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   2006年12月15日号
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海上補給700回達成
海自インド洋派遣部隊
齋藤統幕長がテレビ電話で現地隊員激励
 テロ対策特別措置法に基づき平成13年12月からインド洋で米国など各国艦艇に補給活動を続けている海自艦艇が11月27日、洋上補給700回を達成した。これまでの補給実績は、艦船用燃料46万キロリットル、水5140トン、艦艇搭載ヘリコプター用燃料830キロリットルで、延べ派遣隊員数は約1万300名、延べ派遣隻数は護衛艦等37隻、補給艦18隻にのぼっている。補給活動700回を達成した翌28日、齋藤隆統幕長は吉川榮治海幕長、泉一成統幕副長をはじめ統幕、海幕の高級幹部らとともに統幕大会議室で、派遣海上支援部隊指揮官の第8護衛隊司令・杉原耕二1佐とテレビ電話を通じて懇談した(写真)。補給艦「ましゅう」の杉原1佐がスクリーンに映し出され、700回達成を報告したあと、齋藤統幕長が5カ月間の厳しい環境下での任務の労をねぎらいながら「健康に留意し、最後まで気を緩めず任務を全うするよう」要望した。杉原1佐から700回達成時のエピソードなどが披露され、最後に吉川海幕長が同様に「気を緩めず最後まで頑張るよう」激励した。

陸自、米陸軍と実動訓練
《ハワイ》
戦術・戦闘能力の向上図る
 陸上自衛隊は10月24日から11月27日までの間、米国ハワイ州スコーフィールド・バラックスで米陸軍と実動訓練を実施した。
 この訓練は、多様な事態に即応するため、効果的な訓練施設などを備えている米国に部隊を派遣して、経験豊富な米軍からノウハウを吸収し、戦術・戦闘能力の向上を図ることを目的としたもので、担任官は東部方面総監の澤山正一陸将。実施部隊は、陸自が第1普通科連隊の1コ普通科中隊基幹、米陸軍が第29独立歩兵旅団第2―229大隊で、人員179名、装備・火器(▽5・56ミリ機関銃MINIMI▽89式5・56ミリ小銃▽9ミリ拳銃▽対人狙撃銃▽84ミリ無反動砲▽87式対戦車誘導弾発射装置▽81ミリ迫撃砲▽12・7ミリ重機関銃)、車両(▽高機動車▽73式小型トラック▽73式大型トラック)をもって、市街地を含む地域戦闘を演練した。(写真は全て居住区や屋外で、米陸軍とともに実戦さながらに敵の掃討作戦を実施する陸自隊員)

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