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自衛隊ニュース   2011年10月15日号
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一川大臣が初度視察
空自入間基地
最前線の隊員を激励

 10月5日、一川保夫防衛大臣が空自入間基地を視察した。岩崎茂空幕長や金澤博範官房長らとともに基地機能の維持管理を行う中部航空警戒管制団をはじめ、第2輸送航空隊、第1高射群などを順次回り、2輸空視察ではC-1、U-125、T-4、CH-47などの装備品の説明を受けた。視察後は訓示で、「常に緊張を強いられる任務の遂行と厳しい訓練が整斉と行われ、こうした日々の活動により、我が国の平和と安全が更に盤石なものになると確信する」と述べるとともに、隊員たちに激励の言葉をかけた。一川大臣は9月20日に海自横須賀基地、同22日には陸自練馬駐屯地をそれぞれ視察している。


自衛隊記念日行事
『体験飛行』

初めて4基地同時開催

 10月1日、自衛隊記念日行事の一環として航空自衛隊主催の「体験飛行」が行われた。
 今迄は入間基地だけでの開催だったが、今年は三沢基地、入間基地、浜松基地、那覇基地で開催。5・6倍の倍率の中、見事当選した人達は、各地で思い出に残る時間を過ごしていた。
 4基地の中で唯一YS-11の体験搭乗をした「浜松基地」。集合時間の1時間前からぞくぞくと人が集まってくる。車のナンバーは浜松のみならず、他県のものも多数見うけられる。「初めて当選しました。他の3基地はCH-47JでYS-11に乗れるのはここだけと聞き2重の喜びです」と、当選葉書を大事そうに握りしめている神奈川県から来たご夫婦。
 待ち合い場所の格納庫では、展示してあるT-4の写真を撮る人、隊員に質問をする人と様々。中には「今日渡そうと思って書いて来た」激励メッセージを隊員に渡す子どももいた。美保基地から来たYS-11がいよいよ飛び立つと、待っている人は一斉に航空機に向かって手を振っていた。
 航空機の中では、眼下の風景や室内での記念撮影に一生懸命。「ベルトをはずしていいですよ」のアナウンスと同時に全員カメラを手に立ち上がる。コックピットを覗きに行く人、シートの下を覗き込む人、緊急脱出の説明書までもが、カメラの中に納められる。民航機では少し大きく揺れると「うわぁ〜」という声が上がるが、この航空機の中では恐がる声は聞こえない、むしろ揺れを楽しんでいるようだった。
 「テレビで見た災害派遣の自衛隊員は怖そうに見えたけど、今日の隊員さんはとても優しかった」「楽しかったぁ、地図が見えた」「思ったより飛行機は小さいんだね」などと言いながら、名残惜しそうに基地から帰って行った。


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