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自衛隊ニュース   2013年11月1日号
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戦技・戦闘能力の向上図る
航空総隊が3年ぶりに「戦競」を開催

 航空自衛隊航空総隊(司令官・中島邦祐空将)は、9月24日から10月11日の間、平成25年度航空総隊戦技競技会(戦競)を行った。
 戦競は航空総隊が出来て2年後からほぼ毎年行っている歴史ある競技会。戦闘機部隊と警戒管制部隊等がそれぞれ競技会方式で戦技を実施し、それを評価する事によって航空総隊の戦技・戦闘能力を向上させることが戦競の目的である。
 東日本大震災への対応や任務所要のため2年間行っていなかった戦競。3年振りとなる今回の競技会に参加する隊員は操縦者、整備員、兵器管制官等で、百里及び三沢基地の合計約270名。本競技会へ選手として参加する隊員の他、対抗機部隊(新田原・飛行教導隊)として参加する隊員、評価にたずさわる隊員、本競技会の運営にたずさわる隊員等を加えると、約400名の隊員が本競技会に参加することとなった。
 百里基地で行われたF—15の戦競は、天候不良のため不成立。三沢基地はF—4とF—2がそれぞれ熱戦を繰り広げ、F—4は第7空団隷下の第302飛行隊が優勝。F—2は、第8航空団隷下の第6飛行隊が優勝した。戦競に参加する戦闘機は気合いの入った塗装をする機体もある。そんな塗装機を楽しみにしているファンも多く、基地周辺にはカメラを持った多くのファンたちがあふれていた。


万博記念公園で展開手順を確認
関西初! PAC3機動展開訓練

 10月9日、航空自衛隊は大阪府吹田市にある万博記念公園でペトリオットPAC3の機動展開訓練を行った。第4高射群第14高射隊(隊長・加藤政隆2等空佐)の隊員約50名が、発射機等を搭載した車両と共に参加し迎撃態勢をとる展開手順等を確認。
 訓練終了後、加藤隊長は「今回の訓練は、関西圏の公有地における訓練としては初めてのものであり、部隊の錬成訓練を実施する上で大変貴重な機会であると同時に、効果的な訓練であると思います。今般の訓練を資として今後とも更なる精強化を目指して頑張りたい」と語った。


みんなワクワク笑顔あふれる
自衛隊記念日行事の一環「体験飛行」が入間、浜松、芦屋、築城で

 10月5日、平成25年度自衛隊記念日行事の一環である「体験飛行」が入間基地(CH—47J)・浜松基地(YS—11)・芦屋基地(CH—47J)・築城基地(CH—47J)の4ヵ所で行われた。
 一部の基地では小雨が降り始めていたが予定通り始まった。途中一時的に天候が悪化し雨が強くなったところもあったが、「雨なんかなんのその!」計画通りに「体験飛行」を実施した。
 高倍率(最高31倍)の抽選に当選した人たちは、早く乗りたくて地に足が着かず飛んでいるようだった。搭乗手続きをすることさえも非常に楽しそうで、ワクワク感が伝わってくる。
 イベントに参加した人たちは「楽しかった! また乗せて欲しい」などと笑顔で話していた。


雪月花

 アンパンマンの作者・やなせたかしさんが10月13日94歳で亡くなった。16日付けの3大全国紙も1面から始まって3ページ、4ページのスペースを割いている。漫画家の死亡記事でこんな扱いを見たのは始めてかも…出身地の高知新聞がやなせさん一色なのは当然だが。10年ほど前だった、やなせさんと同級生で筆者の親戚が高知から上京し「柳瀬に会いに行くからアポを取れ」。断られることは間違いないと思いながら事務所に電話を入れると、すぐにどうぞの返事だった。自宅と一緒のスタジオは新宿区片町、防衛省の真ん前。仕事場と応接を兼ねた部屋で二人の長老は同時入隊だった郷土連隊時代やら郷里に作ったアンパンミュージアムのことなど話は尽きなかった。筆者にも話しかけていただき「防衛省に一度入ってみたいです」とも言われた、これが実現したのか心残りに思っている。ミュージアムの事務局長は「先生は、人生は喜ばせごっこという言葉を使っていました。その思いがいつも根底にあったのでしょう」と話している(高知新聞)。こんなお人柄のやなせさんだからマスコミの扱いも特別なのかもしれない。不死身のアンパンは子どもたちの強い見方として勇気を送り続けてくれるはずだ。


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