片岡晴彦空幕長は、ハイレベル交流の一環として、1月23日〜2月1日のスケジュールで、公式招待を受けたタイ王国、シンガポール共和国、マレーシアを相次いで訪れた。
タイ(空幕長の訪問は8年ぶり)では、国防次官、国軍副司令官、空軍司令官、スラタニ基地のタイ空軍部隊を訪問。シンガポール(同9年ぶり)では、国防大臣、国軍司令官、空軍司令官、パヤレバ基地の空軍部隊を訪問。マレーシア(同20年ぶり)では、国軍司令官、空軍司令官、バターワース基地・スバン基地の空軍部隊をそれぞれ訪問した。
いずれの訪問国も、前回の空幕長の公式訪問から期間が空いていたが、<INLINE NAME="" COPY=OFF>岡空幕長は各国の軍高官と、軍事情勢・地域情勢・相互の防衛交流等をテーマに幅広い意見交換を行い、相互理解と信頼関係の強化を図った。
また、今後、3ヵ国の空軍と航自の間で、あらゆるレベルでの防衛交流を通じ、更なる相互理解の促進と信頼関係の深化を図ることについて合意に至った。
片岡空幕長は今回の3ヵ国歴訪について、「わが国を取り巻く安全保障環境は厳しさを増していますとともに、航空自衛隊の海外における活動、訓練の機会は増加の傾向にあります。各国空軍との防衛交流の重要性は、今後一層高まるものと考えられ、各種人的交流の充実や、多国間の共同訓練への参加等を積極的に進めて参りたいと思います」などとコメントしている。 |