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自衛隊ニュース   2010年8月1日号
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西日本集中豪雨被害で災派
陸海部隊が行方不明者捜索・給水支援活動など実施
群馬、岐阜、島根、広島で死者・不明者15人
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 7月14日から17日にかけて、梅雨末期の梅雨前線が活発化、西日本を中心に局地的豪雨に見舞われた。土砂崩れや川の氾濫などで死者・行方不明者は、群馬、岐阜、島根、広島の各県で15人となっている。
 15日午前8時、山口県知事から災害派遣要請を受けた海自小月教育航空群司令はすぐさま同群の人員、車両を下関地区に派遣、孤立住民の捜索・救助(土砂・瓦礫の除去)にあたった。また、山陽小野田地区では陸自17普連とともに断水した住民のために給水支援を行った。
 18日の撤収までに給水した量は200トン以上に達した。
 翌16日午前5時10分、岐阜県八百津(やおつ)町の行方不明者捜索のため、岐阜県知事が第10師団長に災害派遣を要請した。同師団35普連隊員はすぐさま守山駐屯地を出発、連日の大雨による土砂崩れで家屋が倒壊した現場に到着した。約210名の隊員が24時間体制で捜索活動を継続した結果、午後9時7分、行方不明者の遺体が発見され、部隊は撤収した。
 同16日、広島県庄原市で、豪雨のため複数箇所の家屋が土石流で倒壊、住民が孤立化し、避難が必要となったため、午後7時10分、広島県知事が第13旅団長に人命救助に係わる災害派遣を要請した。同旅団46普連(海田市)・13飛隊(防府)はすぐさま駐屯地を出発、翌17日早朝から捜索活動を開始した。19日午後5時の撤収までの派遣規模は、人員延べ約390名、車両約90両、航空機約4機にのぼった。

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