防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2013年5月15日号
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お礼の歌声、響く
石巻市の中学生が防衛省を訪問

 5月8日、防衛省を宮城県石巻市蛇田中学校の3年生194名が訪問した。東日本大震災災害派遣に対するお礼として合唱を発表するための訪問で、防衛省講堂で隊員を前に支援へのお礼の言葉と共に、「花は咲く」「虹を架けよう」「ふるさと」の3曲が披露された。
 着席する隊員たちをやや上向き加減に真っ直ぐな瞳で見つめる生徒たち。合唱活動は彼らの入学当時に体育館に避難していた被災者を励ますために始めたものという。「石巻で自衛隊の方々が行ってくれた支援には、幾ら感謝しても足りないくらいのものがあります」、「亡くなった友達を泥だらけになっても探してくださった自衛隊の方々に心から感謝します」とは、生徒を代表してお礼を述べた角張裕哉くんの言葉。ピンと伸びた背筋、感謝の気持ちを歌声に込め精一杯に伝えようと懸命な姿は、健気さと逞しさと若さに溢れ、どの顔を見ても眩しく映った。3曲目の「ふるさと」を歌い終えた直後、講堂を埋めた隊員からは万雷の拍手が鳴り止まなかった。
 防衛省側からは、小野寺五典防衛大臣、外屋寿郎1陸佐(震災当時、船岡駐屯地の第10施設群長)から励ましの言葉があったほか、生徒には事前に明かされていなかったサプライズ演出として、音楽隊の激励演奏(陸上自衛隊中央音楽隊から隊長・武田晃1陸佐以下36名、海上自衛隊東京音楽隊から声楽の三宅由佳莉3海曹、ピアノ奏者の太田紗和子2海曹が参加)、自衛隊体育学校所属レスリング金メダリスト・小原日登美1陸尉からの励ましの言葉が生徒に贈られた。最後は音楽隊の演奏に合わせて生徒、小野寺大臣以下参加全隊員で「花は咲く」を合唱した。
 予定の行事を全て終え、隊員との集合写真に臨む生徒の表情は張り詰めた緊張から解き放たれ、あちこちに笑顔の花が咲いていた。今回の防衛省訪問は修学旅行の一環という。被災地の未来を担う子どもたちの青春の1頁に防衛省の風景が刻まれた。


「四国のために」
創隊7周年・駐屯地開設63周年
第14旅団が記念行事

 第14旅団(旅団長・永井昌弘陸将補)は、4月21日、善通寺駐屯地で14旅団創隊7周年・駐屯地開設63周年記念行事を行った。開始に先立ち祝賀飛行が行われ、海自第24航空隊のSH—60哨戒ヘリコプター3機と航自西部航空方面隊司令部支援飛行隊のT—4練習機2機が駐屯地上空を飛行した。観閲式で永井旅団長は、「四国の防衛・警備のため平成18年3月に第2混成団から第14旅団へと新編されて以来、大きく3次にわたる改編を行い旅団としての態勢を整え、今年3月には化学防護隊の増強改編を完了することができた。また、東日本大震災より過酷な被害状況が見積もられている南海トラフ巨大地震への対応について、第14旅団は四国の郷土部隊として、常に地域のために何ができるかを考え、地域とともに発展していく部隊として四国の人々のために活動しつづけなければならない」と式辞を述べた。
 その後、香川県防衛協会の協力の下、四国4県の県旗を乗せたジャパンハーレー会のサイドカー等を先頭に、隊員約1200名、車両約150両、航空機3機による観閲行進が行われ、続けて格闘展示や音楽演奏が行われた。音楽演奏では14旅団の各部隊選抜のらっぱ手と音楽隊との四国初の合同ドリルが披露された。曲目は、スウィング・ジャズの代表曲「シング・シング・シング」やネット上で話題の「女々しくて」等の4曲が演奏され、踊りやドリルを交え会場を大いに盛り上げた。その後、第14化学防護隊をはじめ第15普通科連隊、第14飛行隊及び第14戦車中隊による訓練展示が行われ、化学剤が入った爆弾を保持したテロ集団に占領された重要防護施設を奪還し地域の安全化を図るというシナリオの下、各部隊が協同作戦を披露した。午後からは装備品展示等が行われ、大人気の戦車体験搭乗には長蛇の列ができた。また広報パネル展示コーナー、模擬売店、子供広場等も大勢の来場者で賑わった。天候にも恵まれ約2万人の来場者を得て成功裡に終了した。


HOME's English Class
防衛ホーム英語教室
What did you do during the Golden Week ?
ホワッツ ディド ユー ドゥ デュアリング ザ ゴウルディン ウィーク
ゴールデンウィークは何したの?

 皆さん。お元気ですか?桜前線も東北を過ぎ、やっと北海道まで及んだようですが、例年より遅れ満開ではないようですね。花見がGWとさらにもう一回できそうな感じです。日本列島を縦断して桜の開花を追いかけながら、その地域の美味しい名物をいただく旅、そんなゆったりした企画があったら、参加してみたいですね。木々に目をやると、新緑が本当に美しい季節となりました。草花も咲き乱れています。季節をエンジョイしましょう。

 今回の表現は、"What did you do during the Golden Week?"「ゴールデンウィークは何したの?」です。単に、過去の出来事や行為を聞くときにさらっと使えて便利な表現です。過去の時間は、ひとつの時間単位であるときは、昨夜(last night)、昨日(yesterday)を使い、期間を示す場合には、duringを使います。今回はゴールデンウィークの間(during Golden week)ですね。週末は、土曜、日曜なのでduring the weekendとなります。週末や休日のことを話題にするのは話のきっかけになります。ただ、日本人は休日などのことを聞かれると事細かに説明しなくてはいけないと思いがちです。英語にならないことも多いし、英訳できても話自体が面白くない、相手にとって興味のないことでも話し続けるなんてこともあります。軽くまとめて、相手に同じ話題を振るとコミュニケーションがうまくいくこともあります。

 新年度が始まり、ゴールデンウィークも終わりました。月日の経つのは早いものですね。4月から新しい挑戦をしたかたは、これからが勝負どころ、力のいれどころです。暑くなる前に、自分の生活のリズムをしっかりと作って、目標に向かって邁進しましょう。
 楽しく陽気な心で、ストレスを溜め込まない健康な日々をお過ごしください。それではみなさん。See ya!


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