第4師団(師団長・武内誠一陸将=福岡)は、1月21日から25日、大野原演習場において「師団施設技術訓練」を実施し、師団各部隊から合わせて511名が参加した。各部隊の陣地構築能力の向上に資する目的で実施したこの訓練は、第4施設大隊(大隊長・田村竜彦2佐=大村)が担任。第4師団の各部隊からの参加者に対し、簡易監視用掩蓋掩壕及び簡易人員用掩蓋掩壕の構築を通じて、木材による掩蓋掩壕の基本的事項の徹底を図った。
訓練は当初、築城基礎及び工程管理について教育を行った後、第四施設大隊が作成した掩蓋掩壕の研修及び掩蓋掩壕の構築実習に移行した。研修では、各掩蓋掩壕の構築作業における主要結節ごとの展示掩体を用いて、構築の際の着眼を現地現物をもって教育した。その後、訓練参加者511名は各グループに分かれて施設大隊の指導員の指導を受けつつ、堅固で安全な掩蓋掩壕を構築した。 |