防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2011年1月1日号
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地元イベントでアピール
富山地本
各種展示に県民の注目集まる
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 富山地本(本部長・鵜居正行1陸佐)は10月24日、富山県氷見漁港で行われた「食都(しょくのみやこ)氷見キトキト祭り」で広報活動を実施した。
 このイベントは、富山の食文化である「富山湾の幸」を広く全国にPRするために行われるお祭りで、県内はもとより北陸各県、近畿方面からも大勢の観光客が訪れる。今年も薄曇りで肌寒さを感じる気候だったが7万人が来場し、会場は新鮮な富山湾の幸を求める観光客で大盛況となった。
 富山地本は広報ブースを展開し、第382施設中隊から協力を受けた81式架柱橋の展示や自衛隊の活動を紹介する写真展示、自衛隊紙飛行機、ぬりえ、ミニ制服試着などを行った。特に、氷見市出身の漫画家・藤子不二雄タ氏の代表作「忍者ハットリくん」と自衛隊キャラクターの「ピクルス王子」が一緒に記念撮影するなど、珍しい組み合わせに多くの人が訪れ地本ブースは大いに賑わった。また、海自舞鶴音楽隊が会場内を演奏パレードし、沿道の観衆から大きな声援を受けるとともに、特設会場で演奏会を催してイベントを盛り上げた。
 富山地本では「広く県民に自衛隊を知ってもらおうとPR活動に努めているところであり、このお祭りを通じて多くの方々に自衛隊への関心を持ってもらえた」としている。

東北方音楽隊
演奏会を支援
岩手地本
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 岩手地本(本部長・高橋俊哉1陸佐)は11月3日、八幡平市演奏会実行委員会主催の「八幡平市民ふれあいコンサート」を支援した。
 演奏会は、同市の総合運動公園体育館で開催され、東北方面音楽隊が2010年全日本吹奏楽コンクール課題曲「オーディナリー・マーチ」や「ディズニー・メドレー」などを披露した。なかでも、櫻田3曹・大塚士長が歌った「また君に恋してる」は、1200人の観客から拍手喝采を受け、大いに盛り上がった。
 また当日は、演奏会に併せて、盛岡募集案内所が災害派遣活動の広報写真展示会などの広報活動を行った。

東大で本部長講話
東京地本
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 東京地方協力本部長の小川清史陸将補が11月17日、東京大学校舎で東大工学部4年生250名に対し、講義を行った。講話は「軍事革命と科学技術」と題して、文明の発展と兵器の変革、現代戦の様相、将来の戦闘などについて解説。現職自衛官の講義があると聞きつけた学生が多数詰めかけたため、立ち見の学生が出るほどの盛況振りだった。
 講義中、小川本部長が「自衛隊、安全保障について興味がある者」との呼びかけに約20人が手を挙げ、また途中、過去の戦術と現代の戦術を説明する際に、これら学生10人を壇上に招き、学生一人ひとりを仮想の役に見立て壇上に配置し、戦術等の一端を視覚的に説明した。講義を受けている学生達からは「分かりやすい」と好評を得た。
 約90分の講義の後、質疑応答に移り、学生から日本を取り巻く安全保障政策、自衛隊の現況に対する質問が数多く出され、ひとつずつ丁寧に答えているうちに終了時間を迎えた。質疑応答後も数名の学生が聞き足りなかった質問をするために本部長に駆け寄り、さらに15分あまり応対するという一幕もあるなど、東大生の防衛、安全保障に対する関心の高さがうかがえた。
 東京地本では「今回のような大学での講義等の機会を通じ、募集基盤の拡充、防衛に関する理解の拡大に努めていく」としている。

即自雇用企業主が射撃等の訓練見学
愛知地本
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 愛知地本(本部長・小林秀人1陸佐)は11月21日、即応予備自衛官雇用企業主等5社5名を招き、豊川駐屯地と愛知県高山射場で第49普通科連隊による連隊集中訓練の見学を実施した。
 参加者は、はじめに豊川駐屯地で連隊長から概要説明を受け、その中で訓練で学んだ救急法により人命救助した即応予備自衛官の話を聞き感心した様子を見せた。その後、野外炊事コンテストで審査員として参加。いずれも甲乙つけがたい味に舌鼓を打ちながら、参加者同士でも評価の話で盛り上がるなど打ち解けていた。また、初めて見る炊事車に興味津々で、「雨が降った時はどうするのか」「一度に何人分の炊飯ができるのか」などの質問が相次いだ。続いて高山射場において、小火器射撃競技会を見学した。参加者は、当初射場の雰囲気に圧倒されながらも自社隊員の射撃では、双眼鏡を握り締め、食い入るように的の弾痕を見つめていた。また、射撃を終えた社員との面談では射撃成果の話や訓練の労をねぎらっていた。参加者は初めて踏み入れた射場での緊張感ある射場と即応予備自衛官である社員の頼もしさを実感したようだった。
 愛知地本は、今後もこのような見学を引き続き行って即応予備自衛官及び雇用企業のさらなる獲得・拡大に努めていくとしている。


企業説明会開く
長崎地本
29社参加、高い評価得る
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 長崎地本(本部長・森川一朗1海佐)は10月19日、(財団法人援護協会福岡支部との共催で「平成22年度任期制隊員合同企業説明会」を大村市コミュニティセンターで開催した。
 今年度は保安・警備や操縦手など様々な職種の県内外企業29社が参加し、自衛隊側からは来年の3、4月頃に任期満了し長崎県内へ就職を希望する任期制隊員57名(陸自33名、海自23名、空自1名)が説明会に臨んだ。
 会場では、任期制隊員が企業担当者からの説明を真剣に聞いたり具体的な質問をするなど積極的にアピールする姿が見られた。参加企業からは隊員の印象として「礼儀正しい」など高い評価を受けた一方、「具体的な希望が決まっていない」「質問が少ない」といった厳しい意見もあった。説明会については「今後も参加したい」との声が聞かれたほか、「予定時間になっても時間が足りない」という担当者もおり、有意義で盛会なものとなった。
 長崎地本では、「この説明会の結果を参考に県内各協力企業との連携を更に密にしながら就職援護活動を行い、隊員の希望に沿った就職援護ができるよう努力していく」と話している。


国民保護実動訓練に関係機関100名参加
鹿児島地本
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 鹿児島地本(本部長・福永賢太郎1海佐)は11月18日、JR鹿児島中央駅で実施された鹿児島県主催の国民保護実動訓練に参加した。県は平成18年に国民保護計画策定後、図上訓練と実動訓練を隔年ごとに実施しており、実動訓練の実施は2回目。陸自第12普通科連隊、鹿児島地本をはじめ、県警や消防などの関係機関12機関や県の災害派遣医療チーム(DMAT)ら約100名が参加した。
 今回の訓練の特性として、平成23年3月に九州新幹線全線開業を目前に控えていることから、駅における緊急事態に対する関係機関の対応要領の確認と相互連携を図ることを狙いとするものであり、「JR鹿児島中央駅構内において化学物資が散布され、利用者が被災し、さらに時限式爆発物が発見された」との想定で実施された。
 訓練内容は、消防による救出・救護、DMATによる応急処置、自衛隊による除染活動、警察による不審物の撤去、被疑者制圧などで、訓練会場では緊迫感が漂う中、各機関の参加者が相互に連携要領を確認した。

陸自高等工科学校を研修
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 自衛隊生徒制度の変更に伴い、今年度から新たなスタートを切った陸上自衛隊高等工科学校で11月、学校関係者や受験予定者等の研修が行われた。参加者は同校の教育内容や施設などの説明を受けたほか、少年工科学校から続く「明朗闊達」「質実剛健」「科学精神」の校風を肌で感じた。
秋田地本
 秋田地本(本部長・太田久雄1空佐)では11月28日、受験予定者及びその父兄を対象とする研修を支援した。
 この研修は高工校が主催し、同校の受験を控える中学生等が全国から一堂に会して行われ、秋田地本からは広報官2名が受験予定者2名とその父兄1名を引率した。研修日当日は天候に恵まれ、研修は同校の計画に則って学校の概要説明や構内見学などを行い、始終和やかな雰囲気のもとで進められた。秋田地本の広報官が引率した生徒と父兄は概要説明に興味深く耳を傾け、制服姿の凛々しい先輩達に接し感激した様子。同校には秋田県出身の先輩も在籍していることから、「次は自分があの制服に袖を通せるように」と話し、合格への意欲を強くしていた。
 秋田地本は、「この研修で受験予定者及びその家族の不安を払拭し、同校の魅力を知ってもらうとともに、受験への意思固めができた」としている。
佐賀地本
 佐賀地本(本部長・海和干城事務官)は11月18日、中学校校長等の研修を行い、佐賀県内の学校校長ら7名が参加した。
 参加者は高工校へ到着後、はじめに高工校広報・山田教官から「技術的な識能を有し、知徳体を兼ね備えた伸展性ある陸上自衛官としてふさわしい人材を育成する」という同校の理念をはじめ、学校の沿革、教育内容、クラブ活動、ボランティア活動、生徒舎生活、年間行事、卒業後の進路についての説明を受けた。その後、生徒達の授業風景を見学。彼らの節度ある授業態度に接し先生達は感激していた。その後、生徒舎を研修したがきちんと整頓された室内やロッカー内を見て「素晴らしいですね」との声も聞かれた。また、佐賀県出身の内田生徒(3学年)が銃剣道クラブ活動の案内をしたが、出身校の先生は生徒との久しぶりの再会とその成長ぶりに喜んでいた。
 佐賀地本では、「中学校教諭等の高等工科学校研修を通じ、同校への理解促進を図り組織的募集を推進するとともに新制度を普及し、より多くの生徒受験者の獲得を目指す」としている。

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