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   2007年1月1日号
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地元まつりで自衛隊をアピール
住民と触れ合い交流深める
《京都地本》
 京都地本(本部長・小森一生1陸佐)は府内の祭りで自衛隊コーナーを設置し広報活動を行った。
 11月12日、木津町「木の津まつり」に参加、この祭りは例年木津町の産業祭、文化祭、環境まつり及び健康まつりの同時開催として、木津町中央体育館とその周辺の特設会場で行われる。地本は3年続けて南極の氷を町に贈呈、町環境課に「南極の氷体験学習会」を実施するなど日頃から密接に連携を図っている。
 当日は秋晴れの絶好のコンディションのなか、約2万人の来場者で賑わった。地本の参加は3回目。自衛隊コーナーとしてミニ制服着せ替えコーナーと合わせて装備品展示を行い、会場の展示ブースは子供たちや家族連れで大いに賑わった。今回の装備品展示では、第3師団司令部付隊(千僧)から指揮通信車と第7施設群(大久保)の支援による偵察用バイクをテント前に設置。子供用ミニ制服や迷彩服に着替えたチビッコ達の絶好の撮影スポットとして人気を博した。
 特に、自衛隊に接する機会の少ない相良郡地域で日頃目にすることの少ない装備品展示は、車両についての質問が殺到し、支援部隊の隊員も対応に追われる一日となった。地元町長、助役等から激励もあり、広報員も地域の人たちと交流するなど自衛隊の存在を大きく示した。
 11月19日には約1万2000人の来場者を集めた精華町「せいか祭り」に参加した。警察・消防コーナーとともに自衛隊コーナーを開設し、地域住民と触れ合う中で自衛隊をPR。特に地本の73式小型トラックも多くの観客を集めた。
 地本では、一連の祭りへの参加で部隊と一体となり、地域住民に対し自衛隊の存在を広くアピールすることが出来た、としている。

総合的な学習を支援
高校生の志願意欲向上図る
《神奈川》
 神奈川地本(本部長・酒井良文1海佐)は11月13日、高校生の総合学習を支援した。
 今回は泉高校と岡津高校合同の1年生240人に対し、「職業人インタビュー」の授業として、自衛官、警察官、消防士の公務員のほか、ミュージシャン、声優、アナウンサー、イベント企画等の芸能関係、漫画家、デザイナー、イラストレーター等の芸術関係、調理師など20種の職業人が一同に会した。
 総合学習の支援にあたり、神奈川地本からは本部の兵田陸士長をはじめ、上大岡募集案内所から西谷2海曹、藤井2空曹、山本3陸曹が参加した。
 インタビューでは、自衛隊に興味のある生徒ということで「陸海空自衛隊の仕事内容は?」「自衛官になって良かったことは?」「自衛官のやり甲斐は?」「どうしたら自衛官になれるのですか?」などの質問がされた。回答者は自衛隊の専門用語を使わないように丁寧に説明した。特に、中越地震での被災地への物資空輸や三宅島噴火に伴う情報収集等災害派遣で活動した話には、生徒は目を輝かせながら真剣に聞いていた。
 また、女子生徒からは、兵田士長に対し、「男性の多い中で勤務して困ることは何ですか?また、自衛隊では女性は結婚しても仕事は続けられますか?」との女性特有の質問もされた。
 参加した生徒たちからは「日頃聞くことができない生の声が聞けて本当によかった」「また機会があったら話を聞きたい」との言葉も聞かれ、総合学習の時間は終わった。
 神奈川地本では、今後も機会を捉え青少年や保護者を対象とした部隊見学等を実施し、自衛隊に対する理解と将来的な志願意欲の向上に努める、としている。

薬学部対象の説明会
ブースは学生で大盛況に
《千葉地本》
 千葉地本(本部長・益子光久1海佐)は12月2日、日本大学薬学部の3年生と大学院生約200名を対象に行われた「企業説明会」で広報活動を実施した。
 企業説明会には、日本を代表する製薬企業、調剤薬局及びドラッグストア等約100社の人事担当者が訪れ、個別ブースで学生と直接面接してそれぞれの企業説明を行い、学生の就職活動の一助となることを目的に開催された。自衛隊ブースは開始から熱心な学生たちが集まり、1回30分の説明会を6回実施し、約30人の学生に対して自衛隊の任務や活動状況と薬剤科幹部候補生についての説明を行った。 学生は特に身体検査合格基準や幹部候補生学校での生活などについて質問し、自衛隊の広報ビデオに対して自衛隊への興味を抱いていた。説明会終了後は「自衛隊に対するイメージが変わった」「進路の一つとして考えたい」との意見が見られ、受験意欲の向上に多大な成果を上げた。

中学校教諭等の募集連絡会議を開催
《宮崎地本》
 宮崎地本(本部長・宇都定史1空佐)は11月30日、都城駐屯地で中学校教諭等との募集連絡会議を行った(写真)。
 この会議は、自衛隊に対する理解と募集協力意識の向上を図るとともに、総合学習の参考になればとの目的から一昨年より実施しているもの。参加者は中学校教諭7名と町教育委員会学校教育課主任1名。
 はじめに募集課長の挨拶、そして募集班長が陸海空自衛隊の概要、自衛隊生徒の説明及び改編等について説明を行った。質疑応答では、「少年工科学校入学後の職種はどのようなものがあるのか」など自衛隊生徒についての質問が大半で、関心の高さが伺われた。
 昼食と懇談会後には部隊研修が行われ、人命救助システムの説明と資料館の見学、イラク復興支援活動で活躍した軽装甲機動車の試乗が行われた。特に軽装甲機動車の試乗は好評で、「普通車のように静かで乗り心地も良かった」といった感想が出た。

父兄会の研修支援
《香川地本》
 香川地本(本部長・溝越正信1陸佐)は11月22日、国分台演習場で第14旅団基本・基礎動作競技会の父兄会会員等による研修を支援した。今回の研修には、四国4県から100名を超える研修者が参加して激走する隊員に熱い声援を送った。
 競技は午前7時に第1グループ4チームがスタート、15分間隔で32のチームが発走し、それぞれのタイムを競うもので、武装した隊員が演習場内の約5キロのコースをめぐる。途中に用意された射撃や手りゅう弾投擲、担架搬送などの難関を各チーム7名が一丸となって突破していった。
 研修参加者は沿道から声をからし、大きな声援を送った。ある父兄は「厳しい戦いに挑むわが子のたくましい姿を確認できてよかった」と感想を述べた。

県知事に白書説明
《山梨》
 山梨地本(本部長・齋藤英明1陸佐)は11月13日、山梨県庁を訪れ、山本栄彦県知事に対して防衛白書の配布説明を行った。
 今年の白書説明は齋藤本部長のほか、国民保護・災害対策連絡調整官の野口事務官も同席して行われた。説明の席で山本県知事は先般の「北朝鮮のミサイル発射」の件について触れ、ミサイルの射程等について質問するなど非常に高い関心を見せ、それに対し齋藤本部長は「各自治体や国民の間でもっと防衛問題について議論し、より深く理解して頂きたい」と説明した。また、山本知事は国民保護や災害対策など県として安心安全な街づくりを目指しているので協力を頂きたいと要望した。
 山梨地本は、今回の白書説明において県との「共通の認識」が確認できたことは成果であり、今後も県との緊密な関係を保ちつつ更なる連携の強化を目指す、としている。 

一般幹部候補生合格者
職場体験など研修
《大阪》
 大阪地本(本部長・河村仁陸将補)は11月17、18の両日、一般幹部候補生合格者8名(陸2名、海6名)に対し、市ヶ谷台ツアー、職場体験、自衛隊音楽まつりなどの研修を行った。
 市ヶ谷到着後、18階展望レストランで合格者と同じ大学出身者である幹部自衛官との会食を実施した。その後の市ヶ谷台ツアーでは音楽まつり期間中ということもあり、大勢の自衛隊関係者と一緒に見学、メインである東京裁判が行われた市ヶ谷記念館では建物から脈々と伝わってくる歴史の息吹と数多くの先人の遺品に深く感銘を受けていた。次に幕僚監部の職場見学。陸海それぞれに分かれて受けた説明は、予定時間を超える熱の入った内容になった。2日目の自衛隊音楽まつりでは、溌剌とした演奏や体中を振動させる自衛太鼓の迫力あるサウンドに聞き入るとともに現役自衛官の凛々しい制服姿に未来の自分を重ね、合格者たちも熱い拍手を送った。
 今回の研修を終え合格者からは、「想像していたよりずっと気さくで話しやすい雰囲気の中で仕事をしていることが分かった」「同じ大学出身者の先輩が活躍している姿を見て安心した」などの声が聞かれた。

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