通過点と考えています。社会的にも周囲の皆様が見る目も十代の若者から大人として扱われる反面、甘えは益々許されないと思います。これを機に原点に立ち返り、部隊の一員として、ひとつひとつの仕事を着実にこなしながら、一人の自衛官として、一人の人間として更に成長していきたいと思います。

思い出に残る成人式
〈国分駐屯地〉

 国分駐屯地(司令・根本正之1陸佐)は、1月7日に駐屯地成人式を実施した。今年は司令が思い出に残る成人式にしてあげようとの意向で、成人者行事(イベント)を式の前に実施した。
 全隊員が見守る中、成人者67名(女性1名含む)は、全員ハイポートで400メートルトラックを3周、続いて、80キロの隊員を各組ごと担架に乗せて約200メートル搬送し、そのまま高機動車に乗せていざ後送のはずが車がトラブルで動かなくなり、約200メートル車両を人力で押してゴールした。第1位には見事4中隊グループが入り鹿児島の銘酒を司令から受け取りニッコリ。唯一の女性自衛官は「女性一人だけだったので緊張しましたが、楽しい成人式となりました」と感想をのべていた。


NEXT →
(ヘルプ)
Copyright (C) 2001-2016 Boueihome Shinbun Inc