防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
スペーサー
自衛隊ニュース   2010年1月1日号
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寄せ書き
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自衛隊まつりを鑑賞して
株式会社オータ 丹野愛美
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 今回、自衛隊音楽まつりを観る機会に恵まれ、さっそく会社の上司と部下の4名で東京の武道館に行ってまいりました。
 迫力ある演奏と機敏な動作、よく揃った隊形移動が美しく、一同目を奪われ、中でも陸・海・空揃っての演奏は力強さと繊細な調和を併せ持った、まさに今年度のテーマ「翔けぬける躍動、響きあう志」にふさわしい素晴らしさで、深く印象に残っています。
 このような素晴らしい演奏をすることができるのも強い精神力、体力、集中力を日頃から訓練されている自衛官だからこそだと感心する一方、こういう方々が、弊社に入社されれば能力を十二分に発揮し、活躍していただけると確信致しました。これからも、微力ではありますが自衛隊の活動に支援を行ってまいります。
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年男の抱負
宮崎地方協力本部  陸曹長 坂元成止
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 新年あけましておめでとうございます。
 今年も、都城地域事務所での募集の仕事ができることが、私にとって一番の幸せです。特に、一般や高校生の志願者で、合格すれすれの子達が、2次合格した時ほど嬉しいことはありません。毎年入隊後には、教育隊で辞めたいという子が必ずいて、携帯電話を片時も離さずピリピリしますが、その子と保護者の間に立って意思の疎通を図り、前向きに考えていけるように励ましています。
 今年も常にアンテナを高く上げ、足で稼ぐ自分の現場へと出て行きます。そのためにも、常に体を鍛え、人との和を大切にし、色々なことを吸収して精進したいと思います。
 気合を入れて募集を頑張るぞ!
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新成人としての抱負
東北方面後方支援隊(八戸) 1陸士 久保真悦
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 私は今年10月に20歳となり成人式を迎えることになりました。ほんの1年数ヶ月前は、学生で親に何から何まで助けてもらっていた自分が成人となってもいいのかという不安な気持ちでいっぱいです。
 しかし、成人となったからには自分の思いにかかわらず周囲からの目というのは一成人者としてしか見られないので、自分の行動にはしっかりと責任を持ち、周りに迷惑をかけないようにしていきたいと思います。
 そして、これからの目標は、今まで迷惑ばかりかけてきた両親に親孝行することです。そのためには、自衛官として早く一人前になることだと思います。部隊配属1年余り、ようやく生活・勤務環境にも馴染んできたので、これからは努力を怠ることなく一日一日を大切にし、自身の能力向上に努めていきたいと思います。それが親孝行につながると信じています。
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年男…今年の目標
第25普通科連隊(遠軽)2陸曹 長岡弘樹
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 「年男…もうそんな歳になってしまったのか」と改めて感じるとともに、去年は何も考えずに無我夢中で仕事をしてきたような感じがします。
 去年の7月に曹友会事務局長に上番し、各行事等を一生懸命やってきましたが、仕事に専念できたのも妻のおかげです。家庭のことは全て妻に任せっきりでしたので、妻にはかなり苦労をかけたと思います。
 そこで今年の目標を2つ。1つ目は、今年も自分の任務(曹友会活動)を理解し、他駐屯地交流や地域交流、駐屯地行事などを大切にするとともに全力で取り組むこと。2つ目は家族孝行することです。
 家庭環境がしっかり出来ていればこそ安心して仕事に集中することが出来るので、今年は特に家族を大切にしていきます。
 以上、2つの抱負を述べましたが、一歩一歩着実にその目標を達成できるよう、努力していきたいと思います。
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相撲場所を支援して
第2施設群(飯塚) 2陸尉 森下史康
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 我が第2施設群(群長・立野昭二1佐)は12月7日〜9日の間、福岡県直方市において開催された大相撲地方巡業「直方場所」において、土俵づくり、テント設営等を支援した。
 「直方場所」は、筑豊出身力士大関魁皇関の出身地である福岡県直方市において、相撲文化の継承と地域のスポーツ振興、そして地域活性化に寄与することを目的として開催された。このような中、飯塚駐屯地も積極的に支援することとなった。
 支援部隊を指揮することとなった私は、迷彩服を着た自衛隊員を見る機会の少ない直方市民(直方市は飯塚駐屯地が所在する飯塚市に隣接する市)にとって、我々第2施設群の支援光景が、多くの市民の自衛隊に対するイメージそのものになるであろうと思い、我々の行動に妥協は許されないと考えた。そこで私が着意したのは以下の五点である。
 第一点は、「規律」である。出発前に正しい服装を厳守するように徹底した。また作業開始にあたり整列して確実な作業指示をした後、班長に部隊を掌握させて作業を実施させた。時間の統制や喫煙規律にも留意した。
 第二点は、礼儀である。体育館においては、多くのボランティアや主催団体の人たちと共同で作業するので、彼らに対する挨拶の徹底、規律ある行動等に注意を払った。
 第三点は、作業の効率性である。所掌毎に人員を適切に配分するとともに、作業の進捗状況により人員を再配置する等、臨機の対応に努めた。
 第四点は、安全管理である。安全係の確実な明示と、駐屯地出発前及び現場での作業開始前の安全教育により安全を確立した。
 第五点は、施設科部隊らしい作業の実施である。土俵づくりではショベル・ドハ打ち等を使用する土工作業が主体である。隊員には地下足袋を履かせ、日頃の訓練成果を十分発揮させ効率的に実施した。
 我々は、市民及び主催団体等に対して、第2施設群の練度を遺憾なく示すことができ、かつ隊員も充実した支援を実施できたものと思う。結果、飯塚駐屯地としても、この直方場所に積極的に協力して、「地域とともにある駐屯地」をアピールできた。

「頑張っています」新しい職場
活躍するOB  シリーズ
九電産業(株) 永吉幸仁
永吉氏は平成19年11月、第8師団第8施設大隊を2陸尉で定年退職。55歳
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 私は、平成19年11月に自衛隊を定年退職し、鹿児島県薩摩川内市に在る川内原子力発電所内の九電産業株式会社に再就職して、専属消防隊本部に勤務しています。
 専属消防隊は、平成19年7月16日の新潟県中越沖地震により発生した、柏崎刈羽原子力発電所の火災を教訓に、原子力発電所の消防体制の強化を目的に、平成19年12月に新設編成された防災機関です。
 編成は、一般公募により消防や自衛隊OBから採用された、防災グループ長以下総勢20名で編成されています。装備は、化学消防車と小型動力ポンプ付水槽車の2台です。勤務形態は、昼夜間の2交代勤務です。主な職務は、化学車とポンプ車の操縦及び機関操作員として勤務しています。
 入社して、12月から2月までの3ヶ月間は、所内においてホースの担ぎ方、展張・延長、接続の要領、筒先の保持等の基本動作、鹿児島県消防学校でのポンプ運用、火災防御、実放水訓練、消火活動時の心構え等1泊2日の研修、そして薩摩川内市内の西部消防署での消防車の機関操作、放水訓練、消火活動時の隊員相互間の連絡・連携等、消防の基本・基礎をみっちり学びました。
 消防には、自衛隊との共通点が幾つかあり、その1つが規律訓練です。自衛隊の基本教練に該当します。しかし、その動作には異なる点も有り、なかなか順応できず苦労しました。特に、「不動の姿勢」の手は、消防は指先を伸ばし、「右へならえ」のあげる手は右手等の違いに、今でも自衛隊の動作が自然に出る時があり、苦笑いしています。
 日常の業務は、発電所内での火災を想定した現場対処訓練、警防調査、消火設備の点検、構内巡視、救急法・救助法訓練、帳票等の整理を実施しています。また、有事(火災・救急等)の際、躊躇遅滞なく対処できるように、月に1回、薩摩川内市消防局と、あらゆる状況を想定した消防訓練、急病人の救急救命処置、事故による負傷者の応急手当等の訓練を実施しています。
 これからも、恵まれた職場環境と良き上司、信頼できる同僚と苦楽を共にし、職務の技量向上と知識の習得に日々邁進していきたいと思います。


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